「情報の“情け”が報道の中にあってほしい」週刊文春によるEXIT兼近“逮捕歴報道”の是非

AbemaTIMES

2019/9/7 07:00



 5日発売の『週刊文春』は、人気お笑いコンビ「EXIT」の兼近大樹が2011年に逮捕されていた過去を報じた。これに兼近はTwitterで「この度は、お騒がせしてご迷惑をおかけしていまい大変申し訳ございません」と謝罪した上で、次のように綴っている。

「兼近は過去の法律違反を美談とする気も肯定する気もありません。今は永遠に背負い続け、こんな俺が夢を見たり簡単に他者と関わっていけないと再認識しています。しかしこんな俺だからこそ出来る事、見てほしい事、伝えられる事が沢山あると思って居ます」


 相方のりんたろー。もTwitterで、「元々兼近と出会わなければ今のような幸せな日々が訪れる事はなかったでしょう。あいつと漫才した時 どん底にいた僕にまだあんたの人生は終わってない。もう一回頑張る権利があると手を差し伸べられた気持ちでした。身勝手ではありますが、今度は僕がそばに居て今のあいつを肯定してやりたいんです」と兼近への思いを明かした。

しかし、過去の逮捕歴を報じることについて、EXITが所属する吉本興業が強く抗議。公式ホームページで「前科を報道する公益性がない」「未成年時の前科」であるなどとして、週刊文春を発行する文藝春秋に対し、記事を掲載したことに抗議するとともに、民事・刑事上の法的措置を検討していると発表した。


 これを受け週刊文春は5日、コメントを発表し、逮捕時に兼近は成人だったことを確認しているとした上で、「『週刊文春』記事は逮捕の過去によって現在の兼近さんを否定するものではありません。兼近さんという芸人がいかに生まれたのかを、ご本人の言葉によって伝える記事であることは、読者の皆様にご理解いただけるものと思います」とした。

兼近も「見出しだけで判断せず内容を読んで」と訴えているが、果たして過去の逮捕歴は伝えるべきことなのか。街の人からは「芸能人だからといって過去のプライバシーが流出するのはよくない」「更生しているんだったらそれなりに努力してきた人だと思うので、これから頑張れば問題ないと思います」「今の姿がすごく優しいという印象が強いから、『あ、そうだったんだ』くらいしか思わない」といった声が上がっている。


 “逮捕歴報道”の是非について、アーサー・ホーランド牧師は「“人の不幸は蜜の味”という言葉があって、人の不幸をニュースにしたりさらけ出すのは、ある人にとっては甘い蜜になる。聖書には“親切なことばは蜂蜜 たましいに甘く 骨を健やかにする”という言葉があって、人を高めていく言葉は大切だと。今は情報社会だけど、情という字は“なさけ”と書くように、もうちょっと情け深さが報道の中にあってほしいといつも思う。人間は完全・完璧ではないから、叩けばいろいろなホコリが出てくるだろう。“善を行い、罪を犯さない正しい人は世にいない”とバイブルの中にもあるが、罪は犯さなくてもみんな欠点があって、それで人を傷つけることもある。人間は反省して成長していくもの」とコメント。取材に答え、Twitterで自身の考えを示した兼近に関しては「彼はすごく前向きに捉えて反省をしているし、事務所にも話をしていて、僕はあっぱれだと思う」と述べた。

また、それを受け止める周囲の人については、「ざまあみろというような曲がった思いで考える人もいたり、同情的になったりする人もいる。世の中はいろいろな問題をすぐ裁く方に行くのではなく、その人が回復していくことを応援する、それを通して励まされる人々であってほしいと望む」と訴えた。
(AbemaTV/『けやきヒルズ』より)

当記事はAbemaTIMESの提供記事です。

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