好調続く月9…異色作『シャーロック』で太田Pが意識する“寄り添う姿勢”


フジテレビの看板ドラマ枠“月9”。一時期は視聴率面での低迷が伝えられていたが、昨年7月クールの『絶対零度~未然犯罪潜入捜査~』から前クールの『監察医 朝顔』まで、5期連続で全話平均視聴率2ケタをマークし、復活を遂げた印象だ。

そんな中、きょう7日にスタートするディーン・フジオカ主演『シャーロック』(毎週月曜21:00~ ※初回30分拡大)の太田大プロデューサーは、どのような意識で月9のバトンを受け継いでいこうとしているのか――。

○■2019年の東京を舞台にする意味

7月期の『監察医 朝顔』は視聴率のみならず、作品としても高い評価を受けており、「多くの方がまたこの枠を見てくださってきてることになったのは、大変喜ばしいことです」と、良い流れを感じているという太田P。

『朝顔』のヒットについて、「今の時代のトレンドを読むというより、社会に対して必要なものだと思って作っているという姿勢が支持されたんじゃないかなと思いました」と分析。「日々生活していく中で感じる疑問点や、やりきれないこと、疑念みたいなものをすくっていくというのが受け入れられたのだと思います。それは『朝顔』に限らず、『ラジエーションハウス』にも『トレース』にもありますよね」と、“寄り添う姿勢”が共通要素としてあるのだと話す。

その上で、今回の『シャーロック』は「事件や謎を解決していくという意味で同じくくりなんですけれど、ジャンルやフィールドは全然違うんです。朝顔先生たちと違って、シャーロックは公権力として人助けをするわけではなく、自分が謎を解きたいという好奇心なので、朝顔先生の真摯(しんし)な佇まいをシャーロックには存在させられないんです」と、異色作であることを説明。

そこで、井上氏や西谷弘監督と決めたのは、毎回起こる事件に“寄り添う姿勢”のエッセンスを盛り込むこと。「2019年の東京を舞台に撮影して放送することの意味合いがあるものをトピックとして取り上げます。今の日本で起きている社会問題や社会背景をコンセプトとしていくので、視聴者の皆さんがそこに少しでも興味を持ってくださるんじゃないかと信じて作っています」と、好調枠を引き継いでいく上での決意を示した。
○■“月9ブランド”新旧要素盛り込む

“月9ブランド”というものは、時代とともに変わってきている。数年前であれば、今クールに木10枠で放送されるラブコメ作品『モトカレマニア』(新木優子&高良健吾主演)と『シャーロック』は、逆の時間枠に編成されていただろう。

太田Pは「この1年の(月9)作品は、それぞれに個性が際立っていますが、警察や医療を舞台に事件や謎を解決しながら、レギュラーのキャラクターたちの成長も見られるというところが、1つのブランドになっているかもしれません」と解釈。

一方で、「誉獅子雄と若宮潤一の2人の熱い友情はラブストーリーとしても見られると思います。2人の共同生活のシーンなど、ドラマ全体の雰囲気で往年の“ザ・月9”のようなトレンディ感も楽しめると思います」と見どころを語っている。

●太田大1979年生まれ、東京都出身。03年フジテレビジョンに入社し、報道局に配属。その後編成部で『名前をなくした女神』『テラスハウス』『ファースト・クラス』などを手がけ、第一制作室に異動して『モンテ・クリスト伯―華麗なる復讐―』『レ・ミゼラブル 終わりなき旅路』『シャーロック』といったドラマのほか、現在はNetflixで配信中の『テラスハウス』シリーズのプロデュースも引き続き担当している。

当記事はマイナビニュースの提供記事です。

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