「なつぞら」130話「キックジャガー」には吉田健一、大橋学など名アニメーターが参加

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連続テレビ小説「なつぞら」 
NHK総合 月~土 朝8時~、再放送 午後0時45分~
◯BSプレミアム 月~土 あさ7時30分~ 再放送 午後11時30分~
◯1週間まとめ放送 土曜9時30分~


第22週あらすじ「なつよ、優しいわが子よ」130話(8月29日・木 放送 演出・渡辺哲也)視聴記録
親ばかになったなつ
なつ(広瀬すず)が起きると、優(増田光桜)がキックジャガーの動画に絵を描き込んでいた。「どうしてこんなことするの」と声をあげると、ママが眠れるように手伝おうとしたとしょんぼり。「ごめんなさい」を繰り返す優がいたいけ過ぎる!

坂場(中川大志)が動画を見ると、なつの描いたキックジャガーが蹴ったかまきり怪人の動画がちゃんと動いていて、なつは今度は「天才」だとお喜び。なつの仕事を見ていつの間にか仕事のコツを覚えてしまったところは、幼少時のなつが搾乳している泰樹たちを見てコツを覚えたことと同じ。観察眼がいいのはなつ譲りらしい。

出社したなつは、堀内(田村健太郎)や中島(坂口涼太郎)に「すごいでしょう」と優の描いた動画を見せびらかす。堀内は「親ばか」とからかうが、なつは気にしない。
堀内の席にt6のお面が飾ってある。キャラクターフィギュアのみならずこういうグッズまで作って飾ってあるところが楽しい。なんでも作れる美術スタッフってすごい。

とそこへ、佐藤(橋本じゅん)がやってきて、「キックジャガー」の最終回はどうなるのかなと聞く。「最後はジャガーのマスクをとって正体を明かす?」と言うとき、橋本じゅんはメガネを外す。気持ちがキックジャガーになっているのだ。当たり前にこういう動きができちゃうんだろうなあと思う。

正体を明かすのはいいが、明かしたあとどうなるか考えるスタッフ一同。男性陣は「オトコの美学」としてそのまま黙って子供たちの元を去るべきと言うが、なつは、優が「もういいよ」と声をかけてあげたいと言ったのを聞いて、そう言われたキックジャガーは素顔でもう一度リングに向かうことを提案。「敗者の美学」と賛同を得る。

演出・宮田役の川島潤哉は、よるドラ「ゾンビが来たから人生みつめ直した件」のYouTuber役が怪しくてよかった。「ちはやふる─結─」にも出ていて、広瀬すず関連作つながり俳優のひとりであった。

キックジャガー最終回
それっぽい「キックジャガーのテーマ」と共に、最終回のアニメが流れる。
感動の「キックジャガー」最終回の作画スタッフは以下。
「キックジャガー」 約31.5秒
絵コンテ原案:深瀬雄介(NHK)
演出・絵コンテ:大橋学
キャラクター原案:深瀬雄介(NHK)
キャラクターデザイン:大橋学
キャラクター表作成:伊奈透光
撮影小道具原画・動画作成:刈谷仁美 丹羽弘美 伊奈透光 舘野仁美
なつ手元吹き替え:丹羽弘美
神地・下山手元吹き替え:伊奈透光
動画検査:舘野仁美
背景美術・ハーモニー:齋藤緋沙子
仕上げ:ライトフット
撮影:泉津井陽一

129回に登場したキックジャガーの絵(なつの作監修正)は元ジブリで、「交響詩篇エウレカセブン」や「ガンダムG のレコンギスタ」のキャラクターデザインなどを手がける吉田健一で、130回に登場したキャラクターデザインと演出、絵コンテは東映動画出身で、「なつぞら」のアニメーション時代考証の小田部羊一の下で仕事をしていたこともある大橋学。マッドハウス時代は「ガンバの冒険」「家なき子」などを手がけた。

ポイント、ポイントで、知る人ぞ知る名アニメーターが参加している「なつぞら」。
あくまでフィクションであり、実在のアニメーターのアニメ制作物語ではないとはいえ、アニメが出てくるたびに史実とつながるヒントがあって、興味をもって調べれば、アニメの黎明期の歴史が学べるようになっている。そこまで興味がなくても、なにもないところから漫画映画(アニメ)が生まれて育っていく流れはとてもおもしろい。

茜のオムライスと餃子
優と明子の面倒を見る茜(渡辺麻友)。何が食べたい「オムライス」「餃子」と言われて悩む姿や、ふたりに左右からしがみつかれた姿など、渡辺麻友がじつにあったか優しそうなママを演じている。
が、うっといわゆる口に手を当てる妊娠仕草をしてトイレに駆け込み、第二子ができたことがわかる。めでたいが、なつにとっては優を預けることができなくなる。今度はどうする、なつ。

【第22週あらすじ「なつよ、優しいわが子よ」8月26日・月~8月31日・土】 
坂場(中川大志)のマコプロダクションへの再就職が決まったものの、愛娘の優を預ける保育園が見つからない。そんな矢先、仲(井浦新)から東洋動画の勝負作「キックジャガー」の作画監督という大役を命ぜられる。なつは保育ママを探そうとするが、共稼ぎ夫婦への風当たりは厳しく、途方に暮れる。そんな中、手を差し伸べたのは茜(渡辺麻友)だった。茜は東洋動画を辞め、子育てに専念していたが、なつには女性アニメーターの先駆者としてがんばってほしいと語る。なつは茜の応援を受け、育児と仕事の両立に励むが、そんなある日、優が熱を出していると茜から電話が入る。仕事を手放せないなつは坂場に電話するものの、連絡がつかない。

131回あらすじ  8月30日・金 放送なつ(広瀬すず)が、茜(渡辺麻友)の家に預けている優を迎えに行く。すると茜の娘の明子の誕生日を一緒に祝いたいから家に帰りたくないと言われる。さらに、茜と一緒がいいと言われ、言葉を失うなつ。帰宅した坂場(中川大志)に、ずっと優を茜に預けてきてことの不安を口にするなつ。その夜、優のいない布団の中で眠れずにいたなつだったが、そこへ突然、電話が鳴り響き…。


132回あらすじ  8月31日・土 放送
なつ(広瀬すず)の娘の優が5歳になったある日、優は雲を指差し、その形が馬に似ているとなつに言う。本物の馬が見たいと言う優になつは夏休みになったら十勝に連れていくと約束する。だが、なつはその頃テレビ漫画の「魔界の番長」で再び作画監督を任されており、引き受けた以上はヒットさせようと必死になっていた。そんなある日、北海道から遊びに来た夕見子(福地桃子)が天陽(吉沢亮)について気になることを言い…。
(木俣冬)

登場人物とキャスト 登場順
奥原なつ 広瀬すず 幼少期 粟野咲莉…主人公。戦争で父母を亡くし、兄と妹と別れ、剛男に連れられて北海道に引き取られてきた。生活を保障してもらう代わりに酪農の手伝いをする。父の描いた家族の絵を大切にもっている。生きるために感情を押し殺してきたが、柴田家、とりわけ泰樹と触れ合うことで、素直に感情を出せるようになっていく。これからは酪農の時代だと考え、十勝農業高校で学んでいる。演劇部に入る。
高校卒業後、アニメーターを目指して東京に出てくる。
佐々岡信哉 工藤阿須加 幼少期 三谷麟太郎…空襲のとき、なつを助ける。孤児院で働きながら勉強している。
柴田剛男 藤木直人…柴田家の婿養子。なつの父の戦友で、戦災孤児となったなつを十勝に連れて来た。妻を「ふじこちゃん」と呼ぶときがある。1955年時点では音問別農協組合で働いている。
柴田富士子 松嶋菜々子…剛男の妻。開拓で苦労してきたので、ひとに優しい。
柴田照男 清原翔(13 回から) 幼少期 岡島遼太郎…柴田家長男。搾乳をさせてもらえない代わりに薪割りを頑張っていたが、なつが来たことを機にようやく搾乳させてもらえた。
柴田夕見子 福地桃子(13回から)幼少期 荒川梨杏…柴田家長女。牛乳嫌い。同い年のなつに嫉妬を覚えたが、剛男に説得されてなつを受け入れる。勉強ばかりして家の手伝いを全然しない。
柴田明美 平尾菜々花(13回から) 幼少期 吉田萌果…柴田家次女。
柴田泰樹 草刈正雄…柴田家当主。頑固者で幼いなつにも容赦なく厳しく接するが、意地悪ではなく、彼の人生哲学に基づいたもの。他人に頼らず己の力で人生を切り拓くことを心情としている。甘いものが好き。
なつをほんとうの家族にしたいと願い、照男と結婚させようとする。
奥原咲太郎 幼少期 渡邉蒼…なつの兄。タップダンスが得意で、米兵にかわいがられていた。孤児院を出て新宿で亜矢美に助けられ、ムーラン・ルージュを経て、浅草の劇場で働いていたが、盗み濡れ衣を着せられ捕まってしまう。
奥原千遥 幼少期 田中乃愛…なつの妹。親戚に引き取られている。

2回
焼け跡にいたおばあさん北林早苗…情にほだされなつたちに食べ物を分ける。演じている北林は朝ドラ第1作め「娘と私」の娘・麻里の少女時代役を演じた。
戸村悠吉小林隆…柴田牧場で働いている。貧しい開拓団の八男に生まれ、幼い頃に奉公に出され、泰樹に世話になった恩を感じて尽している。
戸村菊介音尾琢真…悠吉の息子。嫁募集中。

4回
小畑とよ 高畑淳子…帯広在住。泰樹の昔なじみ。口の減らない元気な人。
小畑雪之助 安田顕…とよの息子。菓子店・雪月の店主。菓子作りに情熱を注ぐ。
小畑妙子 仙道敦子…雪之助の妻。
小畑雪次郎 山田裕貴(13回から登場) 幼少期 吉成翔太郎…雪之助、妙子の長男。十勝農業高校に通っている。演劇部。高校卒業後、川村屋に修業に出る。

5回
山田天陽 吉沢亮 幼少期 荒井雄斗…音問別小学校でなつと同級生になる。東京からやって来た。馬が好き。農業をしながら絵を描いている。
大作 増田怜雄…音問別小学校の生徒。
実幸 鈴木翼…音問別小学校の生徒。
さち 伍藤はのん…音問別小学校の生徒。
山田正治 戸次重幸…天陽の父。東京から北海道にやって来たが土地が悪く、農業ができず、郵便局で働いている。泰樹の協力を得て、土地を蘇らせる。

8回
山田陽平 (31話から)犬飼貴丈 幼少期 市村涼風…天陽の兄。絵がうまい。東京で芸大に通いながらアニメの美術の仕事をしている。なつに絵画の道具を贈った。東洋動画に就職。

9回
なつの父 内村光良…日本橋で料理人をしていた。絵が上手。家族のことを思いながら戦死した。

10回
花村和子 岩崎ひろみ…音問別小学校の教師。 
校長先生 大塚洋…音問別小学校の校長先生。
山田タミ 小林綾子…天陽の母。

13回
居村良子 富田望生…十勝農業高校の生徒。演劇部に入り衣裳を担当する。「白蛇伝説」のラスト、白蛇として登場し喝采を浴びる。
村松 近江谷太朗…柴田牧場と長い付き合いのあるメーカーの人物。奥様封筒をもってくる。

倉田隆一 柄本佑…十勝農業高校の国語の先生。演劇部の顧問。「魂」が口癖。なつの問題、十勝の伝承を交えて「白蛇伝説」の台本を書く。

14回
田辺政人 宇梶剛士…音問別農協組合組合長。農協で一手に酪農事業をとりまとめ十勝を酪農王国にしたいと考えている。

19回
門倉努 板橋駿谷 …十勝農業高校の番長。クマとサケを争った逸話をもつ。演劇部に入り、村長役を略奪する。
高木勇二 重岡漠 …十勝農業高校演劇部。メガネ。門倉に役をとられてしまう。
石川和男 長友郁真…十勝農業高校演劇部。
橋上孝三 山下真人…十勝農業高校演劇部。

21回
太田繁吉 ノブ(千鳥)…十勝農業高校の教師。ヤギのチーズは牛より「クセがすごい」と言う。

27回
前島光子 比嘉愛未… 川村屋のマダム
野上健也 近藤芳正… 川村屋のギャルソン
茂木一貞 リリー・フランキー… 角筈屋社長
煙カスミ 戸田恵子… 歌手。クラブメランコリーの看板。ムーラン・ルージュにいた。
三橋佐知子 水谷果穂…川村屋の店員。川村屋社員寮でなつと同室に。咲太郎を「同志」と思っている。
土間レミ子 藤本沙紀…カスミのいるクラブの店員。咲太郎のことが好き。「真心を一晩貸したままだから」返してほしいと思っている。

28回
島貫健太  岩谷健司
ローズマリー  エリザベス・マリー…浅草の踊り子

30回
藤田正士 辻萬長  親分
松井新平 有薗芳記 …浅草の芸人
岸川亜矢美 山口智子 …元ムーランルージュの踊り子。咲太郎を助けた。

31回
下山克己 川島明 …新人アニメーター
仲努 井浦新 … 実力派アニメーター

37回
阿川弥市郎 中原丈雄 … 東京から北海道に移住。彫刻で生計を立てている。
阿川砂良 北乃きい… 弥市郎の娘。

44回
杉本平助 陰山泰… 川村屋の料理長

45回
蘭子 鈴木杏樹… 劇団の女優
虻田登志夫栗原英雄… 劇団の俳優

49回
井戸原昇 小手伸也… 東洋動画アニメーター

55回

森田桃代 伊原六花…仕上げ課の先輩、といっても年齢はなつと同じで19歳。あだ名は「モモッチ」
山根孝雄 ドロンズ石本…仕上げ課のえらい人。
石井富子 梅舟惟永…仕上げ課のベテラン。といってもまだ30歳。
大沢麻子 貫地谷しほり…原画スタッフセカンド。周囲に一目置かれている才能あるアニメーター。
おしゃれしているなつを敵視している。
堀内幸正田村健太郎…動画スタッフ 芸大出身で、線画のきれいさには定評がある。

58回
露木重彦木下ほうか…演出家、第一製作課長
山川周三郎古屋隆太…東洋動画スタジオ所長

66回
泉千恵
岡部たかし
池間夏海

脚本:大森寿美男
演出:木村隆文 田中正ほか
音楽:橋本由香利
キャスト:広瀬すず 松嶋菜々子 藤木直人 岡田将生 比嘉愛未 工藤阿須加 吉沢亮 安田顕 仙道敦子 音尾琢真 戸次重幸 山口智子 柄本佑 小林綾子 高畑淳子 草刈正雄ほか
語り:内村光良
主題歌:スピッツ「優しいあの子」
題字:刈谷仁美
タイトルバック:刈谷仁美  舘野仁美 藤野真里 秋山健太郎 今泉ひろみ 泉津井陽一
アニメーション時代考証:小田部羊一 
アニメーション監修:舘野仁美
アニメーション制作:ササユリ 東映アニメーション

制作統括:磯智明 福岡利武

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