【茨城の伝説】巨人「ダイダラボウ」はハーフ系のイケメンだった / しかも「村人のために山を動かす」優しい性格



茨城県水戸市といえば、水戸黄門や水戸納豆が有名だ。「ダイダラボウ」という巨人がいたことはあまり知られていない。巨人といっても『進撃の巨人』に出てくるような恐ろしいタイプではなく、村人のために山を動かす “優しい力持ち” だったと言い伝えられている。

山を動かす大男か……冷静に考えると絶望的な恐怖を感じなくもないが、村人たちから親しまれていたのは本当なのかも。というのも、水戸市内にある大串貝塚ふれあい公園には、高さ15mの巨人像「ダイダラボウ」が立派に設置されていたからだ。

・巨人伝説
日本各地に伝えられる巨人伝説のなかでも、とくに有名なのが奈良時代の『常陸国風土記』で登場した大串貝塚の “長大な人” である。なんでも「丘の上にいながらにして海辺まで手を伸ばし、ハマグリを食べていた」らしい。すげーエピソードだぜ。

今回訪れた「大串貝塚」は、そんな巨人が食べた貝殻が積もり積もって丘(貝塚)となった場所。ちなみに、JR水戸駅から車で約20分の距離だが、海岸線までは約5キロ離れている。この場所から手を伸ばして貝殻を拾っていたとは……マジで、ただのバケモノじゃねえか。

ちなみに「ダイダラボウの足跡」は、長さ73mで幅36m。世界最大のブロンズ立像として有名な牛久大仏の高さが120mだから……間違いなくデカい。おそらく「山も動かせる」し「丘から手を伸ばしてハマグリも食べられる」だろう。公園内にある「足跡池」も見応え十分だ。

・高さ15mの巨人像
そんなこんなでイメージを膨らませながら歩いていくと……ついにダイダラボウが登場した。

たしかにパッと見た感じ、大暴れするタイプというよりは、自然を愛する控えめなタイプという印象。ハーフ系のイケメンで、ゴリラのような体型である。優しいイケメンマッチョゴリラか。こいつ、もしかして……モテたな

モテたなお前。

・ライトアップされる
それはさておき、ダイダラボウ像が完成したのは1992年。伝説と比べたら小さいかもしれないが、静かな田園地帯では存在感抜群である。また、夜にはライトアップされるから、さらに目立つそうだ。今では地域の「守り神」的な存在なのかもしれない。お前光るのかよ。

なお、記者が訪れた時間が遅かったため、ダイダラボウ像内の展示室には入れなかったが、興味のある方は同園内の「埋蔵文化財センター」と併せて見学してみてほしい。さらに詳しく地域の歴史や巨人伝説を知ることができるだろう。優しい巨人は茨城にいた……!

・今回ご紹介したスポットの詳細データ
名称 大串貝塚ふれあい公園「ダイダラボウ像」
住所 茨城県水戸市塩崎町1064-1
時間 終日(園内施設は9:00~16:15)
休日 無休(園内施設は月曜日 / 祝日の場合はその翌日 / 12月29日~1月3日)

Report:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.

画像をもっと見る
Related Stories

当記事はロケットニュース24の提供記事です。

あなたにおすすめ

ランキング

ランキングをもっとよむ

注目ニュース

注目記事をもっとよむ

あなたにおすすめ