「AV1」とは? - いまさら聞けないスマートフォン用語


AV1(AOMedia Video 1)は、高圧縮率を実現した映像符号化方式(ビデオコーデック)です。非営利団体のAlliance for Open Mediaを中心にオープンソースかつロイヤリティーフリーで開発され、主要なWEBブラウザやメディアプレイヤーで採用が進んでいます。

4Kや8Kという言葉に代表されるように、映像の高画質化/多画素化が進行していますが、そうなると効率よく映像情報を圧縮/展開できるビデオコーデックが必要になります。4K/8K向けには「H.265/HEVC」が先行していますが、ロイヤリティーが高額なうえ権利関係が複雑なことから、オープンで特許料の支払いも発生しないAV1が注目されるようになりました。

AV1が注目を集めるもう1つの理由は、高い圧縮率です。YouTubeに採用された「VP9」とその後継「VP10」など、豊富な実績を持つビデオコーデックを基礎として開発されており、Alliance for Open MediaによればH.265/HEVCより2割以上圧縮率が高いとされます。

Alliance for Open Mediaのメンバー社には、Google(YouTube)やNetflix、Hulu、Amazon(Amazon Prime)、vimeoなど動画配信サービス企業が名を連ねます。ビデオコーデックにおいて圧縮率の高さは帯域占有率の低減、つまり配信コストの削減に直結するため、自然な流れといえるでしょう。Mozilla(Firefox)やVideoLAN(VLC)といったWEBブラウザ/メディアプレイヤー企業も参加しています。2019年9月リリースのAndroid 10にも、AV1が採用されました。

ただし、AV1に対応したチップ(専用のハードウェアデコーダー)は登場しておらず、その点ではH.265/HEVCが大きくリードしています。AV1ビデオ生成(エンコード)のコストの高さを指摘する声もあり、普及への道筋に注目が集まります。

当記事はマイナビニュースの提供記事です。

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