北朝鮮“潜水艦発射型弾道ミサイル”を発射か 国際ジャーナリスト「アメリカに見せつける意味大きい」

AbemaTIMES

2019/10/2 18:42



 2日午前7時10分ごろ、北朝鮮東岸の元山付近から少なくとも1発の弾道ミサイルが発射され、7時27分に島根県沖の日本の排他的経済水域(EEZ)の内側に落下した。飛距離は約450km、高度は900kmあまりだという。

日本政府関係者は、今回のミサイルは地上発射型より探知が困難な潜水艦発射型弾道ミサイル(SLBM)の可能性があると話している。また、韓国軍も同様の分析をし、これまで北朝鮮が発射した「北極星」に似ているということだ。

北朝鮮の狙いについて、国際ジャーナリストの高橋浩祐氏は「通常より角度の高いロフテッド軌道で打ち上げて、わざと日本海に落とす“見せつけ”はこれまでにもあった」とした上で、「北朝鮮はアメリカからの先制攻撃を心配しているが、SLBMがあることでどの海域からでも反撃できるということをアメリカに見せつける、北朝鮮の抑止力を高める軍事的な意味合いは大きい」との見方を示す。


 朝鮮中央通信は1日、崔善姫(チェ・ソンヒ)第一外務次官が5日にアメリカと実務者協議を始めると発表したが、その直後でのミサイル発射。「米朝交渉で主導権を握ろうと、あえてこのタイミングで発射したのでは。北朝鮮はどの国に対しても主導権を握れないなら交渉しないので、そのパターン」と高橋氏。

前回、北朝鮮でSLBMが発射されたのは2016年。現在の北朝鮮の技術力については「今の北朝鮮の課題は、SLBMと固体燃料化をどれだけ進められるか。個体燃料だといつどこでも短時間で発射できる。今回はSLBMを固体燃料で打ち上げたと思うが、そこは確認が必要なところ」と推察した。


 北朝鮮のミサイル発射を受けてきょう午前、河野防衛大臣は「SLBMの断定には至っていない」と述べたが、日韓GSOMIA破棄の影響はあるのだろうか。高橋氏は「ミサイルが韓国付近から発射されたり韓国側に落ちたりすると、日本のレーダーでも掴めない部分がある。やはりそこは日韓が情報共有できるようにGSOMIAを復活させて、北朝鮮のミサイル情報の精度をクロスチェックで上げていくべきだと思う」とした。
(AbemaTV/『けやきヒルズ』より)

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