【乃木坂46】大ヒット映画『フラガール』舞台化! 稽古場レポ「明日もがんばろうときっと思える」

ウレぴあ総研

2019/10/7 14:10

2006年に蒼井優の主演で公開され、翌年に日本アカデミー賞 最優秀作品賞を獲得した映画『フラガール』が舞台化。

乃木坂46・井上小百合が主演する『フラガール ­dance for smile­』の稽古場が初日を約3週間後に控えたタイミングで公開され、キャストによるダンス披露と会見が行われた。

■日々成長する彼女たちの踊りを劇場で

石油化の波に呑まれながらも需要の下がる石炭を掘り続ける昭和40年の常磐炭鉱を舞台に、滅びゆく街の再生する様子が描かれる『フラガール ­dance for smile­』。

地域再興の一翼を担うハワイアンセンターでフラダンサーになることを目指す少女たちと、SKD(松竹歌劇団)で踊っていた訳ありダンス教師の心の交流も見どころだ。

まず報道陣に発表されたのは、出演者が日ごろ一丸となって取り組むダンスレッスンの成果。

『フラガール』Tシャツに南国の花があしらわれたパレオ姿で稽古場に現れた彼女たちは、劇中の1シーンを再現。

映画では南海キャンディーズの山崎静代が演じた、内気な性格で引きこもりの小百合(富田)は踊りの輪を乱しながら登場。

しかし次第に、ウクレレやギターが奏でるアップテンポな楽曲に合わせた見事なタヒチアンダンスに変化した。

「GO!フラガール!!」の掛け声に続き、スローで穏やかな2曲目が始まる。

他のキャストより稽古に入ってからの日が浅い井上も加わって、口元に笑みをたたえつつ女性らしい腰づかいや手つきが特徴的なフラが優雅に披露された。

約3週間後に迫る本番に向けて日々成長する彼女たちの踊りを、ぜひ劇場で見届けてほしい。

■今日的なテーマが内包された作品

総合演出を務めたのはトレンディドラマだけでなく舞台や映画も手がけてきたフジテレビの河毛俊作。

本作を「今日的なテーマが内包されている」と分析する。

石油化の波に飲み込まれる常磐炭鉱の苦境は、テクノロジーの進化でAIに仕事を奪われる現代にも通じる点があるとして「この難局を、笑顔とエンタメの力で乗り越える作品につくり上げたい」と抱負を述べた。

ダンスについては「プリミティブな力強さや祈りの感じを掴むのに苦労しています」としつつ、「彼女たちの力を信じているので、初日には必ず素晴らしい舞台を皆さんにお届けできると確信しています」とキャスト一同の顔を見つめた。

別の作品と同時進行している井上は、最近になって稽古に合流。

「これからどんどん仲良くなって、いい『フラガール』になっていけたら」と笑顔を見せた。

それを受けた富田は、映画で共演した蒼井と山崎のような親友関係に? という記者の問いかけに「私の演じる小百合が心を開いて人を信じるきっかけになるのが、井上さん演じる紀美子ちゃん。劇中に登場する信頼関係をこの稽古期間で育めたら」と答えた。

少女たちにダンスを指導する教師・まどかを演じる矢島は「みんなをまとめてがんばります!」と共演者に語りかけ、まどか役は「自分と重なる部分があって、セリフを発していると気持ちが乗る瞬間があります」としつつ、「映像では切り取って編集できたことが、舞台になると難しくなる部分もけっこうあって。それを毎回みんなで“どうしたら表現できるかな”と話し合ってつくり上げています」とチームワークで作品づくりに取り組んでいる舞台裏を覗かせた。

富田は、物語の舞台である福島県いわき市の出身で、地元の友人・親戚が出演を喜んでくれたエピソードを披露。「ハワイアンセンターで見たダンサーのお姉さんに、夢や憧れとも違うドキドキワクワクする感情を抱いていました」と振り返り、「今度は舞台を観に来てくださる皆さんに、この気持ちを届ける立場になるんですよね!」と背筋を伸ばした。

■「他のアイドルグループのファンを奪いたいです」

映画で徳永えりが演じた紀美子の親友・早苗役はWキャスト。

演じる太田は舞台経験の少なさから「みなさんに追いつけるようにがんばりたい」と謙虚に述べながらも、「乃木坂46や℃-uteといった他のアイドルグループのファンを奪いたいです」と野心を見せる。

一方の福島は「早苗は“ダンサーになる!”と決めたら猪突猛進する、自分の感情に正直なキャラクターで私に似ています」と自身の役どころを紹介。「同じ早苗でも(太田)奈緒ちゃんとは異なる魅力があるので、2人の違いを楽しんでください!」と複数回の観劇を呼びかけた。

伊藤は、映画で池津祥子(大人計画)が演じた子連れの事務員・初子役。

「私だけ40代でダンスが大変です……」と控え目に挨拶すると、キャストや報道陣から笑い声が上がる。

苦労している点を聞かれると、動画をテキストに起こして振付を覚える独自の練習方法を紹介。「最近は背筋が目立つようになって、ツラかった神経痛がやわらいだ」と寄る年波に合わせた等身大のコメントで会場を沸かせた。

最後に、井上は「寂れた炭鉱町を変えるほどの、少女たちの強くまっすぐな気持ちが描かれています」と作品の魅力を伝え、「観に来てくださった方に“明日もがんばろう!”と希望や勇気を与えられる作品になるよう、精一杯がんばります」とファンにメッセージを送った。

公演は10月18日(金)から27日(日)まで、東京・日本青年館ホールにて。

その後、11月2日(土)から4日(月・祝)まで大阪・サンケイホールブリーゼに巡演する。

当記事はウレぴあ総研の提供記事です。

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