瀬戸内寂聴が初めて秘書を叱った日「『私なんか』と言わないで」

TOKYO FM+

2019/9/5 20:00

高橋みなみがパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「高橋みなみの『これから、何する?』」。9月5日(木)の生放送は、瀬戸内寂聴さんの秘書・瀬尾まなほさんが登場。寂聴さんよりかけられた忘れられない言葉を伺いました。



寂聴さんが京都で開いている寺院「寂庵」に勤めて8年。66歳の年の差で寂聴さんを支える瀬尾さんは、これまで多くを学んできたと言います。この日は寂聴さんが伝えた、印象深い言葉を聞きました。

◆「『私なんか』なんて決して言わないで」
この言葉には続きがあります。「この世でひとりの自分を粗末に扱う人間は寂庵にいらないから辞めて」というもの。当時就職活動がうまくいかず、自信を失っていた瀬尾さん。寂庵で働き始めてからも自虐的になりがちだったと言います。

思わず出た「私なんか」のひと言。そのとき、寂聴さんは初めて瀬尾さんを叱り、この言葉を投げかけたと言います。「自分を粗末にしていることに対して、他人が怒ってくれた。怒られたけどうれしかった」と笑う瀬尾さん。「瀬戸内にそう言われてから、私の価値をちゃんと認めてくれる人がいるなら自分を粗末にしてはダメだと思うようになりました」と話します。

◆「大丈夫。まなほは、絶対幸せになる」
気づけば30歳を過ぎ、周囲が結婚・出産を経験するなかで焦りを覚えた瀬尾さんが相談した際に、寂聴さんがかけた言葉です。

この言葉に後押しされ、瀬尾さんは今年、年下男性と結婚。「『あなたの結婚式に出る前に死んじゃうわよ』なんてよく言われていて(笑)。結婚をすごく喜んでくれました」と振り返ります。寂聴さんは、瀬尾さんの結婚相手をとても気に入り「見た目がいい。中身はわからないけどね」とちゃめっ気たっぷりに評したと言います。

◆「自分のことばかりでは駄目」
そしてもう1つの忘れられない言葉は、「自分のことばかりでは駄目。宇宙と自分、世界と自分、日本と自分をいつも意識しなさい」。瀬尾さんは「それまで家族や友達のことを優先に考えていました。でも、自分ではなく誰かのために何かをすることや社会とのつながりを持つことの大切さを、この言葉を通じて教えてもらいました」と話します。

現在は、寂聴さんと元厚生労働事務次官・村木厚子さんが立ち上げた「若草プロジェクト」をサポートしている瀬尾さん。貧困や虐待、薬物依存などの問題を抱えた若い女性に寄り添う同プロジェクトについて、瀬尾さんは「そういう状況が日本にあるということを知ってもらいたい」と熱弁しました。

たかみなは「本当に素敵なお2人の関係を知ることができた、すごくいい時間でした」と笑顔。寂聴さんと瀬尾さんの触れ合いは「寂聴先生、ありがとう。 秘書の私が先生のそばで学んだこと、感じたこと」(朝日新聞出版)に記されています。興味のある方はぜひ手に取ってみてはいかがでしょうか。

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【番組概要】
番組名:高橋みなみの「これから、何する?」
放送日時:毎週月~木曜 13:00~14:55
パーソナリティ:高橋みなみ
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/korenani
番組SNS:
LINE=@korenani
Twitter=@KoreNaniTFM
Instagram=korenanitfm

当記事はTOKYO FM+の提供記事です。

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