年700億円もの“休眠預金”が発生…社会のために有効活用「休眠預金等活用制度」とは

TOKYO FM+

2019/9/8 19:00

秋元才加とJOYがパーソナリティを務め、生活に身近な情報や政府の取り組みをわかりやすく伝えるTOKYO FMの番組「秋元才加とJOYのWeekly Japan!!」。9月7日(土)の放送では、内閣府 政策統括官付 休眠預金等活用担当室 参事官の松下美帆さんに、「休眠預金の活用」をテーマに話を伺いました。



秋元才加、JOY

休眠預金とは、銀行、信用金庫、信用組合、農協などに預けた預金や貯金のうち、10年以上入金や出金などの取引がないもの。毎年発生している休眠預金1,200億円程度のうち、500億円程度は払戻しされているため、これを差し引くと毎年700億円程度が払戻しされず、休眠預金が発生していると松下さん。

そこで、こうした休眠預金を有効に活用する新しい仕組みとしてできたのが、「休眠預金等活用制度」です。「休眠預金をNPO、公益法人、自治会などの民間の団体に助成金などとしてお渡しし、社会的な課題の解決につながる活動に活用していただくもの」と話します。

この制度では、「“子どもや若者の支援”“生活困難者の支援”“地域活性化の支援”、主に3つの活動で活用していく」と説明。

“子どもや若者の支援”は、子ども食堂やニート、引きこもり問題への対応や自立支援など。“生活困難者の支援”は、ホームレスの自立支援やさまざまな方の孤立を防ぐための支援など、日常生活や社会生活を営むうえで困難を有する方への支援です。そして、“地域活性化の支援”は、空き家や古民家を再生して地域の活性化につなげるなど、地域社会の活力低下など困難な状況にある地域の支援をしていきます。

前述の3つの活動を支えている民間の団体の多くは、現場で柔軟な対応をしているものの、資金不足や人手不足に直面しており、団体の力だけではまだまだ社会の課題解決に向けて十分な対応ができていないのが現状だけに、松下さんは「公的な制度の狭間にある分野を中心に、共に助ける“共助(きょうじょ)”の活動の支援に活用しようという考え方に立っています」と言います。

今回の制度では、今年度に選定されれば最長で3年間助成を受けられるということもあり、特に長期的な支援が求められる分野で活動している団体の増加や運営基盤の強化につながることが期待されています。

休眠預金と言えども、そのお金の管理先が預けている金融機関から預金保険機構という特別の法律に基づく法人に代わるだけで「預金者はいつでも預けた金融機関に通帳やキャッシュカード、本人確認書類などを持参いただければ、払い戻すことができます。必要となる手続きは、取引のあった金融機関に問い合わせてください」と補足します。

「休眠預金等活用制度」によって、「社会の課題解決に取り組むさまざまな団体、NPOや地域の団体の活動が広がり、強化されると期待されている。きっと皆さんもそうした共助の活動や団体に興味を持ったり、実際に活動に参加したりする機会も増えるのではないか」と松下さんは強調。さらには、「こうした団体は資金不足だけでなく人手不足の課題も抱えていて、皆さんのさまざまな経験や力を必要としている団体がたくさんあります。今後、休眠預金を使って社会の課題解決に取り組む団体が決まり次第、Webサイトで一覧できるようにしていきますので、ぜひご覧ください」と呼びかけていました。

秋元が「動かなかったお金がいろいろなことに活用されるのは、すごくいいことだと思う。今回、こういう問題を社会が抱えているんだと知ることができた」と話すと、JOYも「動かない700億円はあまり意味を成さないから、困っている民間の団体への助成金として使われるのは、日本を良くしていく部分につながっていくし、今回の制度はすごくいいんじゃないかな」と感想を述べていました。



(左から)秋元才加、JOY、松下美帆さん


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<番組概要>
番組名:秋元才加とJOYのWeekly Japan!!
放送日時:毎週土曜11:00~11:25
パーソナリティ:秋元才加、JOY
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/japan/

当記事はTOKYO FM+の提供記事です。

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