中村誠治郎が男の一生を熱演!舞台『今、僕は六本木の交差点に立つ』ゲネプロレポート

SPICE

2019/9/5 16:00


舞台『今、僕は六本木の交差点に立つ』が2019年9月4日(水)から天王洲 銀河劇場で開幕した。初日を前に行われた公開ゲネプロ(舞台総通し稽古)の様子を、写真とキャストコメントともにお伝えする。

※以下、十分な配慮はしておりますが、若干のネタバレが含まれます。ご留意ください※
舞台『今、僕は六本木の交差点に立つ』のゲネプロの様子
舞台『今、僕は六本木の交差点に立つ』のゲネプロの様子

本作の主人公のモデルとなるのは、プリント基盤製造メーカー「キョウデン」を核に、パソコンメーカーSOTEC、大手スーパー長崎屋、大江戸温泉物語など破綻寸前の企業を次々と買収し再生に導いた、経済界の風雲児・橋本ひろしという実在の人物。莫大な富と名声を手に入れた彼は50代になって、突如音楽活動を開始し、六本木のライブハウスで歌い始めた。トーキングブルースと称されるトークと歌が渾然一体となった彼のライブには、多くのファンが集まり、歌に耳を傾けた。
舞台『今、僕は六本木の交差点に立つ』のゲネプロの様子
舞台『今、僕は六本木の交差点に立つ』のゲネプロの様子

本作『今、僕は六本木の交差点に立つ』は、その橋本ひろしの人生を下敷きに、脚本家の中津留章仁が、ある男の一生をハートフルな人間ドラマとして描いた作品。演出は、黒色綺譚カナリア派を主宰し、劇作家・演出家・女優としても活躍する赤澤ムックが務めている。 
舞台『今、僕は六本木の交差点に立つ』のゲネプロの様子
舞台『今、僕は六本木の交差点に立つ』のゲネプロの様子

主人公の“稲本ふとし”役を演じる中村誠治郎。初日を控えて、次のようにコメントを発表していた。

8月頭から稽古が始まり、ここまで本当にあっという間でした。顔合わせでプロデューサーの熱い想いをお聞きして更に全体の士気が高まり、ここまで演出の赤澤ムックさんを筆頭にとにかくがむしゃらに、そして緻密に大切に作り上げてきました。今までやったことのないジャンルの作品だなと思ってはいたのですが、稽古が進んでいくにつれて、僕の想像を更に超える熱い作品へと導いてくれました。
橋本ひろしさんというすごい方の人生を生き抜きたい。その想いが作品を通して、少しでもお客様に伝わるよう自分にできることを全てやりつくします。とにかく全力投球で最後まで駆け抜けたいと思います。是非劇場に足を運んでいただけると幸いです。

舞台『今、僕は六本木の交差点に立つ』のゲネプロの様子
舞台『今、僕は六本木の交差点に立つ』のゲネプロの様子

中村は、全身から溢れ出るパワーと情熱で、男の一生を熱演。劇中では「たまるか たまるか たまるか」や「目標」など橋本ひろしの曲が数曲織り込まれているのだが(タイトルの『今、僕は六本木の交差点に立つ』も橋本の曲名だ)、どの曲もストレートな歌詞ゆえ、胸を打つ。中村はそれを違和感なく、むしろ説得力を持って、歌い、叫び、語っていた。まさに人生山あり谷あり。ジェットコースターのような男の人生を駆け抜けていた。
舞台『今、僕は六本木の交差点に立つ』のゲネプロの様子
舞台『今、僕は六本木の交差点に立つ』のゲネプロの様子

有澤樟太郎は、ふとしと同郷の親友・山口俊役を演じる。俊は、ふとしを励まし続け、ふとしに影響を与え続ける役柄だが、一方で、ふとしと俊は対照的な人生を歩む。そのコントラストが物語の軸にもなっている。

有澤は「今回僕は、オリジナルキャラクターを演じます。主人公に大きな影響を与える一人です。言葉や行動で人に影響を与えることがどれだけ難しいか今作で改めて痛感しました。役を落とし込むのに時間を要しましたが、主人公を演じる誠治郎さんと話をし、カンパニーの皆さんと濃密な稽古期間を過ごし、今、本番がとても楽しみです。矢のようにお客さんの心に刺さる作品にしたいなと意気込んで一生懸命稽古してきました。稽古場の熱量を見る限りいけると思っています。全8公演怪我なく全員で駆け抜けます。ご来場心よりお待ちしております。」とコメントしている。

舞台『今、僕は六本木の交差点に立つ』のゲネプロの様子
舞台『今、僕は六本木の交差点に立つ』のゲネプロの様子

定本楓馬は、実業家の津田山涼介役を演じる。中盤までは狂言回しの役どころも担っていた。

今回の作品は僕にとって新しい挑戦がたくさんあります。悩みに悩みましたが、それも凄く刺激的な時間で、また先輩方の姿を近くで観させていただけることも本当に貴重でした。この作品を観た後に様々な気持ちが生まれると思いますが、それが何か見てくれた皆様の1つ後押しになれるように全力で向かい、演じていきたいと思います!どうか宜しくお願いします!」と、定本は語っている。
舞台『今、僕は六本木の交差点に立つ』のゲネプロの様子
舞台『今、僕は六本木の交差点に立つ』のゲネプロの様子

山寺宏一は、久保田康徳役を演じる。中年の哀愁を漂わせながら、生きる希望を見つけた男の生き様を丁寧に演じていた。そんな山寺は以下のようにコメントをしている。

いよいよ初日です。ほとんどのスタッフ・キャストが初めての方々ですが、稽古を重ねていく中、沢山の刺激を頂き、良いチームになったと実感しています。特に主演の中村誠治郎くんとは、昔から知り合いだった様な気がするくらい(笑)。ご存知の通りイケメンですが、舞台上ではもちろん飲んでいる時も、彼は主人公『ふとし』そのものです。
僕自身、今まで演じた事が無いような役で不安でしたが、相手役の七木さん(※七木奏音)のピュアさに引っ張られ、楽しく演じられそうです。若い出演者が多い中、唯一の同世代である久ヶ沢さん(※久ヶ沢徹)にもいつも助けて頂いています。
凄い実業家でシンガーソングライターという実在の人物をモデルにし、さらに二重構造(ネタバレか?)という意欲作。皆さんの心に何か少しでも響くものがあれば幸いです!

舞台『今、僕は六本木の交差点に立つ』のゲネプロの様子
舞台『今、僕は六本木の交差点に立つ』のゲネプロの様子
舞台『今、僕は六本木の交差点に立つ』のゲネプロの様子
舞台『今、僕は六本木の交差点に立つ』のゲネプロの様子
舞台『今、僕は六本木の交差点に立つ』のゲネプロの様子
舞台『今、僕は六本木の交差点に立つ』のゲネプロの様子
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舞台『今、僕は六本木の交差点に立つ』のゲネプロの様子
舞台『今、僕は六本木の交差点に立つ』のゲネプロの様子
舞台『今、僕は六本木の交差点に立つ』のゲネプロの様子

上演時間は1幕2幕合わせて約2時間40分(途中休憩あり)。わずか8公演なので、お見逃しなく!

取材・文・撮影=五月女菜穂

当記事はSPICEの提供記事です。

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