子どもの読解力を伸ばすには、デジタルより紙の本の方が適しているの?


私は、子どもと一緒に電子書籍を読んだことがあまりありませんが、間違いなく便利だというのはわかります。特に旅行には素晴らしいです。

また、紙の本よりも価格が安かったり、ビルトインの辞書や読み上げ機能などのボーナス機能が付いていることもあります。冥王星の状況など変化するトピックの更新もしてくれます。

学校では、学生はペーパーレスの時代へと急速に向かっています。最近、教科書の出版社「Pearson」は、昔ながらの紙の教科書から離れ、「デジタル・ファースト」にしていくと発表しました

親としては「9歳になると読書をする子どもが減る傾向にある」というのが気がかりなので、私はどんな形態でもいいので(デバイスの画面でも)、とにかく子どもが本を読むようにすすめています

紙の本を読んだ方が没頭できる


それでも、子どもが特定の題材のものを大量に読まなければならない場合は、紙の本が一番だと思います。

ノースダコタ大学の教育学部助教授のVirginia Clintonが、33の質の高い臨床実験をじっくりと研究したところ、ほとんどの研究で、すべての年齢の学生が紙の本を読んだ方がより没頭できる傾向にあると証明されていました。

これは、ノンフィクションの情報が得られるような文章にのみ当てはまります。

紙の本を読むメリットは大きくないとはいえ、Clintonの分析によると、デジタル世代の読解力に関する信頼できる研究を総合すると、少なくとも3割の研究では紙の本の方がいいとわかっている、と「The Hechinger Report」では説明しています。

読解力に関して、なぜ紙の本の方がいいのかという理由は完全に明らかにはなっていませんが、デジタルでは注意力が散漫になるのは明らかです。大人でも、タブを開いたり、常に通知が来たりするのは気が散るとわかります。

しかし、このような臨床実験では、インターネットを見たり、アプリをチェックすることは認められていません。Clintonが「2つの形式間で読む時間の違いは見られない」と言っているように、読む速度に関しても問題はありません。

Clintonが疑問に思っていることのひとつは、スクリーン上で読むと、内容を理解したと思い込みやすいからではないかというもの。

私たちは、何かをすでに理解していると思い込むと、理解しようと努力しなくなるので、この疑念は納得です。

自分が読んでいるものを十分に理解しなければならない時、私はスクリーンから離れ、そのページを印刷して、余白にメモを書くことが多いです。

世界史でも、宇宙旅行の計画に関するガイドでも、理解するのが難しいノンフィクションの題材がある子どもには、この方法は有効だと思います。

電子書籍のページを印刷する場合、大抵デジタル著作権管理の制限によって、本全体の決まったパーセンテージしか印刷ができません。印刷や電子書籍からダウンロードできるページ数を知るには、「印刷」や「ダウンロード」のオプションをクリックしてみてください。

もしくは、子どもにとって重要な本は、紙のものを買うという手もあります。

紙でもデジタルでもどんな本でも、子どもがこれからどんな内容のものを読むのか予測させたり子どもに本の内容を教えてと頼んだり受身的な学習作業を能動的に変える方法を教えたりすることで、子どもに本からの情報を吸収させることはできます。

そうすれば、将来子どもが「プリンターって何?」と聞いてくるような時代になっても、子どもの読解力を向上させることができます。

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Source: Pearson,The Hechinger Report

Photo: Pexels

Michelle Woo - Lifehacker US[原文

当記事はライフハッカー[日本版]の提供記事です。

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