松尾スズキがBunkamuraシアターコクーン芸術監督に就任! 阿部サダヲ、小池徹平、神木隆之介から祝辞も

SPICE

2019/9/9 16:37



2019年9月9日(月)、重陽の節句であるこの日、Bunkamuraシアターコクーン芸術監督に松尾スズキの就任が発表され、その就任会見がBunkamuraオーチャードホールにて行われた。

同劇場は、1989年の本劇場開館時から1996年までを串田和美、1999年からは蜷川幸雄が芸術監督を務め、数多くの話題作を発表してきた。2016年に蜷川が亡くなった後、約3年間不在だったこの芸術監督という役職を、演出家・劇作家である松尾が受け継ぐ事となる。

大人計画の主宰を務める松尾は、2000年にミュージカル『キレイ―神様と待ち合わせした女―』で作・演出としてシアターコクーンに初登場。以降、2003年『ニンゲン御破産』、2008年『女教師は二度抱かれた』、2012年『ふくすけ』、2016年『ゴーゴーボーイズゴーゴーヘブン』、2018年『ニンゲン御破算』を独特な視点で描き、演劇界に大きな衝撃を与え多くの話題作を生み出してきた。『キレイ~』は2005年、2014年と再演を重ね、今年2019年12月に4度目の上演が予定されている。また、作・演出のみならず、2006年『労働者M』(作・演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチ)や2014年『もっと泣いてよフラッパー』(作・演出:串田和美)に俳優としても出演し、存在感ある演技で観客を魅了してきた。
皆川猿時
皆川猿時

この日、MCを務めたのは大人計画の皆川猿時。バックバンドの歌と音楽が流れる中、皆川は「本日は松尾スズキの芸術監督就任"謝罪"会見にお越しいただき“誠に申し訳ありません”」とシュールな挨拶をし深々と頭を下げると、報道陣から大きな笑い声が起きていた。なお本人も「もっとバシャバシャ撮っていいんですよ」とあおっていた。

会見の冒頭には東急文化村“村長”もとい代表取締役社長の中野哲夫から挨拶がされた。中野はシアターコクーンが目指すものは「半歩先の芸術」と語り、今回芸術監督に就任する松尾に大きな期待を寄せていると語った。

さて、本日の主役、松尾が階下から歩いて登場。途中わざと階段で転んで痛がる姿を見せつつ、登壇した松尾は、バックバンドの三味線の音色にあわせ、都都逸風に「本当に恥ずかしい~」と一節吟じ、その後は真面目に挨拶。「芸術監督という役割はその劇場に自分の色を出すことが役割ではないか。私の場合、それは不真面目な色を出すことかと」と述べた松尾は「コンプライアンスなどで窮屈な時代に劇場だけは自由な場所にしたい」と就任への意欲を見せていた。
阿部サダヲ
阿部サダヲ
小池徹平
小池徹平
神木隆之介
神木隆之介

松尾の就任を祝うべく、生田絵梨花、ノゾエ征爾、赤堀雅秋、三浦大輔からビデオメッセージが寄せられ、さらに会場には阿部サダヲ、小池徹平、神木隆之介が登場した。阿部たちは今年12月に上演する『キレイ~』に出演することから、劇中歌「俺よりバカがいた」を熱唱し、松尾を喜ばせていた。

なお、今後のシアターコクーンのラインナップは以下のとおり。

2019年12月『キレイ―神様と待ち合わせした女―』

2020年2月 作・演出:鄭義信(新作)

2020年5月 作:松尾スズキ 演出:ノゾエ征爾

2020年6月 作・演出:赤堀雅秋(新作)

2020年8・9月 DISCOVER WORLD THATREシリーズ

2020年10月 作・演出:松尾スズキ(新作)

2020年12月 作・演出:三浦大輔(新作)

取材・文・撮影=こむらさき

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