横山やすし、上岡龍太郎、島田紳助…知られざるナニワの「豪快伝説」

日刊大衆

2019/8/15 18:00


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なかなか解決の糸口が見えてこない、お笑い芸人の「闇営業」問題。こんなとき、彼らが現役だったなら、きっとひと言で我々をスカッとさせてくれたに違いない。横山やすし、上岡龍太郎、島田紳助、やしきたかじんの、ナニワに生きた4人の天才たちのことだ。

彼らが残した忘れられない“どえらい豪快伝説”。まずは、横山やすし(享年51)のエピソードから。その芸人人生はトラブル、波乱の連続で、ハチャメチャ伝説は枚挙にいとまがない。

「全盛期の年収は5億円を超えていたそうですが、そのほとんどはボートやセスナ機購入に消えてしまった。“アメリカでジェット機買うてくる”と、7000万円を下ろして本当にセスナを買ってきたように、後先考えずにお金を使うため、毎年、税金を払えず、いくら稼いでも借金が増えるばかり。周囲が節税対策を勧めるも、“そんな面倒臭いことはイヤや”と一切、行わなかったそうです」(お笑い番組関係者)

特に、大好きだったボートに関する伝説は数多い。テレビの取材を通じて親交を深め、96年に亡くなるまでの約5年は誰よりも近くで、その姿を見てきたという放送作家で演芸評論家の保志学氏は、こう話す。「とにかく白か黒。こいつは敵か味方か。勝つか負けるかという、大好きだったボート(レース)そのままの性格でしたからね。漫才のことも、“自分、相方、お客さんとの、ボートの闘いみたいなもんや”と言っていました(笑)」

タクシー運転手とのトラブルが多かったのも、この“ボート魂”がゆえか。「タクシーに乗っていても、他の車に追い抜かれるのがイヤなので、信号が赤になりかけても“行け!”ですからね。困った運転手が“横山さん、赤です”と訴えても、“なに言っとんねん。隣り見てみい、青やないか!”ですから運転手も災難です(笑)」(スポーツ紙演芸担当記者)

だが、横山やすしの漫才師としての天才ぶりを認めない人はいない。「生の舞台でお客さんを相手に磨かれた、スピード、パワー、間合い、ワードセンス、すべてが一級品。その天才ぶりを正しく捉えて分析しきった評論家は、私を含め、まだいないでしょうし、これからも不可能ですよ」(前出の保志氏) 保志さんが仕切りを任された葬儀には、3500人ものファンが弔問に訪れた。

■上岡龍太郎の知的な芸風

 お次は上岡龍太郎(77)。横山ノックの参院選出馬による「漫画トリオ」の活動休止後、立て板に水のような理路整然とした切れ味鋭い知的なしゃべりで、関西で売れっ子に。「俺は絶対に東京に行かへん!」と語っていたが、84年の『笑っていいとも!』(フジテレビ系)への出演以降、東京でも仕事を増やし、全国区の人気者となっていった。

放送作家時代に、上岡出演の『EXテレビ』(日本テレビ系)に関わった、江戸川大学教授でお笑い評論家の西条昇氏は、そのスゴさをこう振り返る。「上岡さんの独特の知識と教養からくる“屁理屈トーク”は、聞く者をその世界に引きずり込む力があり、“ヘェ~”と唸らせる説得力があるんですが、最後にはオチが待っていて、きっちり笑いのネタとして成立してしまう。今のテレビでは、なかなかお目にかかれない“大人の話芸”を持つ芸人さんでした」

その才能が最も輝いたのは、笑福亭鶴瓶とのフリートーク番組『鶴瓶・上岡パペポTV』(読売テレビ)だろう。「漫才風にスタートしながらも、徐々にその屁理屈で、鶴瓶さんを混乱させていき、鶴瓶さんが感情的になればなるほど、上岡さんの屁理屈とツッコミが冴えていく。放送禁止用語を発する口元に〈禁〉マークが出たりする演出のハシリでもありましたね」(前同)

トンデモない演出で話題を呼んだのは、前出の『EXテレビ』だ。「テレビのワイセツはどこまで許されるか、低俗とは何か」をテーマに、なんと全裸の女性の股間を、椅子に座った上岡の頭で隠したままトークを進めたのだ。「少しでも頭を動かすと女性の局部が映ってしまうため、頭を動かさないように、さまざまに工夫をする様子が大いに笑いを生み、話題になりました。放送中から300本もの苦情の電話が寄せられたそうですが、なんと同テーマで2回の放送も実現。さすがにVTR収録になっていましたね」(テレビ誌記者)

島田紳助(63)が豪快だったのは、やはり、その稼ぎっぷりである。「11年に芸能界を引退してからも、飲食店や不動産の収入が年間1億円以上。その貯金額は宮根誠司が“それはもう貯金というのか、なんというのか……国家予算とまでは行かへんけど、どこかの県ぐらい”と驚いたほど。100億円はゆうに超えているだろうといわれています」(芸能記者)

8月16日発売の『週刊大衆』では、やしきたかじんの酒にまつわる豪快伝説も特集している。

当記事は日刊大衆の提供記事です。

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