シーンで選ぶクレジットカード活用術 第114回 Suicaの鉄道利用でもポイントが貯まるサービスが開始


2019年10月1日より、Suicaの鉄道利用でポイントが貯まるサービスがスタートした。これまでも「Suica登録して貯まる」ステッカーのある店や自販機などでは、JRE POINT WEBサイトに登録したSuicaで支払うとポイントを貯めることができたが、鉄道利用でポイントを貯める場合も同様に登録したSuicaが対象となる。ポイントが貯まる条件を解説しよう。

○モバイルSuicaなら2%還元

Suicaの鉄道利用でポイントを貯めるには、利用するSuicaをJRE POINT WEBサイトに登録する必要がある。登録できるSuicaは、My Suica(記名式)、Suica定期券、Suica付きビューカード、モバイルSuicaなど。無記名のSuica、記念Suicaは登録できない。

ちなみにJRE POINT WEBサイトには、1会員につき20枚までのSuicaを登録可能だが、モバイルSuicaは1会員につき1つのみしか登録できない。複数の端末を使い分けている人や、Apple Payで複数のSuicaを併用している場合は気をつけよう。

ポイントが貯まる鉄道利用は以下の3つの場合となる。

(1) JR東日本の在来線に乗車(定期券区間を除く)
(2) Suicaグリーン券を購入
(3) モバイルSuica定期券を購入

いずれもモバイルSuicaの場合は利用額の2%のJRE POINTが貯まり、カード型Suicaの場合は0.5%のJRE POINTが貯まる。なお、(3)に関してはモバイルSuicaのみが対象で、カード型Suicaは対象外となる。
○JR東日本の在来線に乗車して貯める

上記(1)の「JR東日本の在来線に乗車」は、1回の利用ごとにポイントが計算され、乗車日の翌月下旬以降にポイントが付与される。1ポイント未満の端数は切り捨てとなるが、1回の還元が1ポイントに満たない場合でも1ポイントが貯まる。ただし定期券区間はポイントの対象外となる。

ポイント対象となるのはJR東日本の在来線の運賃のみ。例えば荻窪駅から九段下駅まで乗車すると運賃は356円だが、JR東日本線の荻窪~中野駅間の157円分に関してはポイント対象で、東京メトロ東西線の区間となる中野~九段下駅間の199円分に関してはポイント対象外となる。
○Suicaグリーン券の購入で貯める

(2)の「Suicaグリーン券を購入」は、1回の購入ごとにポイントが計算され、1ポイント未満の端数は切り捨て。乗車日の翌月下旬以降にポイントが付与される。

カード型Suicaは駅の券売機でSuicaグリーン券を購入した場合がポイント対象となり、磁気グリーン券を購入した場合や、車内で現金精算をした場合はポイント対象外。購入時はSuicaチャージ残高から代金が引き落とされる。

モバイルSuicaは端末上での購入となり、登録したクレジットカードで代金を支払う形となる。つまり、購入額の2%のJRE POINTに加え、クレジットカードのポイントも同時に貯まることになる(カードによってはモバイルSuica利用分がポイント対象外の場合あり)。
○モバイルSuica定期券の購入で貯める

(3)の「モバイルSuica定期券を購入」は、1回の購入ごとにポイントが計算され、1ポイント未満の端数は切り捨て。定期券利用開始日の翌月下旬以降にポイントが付与される。なお、購入した定期券を払い戻した場合は、ポイントは減算される。

定期券に他社線区間が含まれる場合も、購入金額全体がポイント計算対象となる。代金はモバイルSuicaに登録したクレジットカードで支払う形となるため、購入額の2%のJRE POINTに加え、クレジットカードのポイントも同時に貯まることになる(カードによってはモバイルSuica利用分がポイント対象外の場合あり)。
○ビューカード&モバイルSuicaなら3.5%還元

例えばビューカードが発行するクレジットカードは、SuicaへのチャージやSuica定期券の購入では、1.5%(1,000円につき15ポイント)のJRE POINTが貯まる。そのためビューカードでモバイルSuica定期券を購入した場合は、ビューカード利用分として1.5%、Suicaの鉄道利用として2%のJRE POINTが貯まるため、実質最大3.5%還元となる。

JRE POINTの有効期限は、最後に貯めた日、または使った日から2年後の月末(期間限定ポイントを除く)。つまり利用し続けている限りは実質無期限有効。貯まったポイントは1ポイント=1円分としてSuicaへのチャージができるほか、JR東日本の駅ビルをはじめとしたJRE POINT加盟店、ショッピングサイト「JRE MALL」で利用可能。

ほかにも様々なギフトや鉄道グッズ、商品券などに交換でき、交換商品によっては1ポイント=1円以上になるものもある。また、ビューカード会員のみ選べる商品も多数用意されている。

2019年12月31日までは、JRE POINT WEBサイトに初めてSuicaを登録すると、もれなく100ポイントがもらえるキャンペーンも開催中。また、モバイルSuicaは、登録方法によっては年会費が必要となるが、9月3日以降に年会費を支払った場合は、年会費相当のJRE POINTがプレゼントされるキャンペーンも開催されている。

もともとモバイルSuicaの年会費は、2020年2月26日以降は無料となることが発表されていたが、無料化されてからの利用を考えていた人も、この機会に前倒しで始めてみてはいかがだろうか?

(※クレジットカードの用語などは以下を参照)

『シーンで選ぶクレジットカード活用術 (1) 最低限知っておいてほしい基礎知識』

※本記事で紹介したサービス内容は更新日時点の情報です。「税別」などの注記がない限り、原則として消費税込みの金額を表記しています。ポイント価値は編集部にて算出しており、利用方法によって上下する場合があります。各サービスには一部対象外となるケースがあります。ご利用の際は公式サイトなどで最新の情報をご確認ください。

○■ 筆者プロフィール: タナカヒロシ(ライター・編集者)

普段は音楽やエンタメ関係の仕事が多いが、過去に勤めていた会社の都合でクレジットカード本を作ったことをきっかけに、クレジットカード、電子マネー、ポイントなどに詳しくなる。以降、定期的にクレジットカードのムック本を編集・執筆。3月8日発売の『最強クレジットカードガイド2017 本当にトクするカードの選び方・使い方=写真=』(角川SSCムック)では、編集統括および記事の大部分を執筆している。

当記事はマイナビニュースの提供記事です。

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