Amazonがあの手この手でAlexaを改良中。「プライバシーが基本」だそうで

Image: Amazon via Gizmodo US

アレクサ、新しいことぜんぶ教えて!

9月にシアトルで行なわれたイベントでAmazon(アマゾン)が新しいことを一挙に発表しました。とりわけアレクサの新機能や改良点が多く、なかには便利なものも、ひとつは俳優のサミュエル・ジャクソンに関連したものも。

プライバシー重視


のっけからアレクサとAmazon Echo(アマゾンエコー)のプライバシーに関する発表が相次ぎ、「プライバシーが基本」なる謳い文句が巨大スクリーンに映し出されたほどの鳴り物入りでした。

Amazon EchoとRingのハードウェア機能追加にくわえて、アレクサのプライバシーを強化する新しいコマンドもいくつか紹介されました。そのうちのひとつ「アレクサ、聞いたことを話して」は、アレクサが録音していたデータのうち最新のものを再生する機能で、すでに有効だそうです。

もうひとつ「アレクサ、今のはどうしてやったの?」もあり、これはもっとも最近行なったアクションの理由を問いただすコマンド。

たとえば、急に部屋の電気が消えてしまった場合、アレクサに聞いてみればその訳を話してくれる、というような使い方でしょうか。この機能はまだ実装されておらず、今年度内には準備が整うそう。さらにアレクサが録音していた記録を3か月か8カ月おきに消去できる機能も追加されたそうで、これは即日有効とのことです。

アレクサがもっと人間ぽく?


アレクサの声のコンピューターっぽさはもはや誰もが認めるところですが、アマゾンはこれを変えるべく、ニューラルネットワークを使ったテキスト音声合成技術でもっと「感情的で表現力のある」アレクサを目指すそうです。

この点はApple(アップル)の後手に回っている感が否めません。Appleのほうは、つい最近iOS 13のローンチと共にSiriのまったく新しい声を発表したばかり。GoogleのAIによる電話予約サービス「Duplex」は人間と聞き分けがつかないぐらいよくできているそうですし。

アレクサの新しい声がどんな反響を呼ぶのかはまだ未知数です。アマゾンでデバイス部門の責任者を務めるDavid Limp氏によれば、アレクサは「応援しているチームが勝ったときのように興奮している声」を出せるようになるのだとか(これ、メッチャ怖いですね…)。さらに、「ニュースを読んでいる時は、テレビのキャスターみたいに抑揚をつけて読んでくれる」らしいです(これも怖い)。

バイリンガルモードも


ニューラル音声技術のおかげでちょっと怖くなりそうなアレクサですが、その反面、バイリンガル家庭にとっては大きな利点も。

来月から新しく搭載される「マルチリンガルモード」は、アレクサに同時に二か国語で話しかけられるそうです。今のところアメリカで英語とスペイン語、インドで英語とヒンディー語、そしてカナダでは英語とフランス語、と三つの地域での三つの言語ペアが使えるようになるそうですよ。

アレクサがあの大物俳優の声に


さらに、アレクサが有名人の声っぽくなる新機能も搭載されるそうです。これは有名人本人が録音した声を使うのではなくて、ニューラルネットワークを使って声をマネさせてもらい(もちろん許可付きで)、使用料1ドルを払うと誰でも使えるようになる機能なのだとか。

まずアレクサが扮するのはかつて『パルプ・フィクション』で天下無敵の毒舌ぶりを披露したサミュエル・L・ジャクソン様。アレクサではサミュエル様の「どぎついバージョン」と「丁寧バージョン」の両方が今年度中にサービス開始となる予定ですって。どぎついバージョン、気になります…。

イライラしているユーザーを察知


もうひとつ、こちらはまだ曖昧な点が多いんですが、アマゾンが開発中の深層学習モデルを導入すれば、ゆくゆくはコマンドが伝わらなかったり、アレクサが思いどおりに反応してくれない時にユーザーのイライラを察知してくれるようになるそうです。口調や抑揚でイライラ度を検出してくれるんだそうですが、それに対してアレクサがどのように反応するのかはまだ不明。

今年度中には発表されるそうなので、乞うご期待です。

当記事はギズモード・ジャパンの提供記事です。

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