思春期に苛まれた全ての人に贈る“こじらせ青春”の名手・押見修造原作の映像化3選

dwango.jp news

2019/8/13 11:52


9月27日(金)から全国公開の映画『惡の華』。鬱屈とした青春と、行き場のない衝動を描き、思春期の暗黒面をえぐり出した本作で主役・春日高男を務めるのは、今最も勢いに乗る若手俳優の伊藤健太郎。春日の中に自分と通ずる何かを見つけ、執拗につきまとう仲村役には、「ViVi」の専属モデルを卒業後、女優として大躍進を続ける玉城ティナ。春日が片思いをするクラスのマドンナ・佐伯奈々子役には、雑誌「ニコラ」で注目を集め、「Seventeen」専属モデルに選ばれた16歳の次世代モデル、秋田汐梨。数百人以上のオーディションを経て大抜擢された。そして、今回初の映像化となる高校時代、お互い文学が好きなことをきっかけに春日と交流を深める常磐文役には、モデル、女優と大活躍中の飯豊まりえが扮している。

原作「惡の華」は、別冊少年マガジンに2009年から5年間に渡って連載され、「このマンガがすごい!2011」にランクイン、「マンガ大賞2012」にもノミネートされ、コミック連載中にはテレビアニメ化・2016年に舞台化を果たした。そして今回、原作者の逆指名によりメガホンをとったのは井口昇監督。瑞々しいタッチで青春を描き続ける岡田麿里脚本との化学反応が見事に生まれ、思春期に、今、苛まれているすべての少年少女と、かつて思春期に苛まれたすべての少年少女に捧げる映画が誕生した。

原作者である押見修造はこれまで、思春期の少年少女を題材に思春期特有の生きづらさ、悩み、葛藤を独創的な世界観で描き続けてきた、まさにこじらせ青春漫画の名手。映像化された作品も多く、9月27日に映画が公開される『惡の華』は、主人公の春日に自身の体験を投影し描いた、非常に思い入れのある自叙伝的作品であると語っている。本作の公開を記念し、独特の観点で思春期の少年少女の青春を描く、唯一無二の「押見作品」の内、映像化された3選をピックアップ!



絶望の青春を突き進む、少年少女。二人が目指すその先は

「惡の華」

あの夏、僕は仲村さんと出会い、リビドーに目覚めた。山々に囲まれた閉塞感に満ちた地方都市。中学2年の春日高男は、ボードレールの詩集「惡の華」を心の拠り所に、息苦しい毎日をなんとかやり過ごしていた。ある放課後、春日は教室で憧れのクラスメイト・佐伯奈々子の体操着を見つける。衝動のままに春日は体操着を掴み、その場から逃げ出してしまう。その一部始終を目撃したクラスの問題児・仲村佐和は、そのことを秘密にする代わりに、春日にある“契約”を持ちかける。こうして仲村と春日の悪夢のような主従関係が始まった…。仲村に支配された春日は、仲村からの変態的な要求に翻弄されるうちに、アイデンティティが崩壊し、絶望を知る。そして、「惡の華」への憧れと同じような魅力を仲村にも感じ始めた頃、2人は夏祭りの夜に大事件を起こしてしまう…。

2019年/監督:井口昇/出演:伊藤健太郎 玉城ティナ 秋田汐梨 飯豊まりえ

原作者の経験を基に綴られる、心と心の共鳴。

「志乃ちゃんは自分の名前が言えない」

伝わらなくてもいい。

伝えたいと思った―。

高校一年生の志乃は上手く言葉を話せないことで周囲と馴染めずにいた。ひとりぼっちの学生生活を送るなか、ひょんなことから同級生の加代と友達になる。音楽好きなのに音痴な加代は、思いがけず聴いた志乃の歌声に心を奪われバンドに誘う。文化祭へ向けて猛練習が始まった。そこに、志乃をからかった同級生の男子、菊地が参加することになり…。

2017年/監督:湯浅弘章/出演:南沙良 蒔田彩珠

誰しもが感じる“毛”の悩みに斜め45°から挑んだ傑作

「スイートプールサイド」

わたしの毛を…剃ってくれない?

男子なのに毛が生えないことに悩む高校1年生の太田年彦は、同じ水泳部の毛深い女子・後藤綾子をうらやましく思っていた。そんなある日の放課後、綾子から毛深いことに対する悩みを相談され、「私の毛を剃ってくれない?」と依頼されたことから、年彦は綾子の腕の毛とスネ毛を毎週剃るという秘密の関係を結ぶ。やがて年彦は綾子に対して特別な感情を抱くようになるが…。

2014年/監督:松居大悟/出演:須賀健太 刈谷友衣子

当記事はdwango.jp newsの提供記事です。

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