miwaが「リブート」の歌詞に描いた等身大の凪の姿とは

UtaTen

2019/9/11 15:40

先日結婚&妊娠が発表され、公私ともに大躍進中のmiwa。

今回の新曲『リブート』は、TBS系ドラマ『凪のお暇』の主題歌として書き下ろされた一曲だ。

ドラマ開始前に29歳を迎えていたmiwa。

30歳を目前に生き方を見つめ直し、新たな人生を歩もうと奮闘する本ドラマの主人公・凪のテーマソングをどの様な意図で描いたのだろうか。

凪というアイコンで描いた現代女性の葛藤




非常に印象的な歌い出し。ドラマでもここぞというところで入り込む。現代人の心を軽くしてくれるような、ストレートなフレーズだ。

“あのとき、こうしていれば良かった・・・”、“やってみたいけどこうなったらどうしよう・・・”など、無意味だと分かっているのに後悔してしまったり、やる前から不必要なほど考え込んでしまい停滞している状態。

身に覚えのある方も多いのではないだろうか。

ドラマ『凪のお暇』は、主人公・凪が28歳にして人間関係や家財など、今までの生活のすべてを捨てるところから始まった。

恋人の裏切りをきっかけに、大きな決断をした凪。

しかし現実的には、年齢に関する問題や葛藤により、なかなか行動を起こせない女性も多いのではないか。

おそらくこのフレーズは、凪に対するエールとしてのみ存在する訳ではない。現代社会に生きる女性達への提案でもあるのだろう。

何を始めるにも、何を捨てるにも勇気が必要だと感じてしまう女性達に対する、明るく優しいアドバイス。それを、凪の姿に重ねようとしたのではないだろうか。

「捨てちゃえ!」という可愛らしくあっけらかんとした言葉遣いも、妙にポジティブな印象を与える。miwaならではの言葉選びであろう。

捨てた関係、拾った関係




韻を踏んだリズミカルで楽しげな歌詞に聞こえる。が、ドラマの内容を絡めると、どれも凪の人間関係を彷彿させる意味深なキーワードだ。

普通の日常を普通に送り、普通に愛されたいだけのはずなのに、凪のそれはどんどん普通から遠ざかる。

自分を裏切った恋人。上辺だけのコミュニケーションで成り立っていた友人。居心地の良さだけで成立させてしまった新たな恋。

ユートピアを求めて歩いているはずなのに、いつの間にかラビリンスへと迷いこむ。

誰にもSOSを出せないまま、周りからも気にかけてもらえない辛さを感じている。



対して、今は断捨離生活によって得られたたくさんの新しい出会いがあるのだ。

捨てたものと、新たに得たもの。天秤にかけて損得を計ることはできない。自分の決断が正しかったのかは、誰にも分からない。

不安になることもたくさんあるが、それでも新しく築けた人間関係は素晴らしいものだ。

凪の人間性を認め、傍でその決断を後押ししてくれる周囲の人々。彼らがいるからこそ、凪は自分の道を進み続けることが出来るのだ。

すべてを捨ててから得られるものとは




自分の想いを伝えたかったり、自分のやりたいことがあるならば、自分自身から発信しなければ何も始まらない。

それを迷い、躊躇する理由など何もないのだ。

その事に気づき始め少しずつ成長していく凪の姿は、観る者に大きな勇気を与えてくれる。

空気は読むものでなく、吸ってはくもの。周りの人間や環境に流されない、自分の意志で自分の生き方をすること。

ドラマで描かれる凪の生き様と、それに際限無く寄り添った歌。この歌詞は、きっとmiwa自身が思う理想の生き方そのものなのだ。

TEXT 島田たま子

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