他人の怒りが伝染して、自分もイライラしてしまう人の特徴


感情のコントロールは難しいことです。

私たちは自分の感情を管理しようとして、ヨガや瞑想、トイレに閉じこもっての深呼吸、あるいは友達と不平不満を言い合うという昔ながらの方法に、かなりの時間を割いています。

ですが、最新のいくつかの調査結果によると、自分でどう感じたいかという「心のうちの動機付け」が大事なようです。

こうした動機付けによって、「他人の感情から受ける影響」が大きく左右されるというのです。

心の底で怒りたいと思っていると、怒っている人に強く影響される(SNS上でも)


米スタンフォード大学の心理学者たちは最近、人の感情が他の人からどのような影響を受けるかについて研究を行ないました。

実験心理学の学術誌『The Journal of Experimental Psychology: General』に論文が掲載されたこの研究では、「自分が感じたいと思う感情を示している人」から受ける影響は大きく、そうでない人から受ける影響は小さいことがわかりました。

この研究で特に注目されたのが、政治色の濃いイベントに対する反応の仕方や、そうした感情的な反応がSNS上でどう表現されるのかという点です。

ライターのAlex Shashkevich氏はこの研究結果を、『Greater Good Magazine』の中で、次のように要約しています。

この研究では、平静を保ちたいと思っている場合は、怒っている人から影響されることはさほどなかったものの、怒りたいと思っている場合は、怒っている人に強く影響されることがわかりました。

また、実験室環境で実施した実験の結果からは、怒りたいと思っている人は、ほかの人が自分と同じくらい腹を立てていることがわかると、さらに感情的になることが判明しました。

つまり、もしあなたがものすごくイライラしているなら、すでに腹を立てているほかの人たちによって、怒りがさらにかきたてられるということです。しかし、平静を保ちたいと思っていれば、他人の怒りは同じようには作用しません。

自分の感情を抑えるためには、環境を選ぶ必要がある


論文の筆頭執筆者であるAmit Goldenberg氏は『Greater Good Magazine』に対して、次のように述べています。

自分の感情を抑えるには、まずは周囲の環境を選ぶことから始めるのが最善の方法のようです。もし今日は腹を立てたくないのなら、怒っている人を避けるのも1つの手です。

当たり前のようにも思えるかもしれませんが、良い感情に「感染」したいのなら、まずはそう感じたいと思い、次に、その感情を探し出す必要があります。

もし今日は腹を立てたくないのなら、怒っている人を避けるのも1つの手です。

穏やかで平和に過ごしたいと思うなら、最も温厚な友達を、お茶にでも誘ってみてください。

前向きな気持ちを高める必要があるなら、うっとうしいくらい元気な隣人宅に仕事帰りに立ち寄り、おしゃべりをしてみても良いでしょう。

あるいは、怒り狂いたい気分なら、Twitterに飛び込みましょう。

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Image: agsandrew/Shutterstock.com

Source: Greater Good Magazine, APA PsycNET

Meghan Moravcik Walbert - Lifehacker US[原文

当記事はライフハッカー[日本版]の提供記事です。

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