TVアニメ『 グランベルム 』最終話「世界で唯一のふたりのために」【感想コラム】

あにぶ

2019/10/8 15:13

このページの目次

1 TVアニメ『 グランベルム 』 最終話「世界で唯一のふたりのために」   2 水晶vs新月、完全決着3 魔力を消すということ4 ロボアニメとしての王道的な最終回5 グランベルム の各話を振り返りチェック!■TVアニメ『 グランベルム 』 最終話「世界で唯一のふたりのために」

画像引用元:(C) ProjectGRANBELM

遂に2人になった“ グランベルム ”。

人の騎体は、限界を超え激突するが、戦いの衝撃に耐え切れず、その機能を停止してしまう2騎。

生身となった新月と水晶は尚も戦いを続行するが、次第に新月は追い詰められてしまう。

絶体絶命の新月の前に現れたのは、消滅したはずの満月だった…。

■水晶vs新月、完全決着

画像引用元:(C) ProjectGRANBELM

「全て予め決められていたものだというなら。ここまで私が、導かれたのだとしたらあなたの目的は何?私に何をさせたいというの?マギアコナトス…全ての魔力よ!」

家族だったアンナとも殺し合いをさせ、友達だった満月も失い本当に独りになってしまった新月。

1体1となった状況で対峙する水晶と新月。

「どこから攻撃してくるのか、どこに撃てば当たるのか…見えなくても見えている。ヴィオラカッツェが体になっている」

「脳が…世界を捉える!」

いよいよ魔術師として、完全に覚醒した新月。

「それが魔力。魔術師となり真の魔力を手にした時の感覚。世界の全てが見える、世界の全てを操れる。マギアコナトスが与えているの今まで以上の魔力を、あなたに」

画像引用元:(C) ProjectGRANBELM

いや…まるでニュータイプ。

というかガンダムのパロディ多いな…。

お互いのアルマノクスが、激しくぶつかり合い、機体が壊れていくほどの壮絶な戦い。

「あなたたちは魔術師に辿り着けなかった。みんなギリギリのところで、最後の最後で壊れてしまう。マギアコナトスのその魔力を目の当たりにした途端、動揺し、乱れ、力を持つことに恐怖し、そして壊れていく」

1000年という途方もないときをグランベルムに捧げてきた水晶は、それでもなおプリンセプスの魔女が誕生しないのは、魔術師たちがその重圧に耐えれることがなく壊れていくからだと語る。

画像引用元:(C) ProjectGRANBELM

「そして最後には皆言うの…平穏平穏平穏って」

平穏や安寧を求める人間に魔術師たる資格などないという水晶は、力こそが全てなのだと、魔力という純然たる力こそが全てなのだと言い放つ。

その時、マギアコナトスの魔力にふれ思念体となった満月が現れる。

「人は世界を好きにできる力を作り出しながら平穏の為にそれを封印した。

それはとても美しいこと。その知恵があることは…その心があることは、とても素晴らしいこと!」

ならば、なぜ人間はマギアコナトスの魔力に触れ魔術師になりたがるのか…。

だからこそ新月は、魔力を失くそうとしているのだと。

満月が新月の人形ならば…満月の叫びは、新月の心の叫び。

「ゆるぎない決意だ。迷うことなき選択だ。魔力を未来永劫消し去る!」

その強い思いに反応するように、新月の新たなアルマノクスが誕生する。

「私と新月ちゃんの想いが形になったアルマノクス」

主人公機体の最終フォーム。ロボットアニメで一番熱い瞬間。さらにそこからのOPのBGMというおまけつき!!熱くないわけがない!!

必死にファンネルを展開して抵抗するもことごとく潰される水晶。

「魔術師になるのは……」

あなたは私には勝てない。かつてアンナに言い放った言葉を水晶にぶつける新月。

ついに、新月のその刃が水晶のアルマノクスを…水晶を貫く。長かった水晶との決着。

しかし、水晶は最期の刹那。言葉を残す。

「しかし、お前は消せない…最後に必ず…お前は…お前自身を…裏切る

それが人間だからだ

その水晶の左手は人間のそれとは明らかに違うものだった。

■魔力を消すということ

水晶との最後の戦いに勝利し、最後の一人となった新月は導かれるようにマギアコナトスの下へと向かう。

その道中で、アンナ、九音、水晶。さまざまな思念体が新月の思いを揺さぶりにかかるが、揺るぎない決意を持った新月は決して動じない。

魔力を消すということは、これまでの記憶はもちろん。グランベルムで消えていったものたちの存在そのものを否定してしまうこと。

「魔力が失くなればあなた自身の存在も危うくなる。魔術師として手にした魔力を自ら手放すということはそういうこと。誰もあなたを認識しなくなる」

それは死というものよりもつらいこと。

それでも、新月の心に中には満月がいる。

「私の夢も希望も…言葉も想いも全部…新月ちゃんのものなんだよ。私が見ていた未来は新月ちゃんのものなんだよ」

満月は決して涙を流さなかった。最後の最後は笑顔でお別れできた。

たとえ世界から魔力を失くしたところでまた別の力が生み出され、人間は同じ過ちを繰り返すかもしれない。それでも人間の成長に期待する。

「ずっと一人よ。何をしていくの?」

『トンカツマンを食べます。そして…満月のことを思い出します。皆さんのことも思い出します』

海を見て山を見て本を読んで…やりたいことがたくさん。それは満月が教えてくれた世界の当たり前で、普遍的な日常にある幸せ。

「マギアコナトスよ。この世界の全ての魔力よ。私は願う」

グランベルムの赤い月は、白い月へと戻り。

そして、新たな世界の日々が始まる。

その世界では、新月の存在に気付くものはいない。まるで魔力を失った満月のように。

新月は気づいた。満月はただの人形なんかではなく、自我を持ち意思が生まれ、満月は「友達」なのだと。

最後に新月のクラスに転校生がやってきて物語の幕が下ろされた

■ロボアニメとしての王道的な最終回

画像引用元:(C) ProjectGRANBELM

水晶vs新月最終決着。

最終決戦での新月が覚醒して新機体が生まれ、OPが流れて、満月の願いが一つになってホワイトリリーの剣で相手を倒す……。

ロボットアニメのパーフェクトな最終回ですよね。見入っちゃいました。

最後まで一人で戦うことを選んだ水晶と二人で戦うことを選んだ新月の対比がまたよいんですわ。

正直、グランベルムという作品の本質は、人のエゴや思い、人間の光と闇との葛藤です。

それらに魔力やロボットアクションといったさまざまなスパイス加えた作品です。

やっぱ満月の正体が明かされたあたりから次々とグランベルムや水晶の本当の意味なんかもドミノ倒し式に判明していってノンストップにおもしろかったですね。

個人的にはアンナが暴走するあたりもすごく好きです。

水晶が最後にいった言葉「必ず最後に裏切る。それが人間だから」ということ言葉もちょっと気になるんですよね…。もしかして最後に出てきた世界では、新月は魔力を完全に消し去れなかった世界とか…?

それでも、13話、すごく面白かったです。転校生の顔を映さずに終わらすあのエンディングもちょっと憎かったですね。

グランベルム の各話を振り返りチェック!

TVアニメ『グランベルム -プリンセプスのふたり- 』第1話「世界で唯一の魔術師」TVアニメ『グランベルム』第2話「私がここにいるために」TVアニメ『グランベルム』第3話「満月に鐘は鳴る」TVアニメ『グランベルム』第4話「風水師リンフェンフェン」TVアニメ『グランベルム』第5話「小さな少女の小さな願い」TVアニメ『グランベルム』第6話「魔石」TVアニメ『グランベルム』第7話「ミス・ルサンチマン」TVアニメ『グランベルム』第8話「魔術師になるということ」TVアニメ『グランベルム』第9話「ノクターン、染め上げて」TVアニメ『グランベルム』第10話「もの思う人形」TVアニメ『グランベルム』第11話「たとえさよならが届かなくても」TVアニメ『グランベルム』第12話「マギアコナトス」グランベルム アニメ情報

(あにぶ編集部/Uemt)

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