「監察医朝顔」食卓描写のふつうがすばらしい、そんなある日の夕食と幸せな花火がまさか!(やめてー)8話

エキレビ!

2019/9/9 09:45

「監察医朝顔」第8話。つぐみ(加藤柚凪)ちゃんがとにかく愛らしい。平(時任三郎)とつぐみのお出かけシーンや、自宅に仲間を招いた夕食のシーンなど日常の幸せ。


生きていくことに向き合わなければ
今回、興雲大学法医学教室に運び込まれたご遺体は、幼い娘を持つ若い母親。再解剖も行うが、残念ながら死因を特定することはできなかった。悔しがる光子(志田未来)に茶子(山口智子)が声をかける。
「医学は万能ではありません」「悔しいですよ、私も。我々法医学者は亡くなった方と向き合うことが仕事ですが、生きていくことに向き合わなければなりません」

残された夫の達哉(渡辺翔太)にとって辛い結末だった。しかし、朝顔たちは死因とは断定できないものの彼女に遺伝性の病気があることを突き止めていた。「すぐに残された娘さんを検査してほしい、早期発見で治してほしい」と夫に告げる。

どうしようもないことが起きても生きていくことに向き合わなければならない。向き合うことが希望に繋がっていくのかもしれない。
被災時、茶子が朝顔に「あなた生きてるのよね」と声をかけたシーンとも重なる気がした。

食卓の描写が巧い
朝顔は光子と茶子を「お腹空きません?」と自宅に招く。幼馴染のさぶちゃん夫婦(きづき・松長ゆり子)も招かれた。
テーブルに並ぶのは、お好み焼きや唐揚げ、チャーハン、焼きそば。冷蔵庫や冷凍庫にあるものでパパパッと作ったという感じの夕食が良い。(結婚後の朝食が和食からパンに変化していたり、忙しかった日の夕食が冷やし中華だったり、このドラマは食卓の描写が巧い!)


東北から戻って以来、働き詰めだった平(時任三郎)が茶子に胸の内を明かす。
「今日、孫とデートしてきました」
「お幸せですね」
「幸せです。幸せすぎて里子(石田ひかり)に申し訳ないです。本当ならあいつもこの幸せを味わえるはずだったのにって思うと」

「こないだ、里子の手袋が見つかりました。やっと見つけた手がかりです。その近くを探せば良いんですけど、突然どうして良いか分からなくなりました。自分でもどうしてか分かりません。こんなこと今までありませんでした。だから無理やり仕事して、向こうに行けない言い訳を作って。情けないです」
「私は平さんのこと情けないなんて思いません。たまには立ち止まることぐらいありますよ。自分が本当にやりたいことってなんなんでしょうね。私も未だに探してますよ。何なんだろうなってココ(胸)に問いかけて。また、問いかけて……」

平は再び、妻を探すことを決心した。


(イラストと文/まつもとりえこ)

当記事はエキレビ!の提供記事です。

あなたにおすすめ

ランキング

ランキングをもっとよむ

注目ニュース

注目記事をもっとよむ

あなたにおすすめ