会社員が「最初にやってはいけない副業・投資」6選…YouTuberはアリ?

日刊SPA!

2019/8/15 08:50

「働き方改革」に伴い、政府も副業を後押しする昨今。スキマ時間に手軽にできるものから、まとまった元手や時間を要するものまで、その内容は多種多様だが、果たしてその明暗を分かつものは何なのか?

会社員のかたわら、新たに副業として収入源を得たいと考えている人は少なくない。しかし、その稼ぎ方を見誤るとお金にならないだけでなく、貴重な時間まで失ってしまうリスクもある。

会社員時代に副業を始め、その規模を拡大していった副業アカデミー代表の小林昌裕氏も「下手をすると実践者の心を折り、二度と立ち上がれなくしてしまう危険性すらはらんでいます」と警鐘を鳴らす。

そこで、今回は『年収350万円のサラリーマンから年収1億円になった小林さんのお金の増やし方』などの著書を持つ小林氏に自身の経験も踏まえて、「最初に始めてはいけない副業(投資も含む)」を挙げてもらった(以下、小林氏談)。

◆1 株式投資

将来性の高い企業を見つけて、その企業を応援したいと思って、長く保有してじっくりと配当を見込むというのが本来の株式投資のあり方だと思います。短期でのお金儲けを目論むには相当な修練を必要とします。会社員時代に僕もやりましたが、全然うまくいきませんでした。

一番のデメリットは、売り買いのタイミングに自分の時間を使わなくてはいけないこと。たとえば300万円を使って株式投資をしていると、だいたい10万円、20万円は上下しますから、本業中も株価の動きが気になってずっとソワソワしてスマホを見ていたりすれば、本業に支障が出ます。

信用取引(自分の資金や株式などを担保にして、証券会社からお金を借りて投資すること)にも手を出すと、持っているお金の何倍も得ることができる反面、破綻するリスクも高まります。そのときの社会情勢によって株価は上下するので自分でコントロールできる部分が少ないし、勉強して生半可な知識でやっても、機関投資家や大きな資金を動かせる人たちの力にはかないません。

ですから、やらないほうがいい。少なくとも最初にやるべきではないというのが僕の考えです。潤沢な資金があったり、安定したキャッシュフローがすでにあったりする人がしっかりと学んでから実践するのが理想です。

◆2 FX(外国為替証拠金取引)

FXとは外国通貨を売買する投資商品のことで、これも株式投資と同様です。機関投資家や資金力の大きい人たちの調整力にはかないません。FXは海外のディーラーたちがその国の通貨でトレードしているので、日本の個人投資家が勝てる可能性は低いでしょう。

また、FXの最大の特徴は、取引会社に預け入れた証拠金(保証金)に対し、最大25倍までの取り引きができる点です。つまり、「レバレッジ」を相当かけられるということは、勝ったときはいいものの、負けたときのリスクも相当なものです。そのヤバさは株式以上なので、絶対におすすめできません。

株式にしてもFXにしても、ほかのビジネスで毎月安定したインカムが入るようになってから、余剰資金でやってみるのであればいいと思います。それでもやはり、時間は取られますし(特にFXの為替市場は24時間の取り引きが可能)、ほかのビジネスに支障を来たす恐れが大きいでしょう。

僕が株式やFXで儲けを狙うなら、その道のプロで使命感を持って株やFXの取り引きをやっている企業などに出資して配当をもらうほうがうまくいく確率が高いというのが結論です。

◆3 投資信託

これは株式やFXと違って、投資資金がある程度は安定しています。自分の時間を取られることもないですし、本業に支障を来たすようなこともないので、その点では悪くないでしょう。

ただ、安定しているだけに、今ではよっぽどの大きなお金を扱えない限り、短期間で大きな収入を得ることは難しいです。長期的に見て安定した投資ではありますが、最初に種銭を作るための「ビジネス」としてはまったく向いていません。

◆4 物販(転売)

物販(転売)は、うまくやればちゃんと稼げるビジネスです。会社員時代に僕も月間で40万円くらい稼ぎました。ただし、オークションなどで仕入れと出品をし、さらに品出し(お客さんへの配送手続き)をするとなると、すごく時間を取られます。僕は根性でこなしていましたが、サラリーマンと両立するのはかなり大変です。

僕は、仕事が終わって帰宅してから、毎日夜中の3時くらいまで、仕入れと出品、品出しの準備をやっていました。そうして夜中の3時から3時半の間に、近所のファミリーマートに、その日売れたカメラを台車に積んでガラガラと持って行って、寝るのは4時という生活……それが毎日だったので、たぶんコンビニの深夜バイトの人たちには、「台車男」とか「カメラ男」とか変なあだ名をつけられていたのではないでしょうか(笑)。

また、仕入れでお金が先に出ていくのも、ビジネスの最初にはおすすめできないポイントです。出物があったら素早く仕入れる必要があるので、常に手元にまとまった資金が必要で、それを回収するまで最低でも1週間くらいかかります。ある程度キャッシュフローに余裕ができてからやるのであればいいでしょう。仕入れにしても売るにしても、ガッツいているとうまくいきません。

◆5 アフィリエイト

ブログやメールマガジンなどを書いてそこに広告を貼り付け、それにより商品が売れると、販売者から売り上げの一部を報酬としてもらえます。読者が広告をクリックして商品を購入するなどの成果に応じて、紹介報酬が得られるという仕組みです。

ブログを書くだけだからラクそうに見えますが、これも最初に手掛けることとしてはあまりおすすめできまぜん。なぜなら、物販と同様にかなりの時間を取られるからです。物販よりもまず結果が出るのが遅くて、成功確率も低いですし、挫折してしまう人も多いです。稼げるようになるにはかなりの根気がいります。

◆6 YouTuber

動画投稿サイト「YouTube」に動画をアップし、再生回数に応じて広告収入を得るビジネスです。これも、ただ単に遊んでいる動画を投稿してラクそうというか、遊んでいるだけで儲かってうらやましいように見えますが、まず撮影機材や照明機材をそろえたり、あるいは紹介するアイテムを購入したり、見栄えのいい背景や部屋の防音など撮影環境を作ったりするため、それなりに先行投資が必要になります。

撮影知識や動画編集の技術も必要で、それを身につけるのにも時間やお金が必要でしょう。最近ではiPhoneなどで撮影してそれをアップロードするだけというケースもありますが、人を引き寄せる演出をするにはそれなりの経験が必要です。

広告収入は1回の再生につき0.1円ほどと言われており、1つの動画が数万回再生されてようやく数千円の収入。有名になってある程度稼げるようになるには、月に200本の動画をアップロードし続けて半年かかると言われる世界です。撮影と編集にも時間がかかるし、会社勤めをしながらでは、その時間の余裕は持てないでしょう。それも、みんなに見てもらえるようなおもしろい動画を作れることが前提です。

ただし、典型的な蓄積型ビジネスで、「ストックビジネス」としてはいい儲け口ですし、YouTubeの説明欄にURLを付記して外部サイトに誘導し、メールマガジンへの登録を募るなど、自己ブランディングとして動画を活用するのは有効な手段でしょう。

取材協力/副業アカデミー

当記事は日刊SPA!の提供記事です。

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