Surface Pro Xハンズオン:ついにARMで使える! 未来のWindowsにとって大きな意味を持つ端末 #MicrosoftEvent

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Image: Sam Rutherford (Gizmodo US)

Microsoftのいちページを飾れる重要度でしょう。

ガジェット繁忙期の秋。Microsoftから新製品が続々発表されました。寝て起きたらスゴイことになっていた!と驚いた人も少なくないはず。今年のMicrosoftはかなり攻めてます、強めです、好きです。発表イベントに参加した米Gizmodo編集部が、Surface Pro Xをちらっと触ってきたので、ちょいハンズオンレビュー(主にファーストインプレッション)をどうぞ。


発表会では、Surfaceシリーズの新モデル新製品がたくさん発表されました。

USB-CポートがついたSurface Pro 7に、15インチのSruface Laptop 3、デュアルスクリーンの折りたたみ端末も2つ! デュアルスクリーン端末のような派手さはないものの、新製品の中で実に大きな意味を持つのがARMベースのSQ1チップを搭載したSurface Pro X。なぜか、今までWindowsの世界を支配してきたのは、IntelやAMDのx86プロセッサだったからです。過去に、MicrosoftがARMベースのチップを試したことはありました。が、仕様に限界があり成功とは言えない結果に終わったと思います。
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Image: Sam Rutherford (Gizmodo US)

例えば、Microsoft初のARMプロジェクトとなったSurface RT(Windows 8)は、Windowsストアからダウンロードしたアプリしか起動できず、どんなに多くの人が使う人気アプリであってもそれ以外は未対応。不便と感じる人が多くSurface RTは普及が進まず、その結果、数年後にはWindows RTプログラムそのものが終了となりました。

例えば、最近ならWindows搭載のSnapdragonラップトップのAsus Nova GoSamsung Galaxy Book 2でARMベースが採用されていました。Windows 10との親和性が高くより多くのアプリやソフトウェアに対応はしたものの、やはりスマートフォン向けのSnapdragon 835チップが使われていることでパフォーマンスはいまひとつ。Snapdragonならではの良さ(立ち上がり速い、ネット常時接続)よりも、低パフォーマンスの方に目がいってしまう結果に。
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Image: Sam Rutherford (Gizmodo US)

ARMベースとWindowsの相性はイマイチ、その思いが今まさに変わろうとしています。Qualcommの助けを借りて独自開発したというSQ1プロセッサ。ついにARMベースのプロセッサが、長い時を経て、Windowsで日の目を見ようとしているのです。

SQ1チップの詳しい仕様は、今後追加で明かされるとは思いますが、現段でわかっているのは、QualcommのSnapdragon 8cx Socをベースにしているということ。ここに、Windows 10のパフォーマンスを強化するスパイスを効かせています。Surface Pro Xを直に触れた限られた時間の中で感じたのは、正直Intel Core i CPUほどパワフルではないけれど、それでもGalaxy Book 2含む他のSnapdragon Windows端末に比べてレスポンスがかなり良かったということ。Windowsにとって、SQ1チップはARMの大きな1歩であることに間違いありません。
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Image: Sam Rutherford (Gizmodo US)

プロセッサの歴史を見ると、ARMが台頭してきたのはここ数年。もちろん、スマートフォンの存在によってです。多種多様、ほぼすべてのスマホで使われているARM。AppleのAシリーズ、発表会で毎年話題になるA11やらA12やらA13やらはすべてARMベース。ベンチマークではx86プロセッサのスコアと同等以上という好成績を叩き出しています。もちろん、ベンチマークが全てではないものの、端末サイズが小さくなればx86よりもARMが強いというのは今や常識。
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Image: Sam Rutherford (Gizmodo US)

Windowsの未来を考えれば、ARMを強化することで、より軽くて薄くて、バッテリーもちよくて、ネット接続良好(4G LTE)なWindows端末を作ることができます。AppleのiPad Proの強力なライバルとなるような端末。Windows 10対応をx86とARMのどちらにも拡大することは、Windowsのプラットフォーム自体が広がるということ。より自由になるということ。未来を見据えた舵取りであり、不安よりも期待が明らかに大きい道です。

と、ここまでARM採用に興奮しすぎて、これ1点に集中して書いてしまいました。Surface Pro Xはそれほど大きな意味を持つ端末ということです。さて、Surface Pro X全体を見ましょう。まず、Surface Pro 7よりもちょっと丸みを増した角、6.8mmという極薄ベゼル、最薄部分は5.33mmというボディ。見た目のデザインもなめらかシンプル綺麗目端末。紛失防止&充電できるスタイラスペン収納は実によく考えられた作りです。キーボードのキーのタイプ深度は、近日発売予定のGalaxy Book Sよりも深く、バネがある感じ。基本スペックは、RAMが8GBと16GBの2モデル、SSD容量は選択可能(発表会で触ったやつは256GBでした)。USB-Cポートが2つついてます。Surface Pro 7にあるUSB-Aはなし。
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Image: Sam Rutherford (Gizmodo US)

発表会の場で本物を見て触る時間はごく限られていたので、実際にパフォーマンスはどうかを検証する余裕はなく。これは、じっくりレビューで検証したいと思いますがけっこう期待しています。

Surface Pro Xは1000ドルから。予約受付中で発送は11月を予定しています。

当記事はギズモード・ジャパンの提供記事です。

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