『アス』鑑賞前に見たい! 鬼才ジョーダン・ピールがたっぷり語るインタビュー映像

 オスカー女優ルピタ・ニョンゴが主演を務める映画『アス』の製作・監督・脚本を手掛けたジョーダン・ピールが、アイデアの源やテーマ、モチーフなどについて語るインタビュー映像が解禁された。

【写真】狂気はハサミ『アス』場面写真

本作は、バカンスに出かけた一家の前に、自分たちとそっくりな“わたしたち”が現れるという、ドッペルゲンガーを扱ったサプライズスリラー。

「誰もが最大の敵は自分だと知りながら、その真実を隠そうとしている」と語るピール監督。「人は的を外部に求めがちだ。しかし本作ではモンスターは私たちの顔をしているんだ。人がドッペルゲンガーに恐怖を感じるのは、もう一人の自分を見ることを本能的に不気味に思うからだ」という。

劇中で“わたしたち”の武器として登場するハサミ。監督は「恐怖のイメージを持つ象徴的なアイテムだと思う。本作ではハサミという武器に最高の敬意を払いたくて作品の中心に据えることにした」と明かす。

同監督はまた、スリラー映画について「自分の中の恐怖と向き合う手段だ。だからスリラーが大好きだし、スリラーには美学がある」と強調。実はコメディアンの顔も持つピール。スリラーとコメディの共通点を「両者ともクレイジーな展開が許容される一方で、現実と密接に結びついているほど面白い。当分はスリラーから離れないだろうね」と話す。

インスピレーションの源については「何が一番怖いかを構想段階で自問するんだ」とピール監督。本作の構想で思いついた“一番の恐怖”は「自分に会うこと」だったという。「自分に会うことがなぜ怖いのか、それは自分の犯した過ちや罪や悪魔の部分を直視したくないからだ」と指摘する。

こうした自分から目を背けたがる傾向は、今のアメリカの世界に対する考え方にも共通しているとする。「アウトサイダーを恐れている。テロリズムから移民まで何もかも恐れている。移民で作られた国なのにもかかわらずだ」と、監督はアメリカの現状にも警鐘を鳴らした。

映像ではほかにも本作の舞台となったカリフォルニア州サンタクルーズについて、主人公を演じたルピタ・ニョンゴをはじめとするキャスト陣についても語っている。さまざまなピール監督の思いが含まれた映画『アス』。一体どのような恐怖が描かれているのか、劇場で確かめたい。

映画『アス』は9月6日より全国公開。

当記事はクランクイン!の提供記事です。

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