miwaの妊娠・結婚に「アスリートの妻失格!」の合唱は正論か?

wezzy

2019/9/4 18:15


 シンガーソングライターのmiwaと競泳の萩野公介選手が今秋に結婚することを発表。miwaは第一子妊娠中で冬に出産予定だ。二人のSNSには祝福の声が寄せられている一方、ネット上ではmiwaの“料理スキル”を懸念する批判的な声もある。どういうことなのか。

それは荻野選手が五輪で活躍するハイレベルの現役アスリートであることに起因する。

萩野選手は現在25歳。2度の五輪出場経験を持ち、高3で出場した2012年ロンドン五輪では400メートル個人メドレーで銅メダルに、2016年リオデジャネイロ五輪では400メートル個人メドレーで金メダル、200メートル個人メドレーで銀メダル、4×200メートルフリーリレーで銅メダルを獲得している。しばらく休養していたが先月のW杯東京大会で復帰したばかりで、今後は東京五輪での金メダル獲得を目指すという。

身体は食事によってつくられるため、アスリートは食事管理が重要。しかしmiwaは料理が得意とは言えないことが、一部で批判の矛先になっている。

2015年のファンクラブ会員限定のツアーで流されたVTRでは、miwaが野菜を洗わないまま調理していたと話題になったそうだ。また2016年には、miwaのライブでバンドマスターを務めるejiの自宅で行われた料理会でキャベツの千切りをしたが、ejiには“ザク切り”扱いされたことを、公式ブログで明かしている。

つまり、料理が不得意なmiwaに、アスリートの妻が務まるのか、ということのようだ。

「栄養管理は妻の仕事」は正論か?
 男性アスリートの妻は、夫の食事・栄養管理をしっかり行うのが義務であると、当然のように見なされている。ただ美味しいものを食卓に出すのではなく、スポーツを生業とする夫の身体を気遣い、栄養バランスの取れたメニューを考え、陰日向で夫をサポートする妻(いわゆる内助の功)が広く称賛される傾向にある。アスリートとの結婚を機に、自身の仕事をセーブする女性芸能人も少なくない。

その典型例といえるのが、ニューヨーク・ヤンキースに所属する田中将大選手・里田まい夫妻だろう。里田は、夫の食生活をサポートすべく、ジュニア・アスリートフードマイスターの資格も取得したとして、「できた妻」だと絶賛された。

対照的なのは、ダルビッシュ有選手と紗栄子。2010年に離婚騒動が勃発した際、紗栄子は料理レベルが低く栄養管理に消極的という報道があり、紗栄子は「アスリートの妻失格」とバッシングを受けた。

しかし、「妻だから料理をすべき」という性別役割分業に基づいた価値観が性差別的であることは、もはや自明。また、夫婦が互いに相手に求める要素もそれぞれだ。たとえ夫がアスリートであったとしても、必ずしも妻が食事面でのサポートをする必要はない。

徹底的な栄養管理を求め、プロの料理人を雇うアスリートもいる。たとえばトルコのガラタサライで活躍するサッカー・長友佑都選手は、2017年にタレントの平愛梨と結婚したが、基本的に食事は「専属シェフ」の加藤超也氏に頼んでいる。平も料理をすることはあるが、夫の食事管理をすることが彼女の“仕事”ではないようだ。

miwaに話を戻すと、結婚発表の際に彼女が引退するなどの公式コメントはなく、シンガーソングライターとしての活動を封印するわけではないと見られる。「アスリートの妻」であると同時に、彼女は多くのファンに愛され、魅力的な音楽を届けてきた「miwa」でもある。彼女が「アスリートの妻にふさわしいか否か」を他人がジャッジするものではないだろう。

当記事はwezzyの提供記事です。

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