“普通のラーメン”の最高峰。しょう油味、卵、なると…に感涙

日刊SPA!

2019/8/14 08:50

 はじめまして。ほぼ毎日ラーメンを食べる会社員、麺すすり子です。

鹿児島で生まれ、豚骨ベースの“鹿児島ラーメン”を食べて育ち、18歳のころ、上京してから初めて食べた魚介ベースのラーメンに衝撃を受け、ラーメンの幅広さと奥行きに魅了されました。以後、完全にラーメンに取り憑かれたまま現在に至るという経歴です。

この世はたくさんのラーメンに溢れています。特に東京は、全国から腕を磨き上げたツワモノ店主が揃う超激戦区。最高です。

最近はラーメンも「多様性」の時代。箸がスープに立つようなドロドロスープラーメンや、多文化対応型のノンアニマルラーメン、一杯3000円以上する超高級ラーメンまで。ラーメン is freedom!くぅ~たまんねぇ!そんななか、あえて「普通のラーメン」を追求し続けるお店があるんです。

それが、東京都・御茶ノ水にある『ラーメン大至』です。コンセプトは「普通のラーメンの最高峰」。「普通とは?」そんな問いの答えになりうる一杯がこちら。

◆味もビジュアルも…“普通”を極めたラーメンとは

なんと美しく、堂々とした、ありきたりなビジュアル…!もちろん、心からの褒め言葉ですよ!

固茹で玉子とナルトとメンマの組み合わせ、“ノスラー(ノスタルジックラーメンの略)”と呼ばれるにふさわしいトッピングセットです。令和の次の時代にまでも確実に残したい、レアな文化になりつつあります。

きらめくスープから器の赤い雷文マーク(四角い渦巻きマーク)まで、興奮が止まりません。

それでは、いただきます!

はぁ、「うまい」が沁み渡る。

「これでいいんだよ!!!!」

そんな味がします。

ちゃんと醤油の味がして、上手に動物が香るスープ。そんなスープを支えるように佇む中細麺。普通とおいしいを両立させるためのベストチョイスです。

普通のラーメンと言いましたが、“普通のおいしい”ではない。「うんまっ」って、つい声が出ちゃう、そんなおいしさ。ほっとしちゃう。これでいいし、これがいい。

◆オープン当初はジレンマも…普通の味が愛されるワケ

元々はラーメンを食べ歩いていた店主さんが、「自分の求めてるラーメンは、普通のラーメンだ!」という結論にたどり着き、生まれたこのラーメン。 オープン当初は「普通のラーメン」というコンセプトゆえ、なかなか客足が伸びなかったと店主さんは言います。なんと苦しいジレンマ…。

そんなとき、ラーメン評論家の故・北島秀一さんが「大至のラーメンが、今、自分に合っている。」と評価。それをきっかけに徐々に世間に広まっていったとのこと。

「流行を追わず奇をてらわず 至って素朴なラーメンを至極真摯に手間掛け作る。」そんなエピソードを聞いた後に見上げる店内看板、「マジで」痺れます…。

“おいしさ”を追求することはもちろん難しい。でもそれ以上に“普通”であり続けることってめちゃくちゃ難しいのでは? そんなことを考えちゃいます。いろんなラーメンを食べれば食べるほど、大至のラーメンを欲してしまうところ is マジであります。

多種多様なラーメンたちが続々と生まれ、差別化が問われる時代に、逆説的に残り続けている大至。そんな存在っていつの時代もカッコよくないですか?そんな人間にわたしもなりたい。またひとつ、ラーメンに学びました。

ラーメン沼にハマりたい方、まずは大至のラーメンを食べてみてほしい。話はそれからだ!!!

ごちそうさまです!

<TEXT/麺すすり子>

当記事は日刊SPA!の提供記事です。

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