立川志らく起用は「炎上狙い」か TBS新番組MCと『ひるおび!』続投

wezzy

2019/9/4 06:05


 落語家での立川志らくが、新しい“TBS朝の顔”になることが発表された。

TBSは2日、10月の改編で国分太一がメインMCをつとめる平日朝の帯番組『ビビット』を終了することを発表。後続番組として、9月30日から新情報番組『グッとラック!』をスタートさせる。そのメインMCに抜擢されたのが、立川志らくだ。

立川志らくはすでに同局の平日昼の帯番組『ひるおび!』にもコメンテーターとして出演している。

同日、志らくはTwitterで<ひるおびは辞めへんで!^_^><しかしまさか午前中に帯番組を二本やるようになるとは想像していなかった。朝2時間メインを張ってCM中にスタジオを移動してコメンテーターをやるってなんだそりゃ?>とツイート。新番組に加えて『ひるおび!』も続投することを明かしている。

これでTBSの情報番組で志らくの顔を見ない日はなくなり、いよいよコメンテーターとしての地位を確立しつつあるように見える。TBSが志らくに期待することは、ズバリ“炎上”だろう。

志らくは新番組MC就任にあたり、「とにかく思ったことを自分の言葉にして伝えていきます。そのコメントに喜んでくれる方、ご立腹される方もいるとは思うのですが、素直な気持ちで発信できればと」と抱負を述べた。

そして番組の担当プロデューサーからは、「各方面からご指摘・ご指南・ご批判を頂戴すること、覚悟しております」と、開始前から炎上を想定したコメントが飛び出している。実際、志らくは炎上経験が豊富だ。

立川志らくの新番組がスタートすることを6月にスッパ抜いていた「女性自身」(光文社)の記事によれば、TBS関係者は「(志らくの)ときには炎上もいとわない毒舌にしても、上から目線ではなく、庶民感覚に寄り添ったもの。メイン視聴者である主婦たちにも支持されている、と、局は判断しています」という。
物議醸した立川志らくの「死にたいなら1人で死んでくれよ」発言
 今年5月に神奈川県川崎市の登戸駅付近で、男がスクールバスを待っていた児童らを20人殺傷してその場で自死するという凄惨な事件が起きた。

立川志らくは『ひるおび!』で、「死にたいなら1人で死んでくれよって。本当にそういう人は。なんで子どもの弱いそういうこところに飛び込んでくるんだ。信じられないですね」とコメントし、犯人への激しい憤りを露わにした。するとネット上でも「関係ない人を巻き込むな」「勝手死ね」という、志らくの発言に同調する意見が相次いだ。

この流れに危機感を覚えたNPOほっとプラス代表理事で聖学院大学人間福祉学部客員准教授の藤田孝典氏は、<凶行が繰り返されないように、他者への言葉の発信や想いの伝え方に注意をいただきたい>と指摘。犯人を擁護するわけではないが、事件の再発防止のためには犯人個人だけではなく社会背景にも目を向けて、社会の在り方を考えていくべきだと説き、「死にたいなら一人で死ね」論に一石を投じた。

しかし、立川志らくは激しく反論。Twitterで<ひとりで死んでくれ! の言葉は普通の人間の感情だ。この怒りをどこにぶつければいい!>などとコメントし、自身の発言に対する批判に対しては、<いや、子供を持っている、子供を愛している世界中の親の多くが(犯人に「一人で死ね」と)言いたいはずです>と感情をぶつけた。

慎重性を欠いた感情論は、問題の本質を見失わせる
 8月上旬、国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」で、従軍慰安婦像を題材にした「平和の少女像」に抗議が殺到し、同芸術祭が3日間で中止に追い込まれた騒動でも、立川志らくは『ひるおび!』で偏見を披露し波紋を広げた。

立川志らくは少女像について、「不思議なのは、これを平和の少女像ということが不思議でしょうがない」「日本人の多くの人が反日の像だと思っているわけでしょ」としたうえで、「こういうことをやると日本人の多くは不愉快に思って許さないという結果は出た」と私見を述べた。

この発言にもやはり一部で賛同の意見が見られていたが、他方で志らくの歴史認識の誤りを指摘する声も大きく、「日本人の多く、を勝手に代弁しないでほしい」との批判が相次いだ。

立川志らくは番組司会という立場になっても、“怒り”や“不愉快”を率直に表現するだろう。むしろ、番組側はそれを求めていると考えられる。感情的なコメントにより、冷静で丁寧な議論を潰し、お祭り騒ぎのような熱狂を巻き起こす。それにより、番組の数字的な成功を目論んでいるのだろう。

しかし慎重さを欠いた感情論は、問題の本質を見失わせる。また、志らくが一個人の意見を「子供を愛している世界中の親」や「日本人の多くの人」として垂れ流す傾向も、多様性を拒み、人と人との断絶を深めかねない。新番組には、“炎上を恐れぬ毒舌”などではなく、異なる立場の人々を慮る意識を大事にしてほしい。

当記事はwezzyの提供記事です。

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