気になる彼にアプローチすると、彼の心は遠ざかる…どうすればいい?

女子SPA!

2019/8/12 08:46

 好きな人に積極的にアプローチしてるのに手応えがつかめず、やっぱ無理かもと弱気になっているみなさん。あきらめるのはまだ早いです! こうなったら猫の手でもなんでも借りてやりましょうということで、1冊の恋愛指南書をご紹介します。これが意外といいこと言ってるんですよ。

『振り向いてくれない彼に1ミリも迫らないで恋に落とす本』という大仰なタイトルに私もしばし固まりましたが、著者がぐっどうぃる博士と知って、なるほどと頷きました。ぐっどうぃる博士と言えば、女性に大人気の恋愛カウンセラーだからです。

◆テーマごとの心理作戦

本書は「復縁編」「片思い編」「意識編」の3編で構成され、状況別に取るべき行動を細かくアドバイス。「片思い編」のサブタイトルが「アプローチしないで彼を振り向かせる」という、魔法のような一文でしたので、こちらからいくつかご紹介しますね。

まず無視できないのが、「あなたが彼に近づく行動をとると、彼の心は遠ざかっていく」という厳しい指摘。一般的に私達は、気のある男性とはLINE交換、SNSチェック、食事や趣味に関係したイベントに誘ってみる等々、アプローチするのがセオリー。

この一連の作業がすべて「押し売り」になり、男性の心理として「価値を感じないものを無理やりに買わされそうになる時の気持ち」だというのです。だったらどうしたらいいの?と混乱してしまいますよね。

本書の答えは、「恋愛以外の理由で長期間一緒にいられる」かつ「心がつながる場をつくる」こと。とりあえず恋愛を抜きにして長期間一緒にいられる関係になるために、本書では「価値はそれがわかるまでの時間で3つに分けられる」と言います。具体的には以下の3つです。

◆付き合うまでに重要な3つの価値

1 一瞬で伝わる価値。見た目など。

2 数週間かかってわかる価値。ノリのよさや楽しさなど。

3 何ヵ月もかかってわかる価値。誠実さや人柄、飽きのこない性格など。

「このすべての価値を相手に感じさせて、好きにさせなくてはならないので、長期間一緒にいることが必要」なのだそうです。うーむ、LINEやSNSが普及して、恋愛も超特急でことが運ぶと思いがちですが、これが間違いのもとだったのですね。

そして「心がつながる」場のつくりかたですが、「彼が何かのサークルに入っているならそのサークルに入る」「彼の行きつけの飲み屋の常連になる」等々。これもけっこう古典的じゃない?と思いましたが、恋愛や結婚のきっかけももはや3周くらいして初々しい作戦が新しいのかもしれません。

しかし本書では「彼に恋愛感情があるから彼と一緒のフットサルのサークルに入るのではなく、体を動かしたいから、たまたま彼がいるサークルに入る」という動機じゃないといけないのだとか。簡単なようでいて、かなり上級なテクニックに感じるのは私だけでしょうか。

◆ゆっく~り距離を縮めよう

本書の至る箇所で警告されているのが、「下心を感じさせてはいけない」ということ。

でも確かに、会社内で好感触の男性をゲットしているのは、ノーマークの女性ではないでしょうか。決して目立つタイプでもない、地味だけど清楚な女性がいつの間にか彼を……、という具合に素知らぬ顔で女性全員の度肝を抜くという。本書を読み進めるうちに、賢い女性は虎視眈々とねらいを定めていくんだな、と思い知りました。

そう、本書では好きになる、のではなく“好きにならせる”ために時間をかけて自分を磨き、彼の手に届くか届かないかの距離を保ち、じわりと攻めていくのです。「好きにさせていくステップは、いきなり恋人を目指すと失敗します」という、これまた厳しい忠告どおり、焦ってはいけないのです。

世間一般に、男性よりは女性のほうが圧倒的に恋愛体質というか恋愛至上主義者が多いです。ゆえに、恋愛に対して温度差が異なるのは当然。女性にとってゆっくりすぎるくらいのペースで、ちょうどいいのかもしれません。

「彼があなたを好きになるには、居心地のよさや魅力を、いつの間にか警戒心なく感じ、いつの間にかあなたとの楽しい時間を過ごしていくうちに、徐々に興味を抱かせるという必要があります」と本書。

直接的に迫るよりは、彼の好みに自分を変えていき、常に彼の視界に入り、じわじわと彼を浸食していくといった、彼のペースに合わせた作戦が功を奏すのです。キーワードは「いつの間にか」。いつの間にか彼をとりこにし、いつの間にか彼に告白されていた、というのが理想でしょう。

―小説家・森美樹のブックレビュー―

<文/森美樹>

【森美樹】

1970年生まれ。少女小説を7冊刊行したのち休筆。2013年、「朝凪」(改題「まばたきがスイッチ」)で第12回「R-18文学賞」読者賞受賞。同作を含む『主婦病』(新潮社)を上梓。Twitter:@morimikixxx

当記事は女子SPA!の提供記事です。

あなたにおすすめ

ランキング

もっとよむ

注目ニュース

もっとよむ

あなたにおすすめ