「自分が面白ければよかった」“資質”問われる加害教員、複数教員も被害を知りながら“放置”の異常事態

AbemaTIMES

2019/10/10 11:00



 9日、神戸市の神戸市立東須磨小学校で起きた教師間のいじめ問題で、仁王美貴校長らが会見を行った。校長は被害教員から受け取ったという複数の手紙の内容に言及し、「驚くものばかりだった」と涙ながらに謝罪する場面も見られたが、その一方で異常な教育現場の実態も浮き彫りになった。

会見の中で仁王校長は加害教員となった4人のうち、2人が昨年度と今年度のいじめ対策(生徒指導)担当者であることを明かした。いじめを防ぐ側の立場の教員が加害者になったことについて「本校で起きた様々な生徒指導事案に対しては、担任や学年と共に解決に当たっていた。今回の行為が子どもに対して教えたり、教育したりしていたことと全く違っていたことに対して遺憾に思う」と話す一方、「先生の指導していたことは一体何だったのか? と思わせてしまったことに対して本当に申し訳ない」と子どもたちに謝罪した。

そんな仁王校長の思いとは裏腹に「自分が面白ければよかった」と話した加害教員がいることも会見の中で語られた。「今後、東須磨小学校で教鞭をとることは無い」とされた4人の加害教員は10月1日から出勤しておらず、教壇には立っていない。今回の件を受けて保護者からは「他の学校であっても教壇に立つことが許されるのか」という厳しい意見も寄せられているというが、今後の具体的な処分や対応は明らかにされなかった。

問題は加害教員にとどまらない。今年9月時点で、平成30年度、31年度に在籍している全教職員に対して被害教員から訴えのあった行為を見たこと、聞いたことはあるかという聞き取り調査が行われている。複数の教員から「見たことがある」という回答があったにもかかわらず、問題が見過ごされ、放置されていたこと自体も問題だ。

「教員が“第三者”になっていたことに対して『なぜ言えなかったのか。どうすればよかったのかということについてしっかりと考え、子どもたちに話せるようになりましょう』と伝えた。これをしっかり子どもに対して話すことができないと、新しいスタートを切ることはできない。本来であれば昨年度、このことについて気が付いていなければいけないのだが」と仁王校長は無念さをにじませた。

(C)AbemaTV

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