ママたちの子育てトラブル体験談 第25回 7歳児が突然入院! 入院期間中にシングルマザーが大変に感じたこと


子どもが突然「入院」と言われたら、いったいどんなことに困るのでしょうか? 病気やケガなどで通院することはよくあるかもしれませんが、いざ入院となると少し戸惑ってしまいますよね。

子どもの体調が一番心配ですが、ママとしては他にも入院の準備や費用、学校、家族、仕事など考えることがたくさんあると思います。筆者がシングルマザーだということもあり、子どもの入院で大変だった体験とその後の対策をご紹介します。

○聞き慣れない病気で一気に不安に

息子が小学2年生の4月のことでした。新しい学年がスタートして1週間足らずの時期に突然体調を崩して入院することになりました。原因は「髄膜炎」という病気で、聞き慣れない病名に戸惑いもあり不安でいっぱいになりました。そして息子の状態はもちろんですが、家においてきた長女や入院のお金など心配事が一気に頭を巡りました。

入院で最も困ったことは「小学2年生からは付き添い入院はできない」という、この病院のルールがあったにもかかわらず、息子が「1人では怖くて不安で無理だ」と訴えてきたことです。普段そんなことを言わない子だったので、よほどの恐怖があったのだと思いました。ただ、簡易ベッドや食事の用意はできないものの、一緒のベッドでよければ夜に泊まりに来てもよいということだったので、夜間は病院に泊まることにしました。

子どもが小さいときは、上の子も一緒に入院できたのですが、小学生の場合はそうもいきません。その頃の私はシングルマザーになり、新しい土地に引っ越したばかりでしたので、周りに頼れる人がいませんでしたし、実家の母も体調が悪く家のことを助けてもらえる状況ではありませんでした。筆者が病院にいる間、9歳の長女は家でひとりぼっちになってしまいました。
○有事の協力者がいない不安とお金の心配

このとき、子どもたちにはとても寂しい思いをさせてしまったと本当に反省しました。当時のことを踏まえ、今では「母子会への入会や町内会の集まりなどに積極的に顔を出す」「友人に自分の状況を知ってもらう」など、子どもや私自身に何かあっても大丈夫なよう、周囲に話をしておくようになりました。子どもたちにとっても、周りに知っている大人がたくさんいることは、困ったときの安心につながると考えたからです。

また、いざというときのために「母子の生活支援サービス」 や「ひとり親家庭等日常生活支援事業」 が活用できるよう事前登録をしています。これらは病気などのほかにも、突然の生活の変化や仕事の残業などにも対応してくれるサービスです。地域や制度によってサービス内容やお問い合わせ相談窓口などが異なりますので、各自治体などに確認してみてください。

入院費用に関しては、ひとり親家庭等医療費助成 の対象となっていたため7日間の入院で約45,000円でした。しかし、そのほかにもさまざまな費用がかかってしまいました。

このように予想外のものが必要になったり、予想より費用がかさんだりしたものもありました。特に病院の駐車場代は毎晩宿泊することになったため、7日間の総額で5,250円かかりました。

入院準備の費用は下着の購入、ストロー付きのコップやスリッパ、歯ブラシセットなど新たに購入することになり、入院関連費用で約28,000円となり、今回の入院では総額約78,000円かかりました 。病気の状況によってかかる費用は変わってくると思いますが、ある程度の現金を用意しておくのは大切だと実感しました。シングルマザーでも全く費用がかからないわけではない ため、注意が必要です。
○医療保険の入院給付金

息子は医療保険に加入していたのですが、そちらからの入院給付金はとてもありがたいものでした。共済と民間の医療保険に加入していたのですが、この入院に関しては総額105,000円が給付されたため、医療費やそのほかでかかった費用も補填できました。

ただ医療保険は、退院後に入院日数を記入して請求するものが多い ため、入院費用などは一旦支払いをしなければなりません。入院が長くなる場合は、病院によって退院時だけでなく、支払いを入院中に行うこともありますので、支払いに関しては事前に病院に確認しておくとよいでしょう。

また、入院の内容によりますが、給付請求の際に診断書が必要な場合は、料金がかかります 。料金は病院ごとに異なりますが、複数の保険会社へ給付請求をするケースは、診断書のコピーで対応できるかどうかをよく確認し、必要最低限の文書料ですむようにしましょう。
○事前の備えがあれば慌てずに対応できる

子どもが入院となれば、ただでさえ慌ててしまいますよね。しかし、「入院ってどんなことにお金がかかるのかな」「仕事や生活はどう変化するのかな」と具体的に考えてみると、事前に対処法を用意することができます。「緊急一時金を貯金とは別に少し用意しておく」「時間のあるときにおかずを作り置きする」「生命保険の加入を検討してみる」など、必要に応じて準備していきましょう。

筆者が一番よかったと思っていることは、母子会や友人などにどんどん自分の話をして頼れるようになったことです。自分の状況をわかって気にしてくれたり、心配して手を貸してくれたり、とても大きな安心感となっています。もしものときは、子どもだけでなくママも不安になります。支援の制度や団体と関わりを持つことでも助けてもらえることがたくさんありますので、気になっている方はぜひ問い合わせてみてください。

○佐藤友美

北海道在住。保険会社に勤務後、ファイナンシャルプランナーとして独立。教育資金や老後資金、家計のやりくりに悩んでいるママや女性の身近なアドバイザーとしてマネー講座・相続介護セミナー・ものとおかねの片付け教室・起業と確定申告などの各種講座や個別相談、執筆を中心に活動している。2児のシングルマザー。佐藤FPオフィスホームページ
2級FP技能士/マイライフエフピー認定ライター

イラスト=オオノマサフミ

当記事はマイナビニュースの提供記事です。

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