糖質制限で痩せないのはなぜ?向いている人の特徴やメニューを紹介

美Lab.

2019/9/27 00:00

体重計に乗る女性
糖質制限にチャレンジしたものの、なかなか痩せない…という方いませんか?もしかしたら生活習慣に原因があるかもしれません。今回は薬膳ライフバランスプランナーの倉口ゆうみ先生に、痩せない理由や痩せやすい人の特徴、おすすめメニューなどを伺いました。

◆糖質制限をしても痩せない原因とは?
鏡の前でウエストを測る女性
◆「気」の不足
糖質を摂らないことで、生命エネルギーである「気(き)」が足りなくなっていることが考えられます。

気には体を温め、食べたものをエネルギーに変える働きがあります。糖質制限をすると体が冷え、不要になった水分を排泄しにくくなり、体に余分な水が溜まってしまいます。水が溜まると体は冷えるため、どんどん悪循環に。また、冷えたところには余分なお肉がつく傾向があるため、体にとって冷えは大敵なのです。
◆老廃物の滞り
気の不足は便秘にもつながります。気が不足し押し出す力が弱まると、体のなかに老廃物を溜める原因になり、痩せにくい体になってしまうのです。
◆糖質制限ダイエットはどんな人に向いている?
パソコンで作業する女性
◆偏りなく何でも食べる人
薬膳の世界では、体は気・血・水(き・けつ・すい)の3つで構成され、それぞれが連動して働いていると考えます。炭水化物を抜いてしまうとエネルギーである気を補えず、血も水も減ってしまい、気持ちが不安定になったり、火照りや冷えなどの不調の原因に。

そのため、普段から食事に偏りがあったり、好き嫌いが激しかったりする人が炭水化物を抜いてしまうと、余計にバランスが崩れてしまいます。普段から偏りなく何でも食べる人のほうが、糖質制限ダイエットに向いていると言えるでしょう。
◆運動量が多くない人
仕事がデスクワークなどであまり運動量が多くない人も、糖質制限に向いています。

炭水化物はエネルギー補給をしてくれる働きがある分、使わないと太る元になるもの。そのため、座り仕事などで体をあまり動かすことのない方は、エネルギーに変える力が弱くなるため、糖質をセーブするダイエット法が効果的だと考えらます。ただし、糖質を抜きすぎると集中力が落ちるため、一日のどこかで少しでも炭水化物を摂るのが理想です。

ちなみに、接客業の方や看護師さんなど体を動かすことの多い方はエネルギー量が多いため、炭水化物などで糖質類をしっかり摂ったほうが良いですよ。
◆ダイエットのために全く糖質を摂らないのは良いこと?
疑問を持つ女性
結論から言うと、糖質を完全に摂取しないのは良くありません。特に薬膳ではバランスを重視しているため、特定の食材ばかりを食べなかったり、特定の食材ばかりを食べたりすると、体の不調につながると考えます。

糖質にはエネルギーを補い、体を温め、疲労を回復する作用があります。そのため、糖質を完全に抜いてしまうと、体が冷えたり元気が出なかったり、さらには痩せにくくなってしまうことも。体調を崩す原因にもなりかねません。
◆糖質の理想的な摂り方・メニュー例
豚バラ肉
ごはんは普段食べているよりも少なめ(6~8割)にします。白米に玄米を混ぜるのもおすすめです。おかずには、糖質を代謝すると言われるレバー類、豚肉を取り入れると効果的。

また、酸味、苦味、甘味、辛味、鹹味(かんみ:塩味)という5つの味を、食材からまんべんなく取り入れると、バランスの良い食事になります。以下で、メニュー例と味の具体例を紹介しましょう。

【メニュー例】
ごはん:甘味
レバニラ炒め:甘味・苦味
お豆腐ともやしと生姜の味噌汁:鹹味・甘味
セロリの酢の物:苦味・酸味

【味の具体例】
酸味:梅干し、酢の物
苦味:ゴーヤ、レタス、緑茶
甘味:お米、芋類
辛味:生姜、コショウ、とうがらし
鹹味:のり、こんぶ、わかめ、味噌

◆糖質の多い食品を食べる頻度とタイミング
和食
糖質はお米、パン、麺、砂糖などに含まれています。糖質を1日に1回も摂らないとなると、体にエンジンがかからず元気も出ません。糖質制限ダイエット中でも、せめて1食は糖質類を食べるようにしましょう。

なかでもおすすめなのが朝食時です。朝の7時~9時は消化しやすい時間となり、この時間に食べると集中力が高まるといわれています。

また、芋類にも糖質が含まれていますので、朝食や昼食で摂って夜は控えるようにすると良いでしょう。
◆糖質制限ダイエット中の食生活で心がけること
バランスのいい食事
◆食事のバランス
糖質制限をすると体に必要な栄養素やエネルギーを補えないため、炭水化物を抜いていないときよりも、食事のバランスに注意が必要になります。主食で「気」を補えない分、きのこ、豆類、海老、鮭、まぐろ、お肉類を食べて気を補いましょう。

また、糖質制限ダイエット中にふらつきやめまいなどを感じた場合は、無理に続けず、いつもの食事に戻してください。
◆胃腸系の働きを高める
糖質制限をするとエネルギー不足になりやすいので、エネルギーの製造工場とも言える胃腸系システムの脾(ひ)の働きを高めてあげましょう。

方法として、調理法を体に負担がかからない「煮る」「蒸す」「茹でる」などにすることが挙げられます。これらの調理法でできるメニューを、いくつかピックアップしてみると良いでしょう。
◆糖質制限するときは食べること全体を見直そう

糖質制限は、実は意外と難しいダイエット法です。糖質を控える分、他の栄養素でバランスを取らないと体の不調につながり、ダイエット効果も期待できなくなってしまいます。

糖質制限を行うときは、単に糖質をセーブするだけはなく、食品、調理法、食べるタイミングなど、食生活全体を見直すことが重要。自分の体に向き合う良いきっかけにもなるはずです。
Photo by istock

当記事は美Lab.の提供記事です。

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