英国プレミア・リーグの「トップ6」より「トップ7」?──ベンのトピックス

TABILABO

2019/9/10 13:00


イングランド、プレミア・リーグといえば、マンチェスター・シティー、マンチェスター・ユナイテッド、リヴァプール、チェルシー、そしてアーセナルとトッテナムしか思い出せない人が多い。いわば「トップ6」ってことです。

2000年代に入ってからの「トップ6」の優位は(レスターがプレミア・リーグ優勝をした15-16年のシーズン以外)一度も崩されていません。その点で、Jリーグはオープンになっていて面白いと思う。

実は、ベンはプレミアリーグで2つのチームを応援しています。ベンが生まれた、北ロンドンのハイゲートはアーセナルのスグ近く。

でも“ルーツ”を辿ると、お父さんはボーンマスって言う南海岸に位置してる街で生まれています。ボーンマスは観光地として有名だけど、ロンドンとマンチェスターと全然違って大都市じゃないし、規模の小さな街です。

お父さんの幼い頃は、お小遣いがそんなになくてもお爺さんと毎週サッカーを観に行っていたらしいです。毎週、お父さんはちっちゃなスタジアムで、成功とは縁のなかったローカルチーム、AFCボーンマスを応援するのが、幼かったお父さんのパッションでした。

お父さんは、当然のようにW杯で優勝したイングランド代表のキャプテン、ボビー・ムーアの大ファンだったけど、“マイヒーロー”となると、AFCボーンマスのテッド・マクドゥーガル(日本のウィキペディアにでてこないくらいの人気選手……)でした。

ベンも子どもの頃は、お爺さんと、お父さんと毎年AFCボーンマスの試合を観に行ってました。それに、僕やお父さんがいなくても、お爺さんは毎週スタジアムへ通ってました。何百人ものファン(大体みんなベンのお爺さんと仲が良い)が熱烈な声援を送るAFCボーンマスのことを、「このヒドいチームはなんなんだ!?どこが特別なの?」と僕はずっと思ってました。

そのうち、AFCボーンマスは成績も経営もどんどん悪くなって、クラブとして存在できないくらいの状態になった。

同時に、ベンのお婆さん(お父さんのお母さん)の健康も悪くなった。

お婆さんが亡くなった後、お爺さんは人生の一部を失ってしまってようで、80代まで毎週サッカーの試合に通っていたはずのお爺さんが、シーズンチケットも買うのをもうやめようと考えるようになりました。

でも、ベンのお父さんははっきり「NO」と言ったんです。お父さんとお爺さんにとっての絆は 、その“ヒドいチーム” にあったから。

これまでの人生と絆を守りたいーー

そう思ったお父さん。それからというもの、子どもの頃みたいにお爺さんとAFCボーンマスの試合を観によく行くようになりました。

すると、あのAFCボーンマスは不死鳥のようにリーグ2(プロの4部リーグに相当)の下位のポジションからチャンピオンシップ(プロの2部リーグ、JリーグでいうJ2に相当)に昇格していきました。

2014年には、プレミア・リーグに昇格までして、2016年はトップ10チームに入るまでに。


先週、ベンは渋谷の「サッカーショップKAMO」でこのジャージを見つけました…… 日本でもまさかAFCボーンマスのジャージが買えるとは、感動しました!ベンはすぐに、お父さんにこの写真をメールで送ってあげました。

「『トップ7』になっているね」

というメッセージと一緒に。

当記事はTABILABOの提供記事です。

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