メンタルヘルスと婦人科を両方診る専門家/婦人科医・小野陽子先生

マイロハス

2019/8/12 22:45

小野陽子先生

「この不調、どこに相談したらいいの?」「病院では、どう対処してくれるの?」と悩む一方で、いざ病院に行こうと思ったとき、「どこがいいのかわからない」「ネット検索してもどこまで信用していいのかわからない」。そんな思いに応える連載「MYLOHAS Doctors」。

VOL.8は、女性特有のメンタルヘルスの専門家、産婦人科医で女性心療内科医でもある、小野陽子先生(対馬ルリ子女性ライフクリニック銀座)を取材しました。

VOL.8 婦人科/対馬ルリ子女性ライフクリニック銀座 小野陽子先生

対馬ルリ子女性ライフクリニック銀座入口

特に大切にしている診療内容(得意分野)は?

対馬ルリ子女性ライフクリニック銀座診察室

婦人科全般のほか、女性の心身医学、つまりおもにストレスが原因で引き起こされる女性のメンタルヘルスの不調(月経前症候群・月経前不快気分障害、妊娠期・産後うつ病、更年期障害など)の診察を中心に行っています。

20~30代のころから、女性特有の臓器(乳房、子宮、卵巣)がもたらす病気に注意することは重要です。

それとともに、見逃されやすい問題として、女性の「心」の問題があります。そもそも女性は、男性の2倍うつ病になりやすいと言われているのです。

特に、妊娠・出産にかかわる時期、さらに更年期、といったライフステージでみても、女性は生物学的にも社会学的にも、女性ホルモンの変動に大きな影響を受けます

女性ホルモンの影響を大きく受けやすい時期の女性の身体と心のケアを行い、必要に応じてお薬を使いながら、一緒に考えて、よりよい方向に進む手助けを行わせていただく診療を心がけています。

診察をするにあたって、大事にしていることは?

対馬ルリ子女性ライフクリニック銀座待合室

WHO(世界保健機関)は、健康の概念を「健康とは、病気でないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態にあること」と提唱しています。

現代女性は、マルチタスクをこなすことを求められていますが、そのためには、身体も心も健康である必要があります。

単に身体の症状だけに注目するのでなく、「なぜその症状が出現したのか?」という背景を認識することが大切だと思っています。

また、治療はあくまでもサポートです。症状を治すことができるのは、その方以外にいないことをお伝えしています。そのため、診察においては患者さんの“心と身体の声”を一緒に聞いて、考えていくことを目標としています。

先生ご自身が日常生活で健康のために、気をつけていることは?


頑張り過ぎずに頑張る」 「自分の身体と心が発するイエローカードに気づく

これは、私が10歳のときに、ある女性に言われたひと言。そして、恩師からの言葉です。新たなことや前向きに何かに挑戦していくことは、脳機能の活性化にも有用と言われています。

私自身、いろいろなことを見たり、聞いたり経験することは、大好きです。

しかし、自分自身が日々行うduty(責任ある職務)に加えて、新たなことを行うときには、自分からのイエローカードやレッドカードを見逃さないように注意しています。

新しいこと、しんどいことにチャレンジするときは、どうしてもまわりが見えなくなりがちです。常に「自分の精神的、身体的余力は残っているかな」と振り返るようにしています。

また、自分自身で気をつけるようにはしていても、熱中しすぎることもありますので、家族や友人といった周囲の人々からの言葉には、耳を傾けるよう心掛けています。

診療内容、料金目安は?

対馬ルリ子女性ライフクリニック銀座

<診療費目安(価格はすべて税込)>

  • 婦人心療内科 初診料: 21,600円(問診30分、採血検査)
  • 女性ホルモン検査(4種): 10,800円
  • 子宮頸がん+HPV検査: 6,480円
  • ピル外来:初診料3,240円、 1シート2,700円(学割2,160円)
  • 公認心理士によるカウンセリング:60分 10,800円、90分 16,200円

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対馬ルリ子女性ライフクリニック銀座

診療時間:木曜日 14:00~17:00 (その他不定期)
休診日:日曜・祝日
住所:東京都中央区銀座2-6-5 銀座トレシャス7F
電話:03-3538-0270(予約制)
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小野陽子(おの ようこ)先生
産婦人科専門医。女性心身医学認定医。対馬ルリ子女性ライフクリニック銀座婦人科。2011年、岩手医科大学医学部卒業。2011-2013年、聖路加国際病院初期研修。2013-2016年、聖路加国際病院産婦人科後期研修ののち、2016年より東邦大学心療内科にて勤務。日本産婦人科学会女性のヘルスケアアドバイザー。日本医師会認定産業医。日本医師会認定健康スポーツ医。

取材・文/増田美加(女性医療ジャーナリスト)

当記事はマイロハスの提供記事です。

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