2019年10月8日~9日はりゅう座(ジャコビニ)流星群 / あるいはユーミンの「ジャコビニ彗星の日」



世間は接近中の台風の話題で持ちきりだが、今夜から明日未明にかけてりゅう座流星群が見ごろを迎える。実は3つくらいある10月の流星群のうちの1発目だ。

台風は確かに接近中だが、まだだ……まだ来てはいない……! そして全国的には天気に恵まれそうな箇所がわりとあるということで、ここは前向きに本流星群についてお伝えするぞ!

・ユーミン
本流星群については、40代か50代以上の方であればジャコビニ流星群といった方がピンとくるのではなかろうか? そう、ユーミンこと松任谷由実さんの歌「ジャコビニ彗星の日」のジャコビニである。

りゅう座流星群の発生源はこのジャコビニ彗星。かつては普通にジャコビニ流星群と呼ばれていたが、国際天文学連合による正式名称は10月りゅう座流星群なのだ。

発生源がジャコビニ彗星なのに、どうして名前がりゅう座なのか。それは、流星群の見た目上の放射点がりゅう座にあるから。具体的に言うと、地球から見てりゅう座の頭付近を中心として放射状に流星が出現する。

・はくちょうとこぐまの間
オーケィ、じゃありゅう座ってどれよ? はくちょう座やらオリオン座はわかりやすい。しかし、りゅう座はどうもそこまでの一般的な知名度はないし、見つけづらい気がする。

ぶっちゃけ筆者も、唐突にりゅう座の恒星を見つけろといわれたらちょっと無理。しかし大体の場所を見つけるのはとても簡単だ。めちゃくちゃ明るいはくちょう座のデネブと、北極星をふくむこぐま座の間辺りである。ね、簡単でしょ。

ちなみにりゅう座の全体像は結構バカでかい。頭から胴体辺りこそ上述のエリアにあるが、そこから尻尾の方はこぐま座をぐるりと囲むように伸びていく。尻尾は無視して、はくちょうとこぐまの間を眺めていればいいんじゃないかなと。

・極大日は?
スタディスタイルによると極大は9日の午後4時ごろだそう。当然この時間はまだ日が出ていて見えないので、観測するにはその前後。つまりは8日か9日の夜だろう。

その辺は正直どちらでもいいと思う。国立天文台では9日の日の入り後から22時ごろがお勧めとしているが、その時間は月が出ている。筆者的には月がかなり低くなる8日深夜から9日未明がいいと思う。

月は午前1時ごろに沈むものの、実はその時間になると放射点であるりゅう座の頭部分が地平線にかなり近い位置まで下がっている。周囲に建物などが多い場合には、もしかしたら隠れてしまうかも知れない。

別に放射点が沈んだら終わりというわけではないが、放射点を中心として発生する以上、放射点は地平線よりも上にある方が期待値は高いだろう。開けた場所で遅い時間にチャレンジするなら8日深夜から。早い時間にチャレンジするなら9日の日没後という感じかも。

・天気は
それでは気になる天気を見ていこう。まず8日は、大阪より北東方面はほぼ全滅。雨か曇りだが、逆に南西方面は大体晴れる模様。中国、四国、九州はワンチャンあるだろう。

そして9日の天気は、なんと全国的に晴れ。北海道の一部エリアでは雨が降るところもあるが、「雨のち晴れ」となっている。ただし沖縄方面のみは晴れのち曇りだ。

ということで、日本中で8日の深夜から9日未明および、9日の日没後には観測チャンスがあると思われる。今日明日はみんなで流星観測待ったなし。接近中の台風が消滅するようお星さまにお願いしてはいかがだろう。

……ちなみに、南のオリオン座の方を眺めると、既に活動期に入っているオリオン座流星群が。そして、これまた活動中のおうし座南流星群を見ることができるかもしれないぞ。

参照元:スタディスタイル国立天文台気象庁
執筆:江川資具
Photo:RocketNews24.

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