海老蔵、襲名前のファイナル企画にSnow Man宮舘涼太&阿部亮平が参戦 『ABKAI 2019』製作発表

SPICE

2019/9/4 11:43



2019年11月5日(火)から東京・Bunkamuraシアターコクーンにて、市川海老蔵が企画・製作を務める『ABKAI』の第五回自主公演『ABKAI 2019~第一章FINAL~』が上演される。
本公演の製作発表が9月3日(火)、都内にて行われ、海老蔵自ら報道陣に公演内容を説明した。

本企画は、海老蔵が近年積極的に取り組んでいる“伝統の継承”と“新時代の歌舞伎の創造”を融合させた自主公演。歌舞伎にあまり縁がない若い世代や、舞台を観る機会が少ない人でも、気軽に足を運んで歌舞伎を楽しんでもらう事を狙って、これまで日本昔話や古事記など馴染みのある題材を扱ってきた。


今回の演目は、以前より海老蔵が構想を練っていた「源平布引滝(げんぺいぬのびきのたき)」より「実盛物語」を主軸にした『SANEMORI』。平家に仕えながらも源氏に忠を尽くさんとする実盛の生き様や、ドラマ性があふれる時代物の名作と称される本作を海老蔵自ら演出を務め(「團栗」は海老蔵の俳名)、新たな歌舞伎を作り上げるという。海老蔵は「今まで、実盛を何百回も演じてきたが、現代人の皆様には源平合戦の中での“白旗の重み”というものがあまり理解されていない気がしている。歌舞伎の良さでもあるが、白旗を守るために命をかける人々をクローズアップはしていないので、この点の面白さを自分も見てみたいと思っていた。白旗を人々が命がけで守る姿、そして人間ドラマが何重にも重なってくるところが見どころ」と語る海老蔵。

2020年に「十三代目 市川團十郎 白猿」の襲名が決まっていることから、今回の公演が“海老蔵”名義では最後となる。企画名の「ABKAI」の名は今後どうなるのか、という疑問について、「私の血液型がAB型だから“AB型の会”=ABKAIと変えて名を変えずに続けていけたら……ちなみに倅(堀越勸玄くん)もAB型で……冗談ですよ」また、勸玄くんも来年市川新之助を襲名する事から「新之助がいて、團十郎がいて、『ABKAI』があれば我が家にとってすべての名前がそろう」と笑いを誘いつつ、近い将来、父が演出する公演で息子が出演する、という可能性をも匂わせていた。


出演者の中には、先日CDデビューを発表したジャニーズJr.のユニット「Snow Man」から宮舘涼太と阿部亮平の名前がある。ジャニーズのタレントとタッグを組むのは、昨年V6の三宅健と六本木歌舞伎『羅生門』を上演して以来となる。宮館と阿部は『滝沢歌舞伎』で長年芝居と殺陣をやっており、ともにスキルに秀でた二人だ。海老蔵は二人の参加について「今まで三宅健さんなどジャニーズの方々とご一緒してきましたが、立ちまわりなど動きの中で私たちも学ぶべきものがあった。歌舞伎の所作や伝統的な動きは難しいとは思うが、宮舘さんや阿部さんには動きの面で活躍してもらえたら嬉しい」そして、「お二人との共演はご縁ですね」と口にしていた。

さらに歌舞伎界からは、市川右團次、中村児太郎らが出演。信頼のおける顔ぶれが芝居に彩りを添える。海老蔵としての最後の大仕事に期待したい。

取材・文・撮影=こむらさき

当記事はSPICEの提供記事です。

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