暑くて注意力散漫…でも【8月のタロット】は「それでいい」って

OTONA SALONE

2019/8/10 20:30



【風】決して立ち止まらない風のように


米国バーモント州ミドルベリー大学で

授業を持たせてもらって3年になる。

日本とはスケールの違う広さの敷地の中

とんでもなく離れた寄宿棟と教室棟と食堂の間を

学生も教師も

徒歩で、あるいはまた自転車で

せっせと移動する。

時差ボケのせいか、早々と目が覚めてしまう朝の

食堂に向かう道すがら

眼に映る空の青さと雲のかたち

芝生と林をなでていく風を身体中に浴びる心地よさは

誰にも聞かれていないのをいいことに

「なんてシアワセー」

と叫び出してしまうほど。

今年の旅の行く手を占って

日本を発つ前に引いたポエタロが

「風」のカードだったことを思い出す。

風は止まらずに動き続けることの象徴だ。

時間の経過

見えない感情の変化

見えてさわれるものの進化と劣化。

どれもみんな、ままならない三次元を生きる中で

私たちに与えられる味わいそのものだ。

だとすれば

生きることは変わり続け動き続けることだ

とも言える。

ひとつところに立ち止まったとき、

いのちのエネルギーは停滞する。

だからといって

失恋や転職や家族を喪失することのような大きな変化から

日々の小さなこだわりまで

全てを軽やかにとらえて流していくのは言うほど簡単ではないから、

立ちすくむ私たちはせめて

移りゆく窓の景色を眺めたりするのだと思う。

頬や肩を吹く風にまかせて。

心をぽかんと空(から)にして。

覚 和歌子

(C)FUKAHORI mizuho

詩人・作詞家

山梨県生れ/千葉県育ち。早大一文卒。平原綾香、smap、新垣勉、夏川りみ、クミコ、ムーンライダーズなどの作詞で、多くの作品をCD化。NHK全国学校音楽コンクール課題曲、校歌、合唱組曲等の作詞なども多く手がける。01年『千と千尋の神隠し』主題歌『いつも何度でも(曲・歌唱/木村弓)』の作詞でレコード大賞金賞。詩集『ゼロになるからだ』(徳間書店)、『はじまりはひとつのことば』(港の人)、『2馬力』(ナナロク社)など。エッセイ、絵本、翻訳など著作多数。映画監督、脚本、舞台演出、朗読、自らのバンドを率いてのソロライブ、米国ミドルベリー大学日本語学特別講師など。詩作を軸足にマルチな活動を展開。

***

ポエタロ」とは?




「ポエムタロットカード」を縮めた名前、『ポエタロ』。

47枚のカードにはそれぞれ、美しくやわらかい日本語の詩と、

かわいらしくも不思議な魅力のあるイラストが描かれています。

使い方はいたって簡単。シャッフルしたカードの中から、

その時の直感で1枚、あなた自身のためにカードを引いてみてください。

1日のはじまりにその日の指針を得てもいいし、なにか大きなチャレンジの前、

なかなか超えられない壁に直面しているときに。

そのときの気持ちや環境にリンクした、やさしい詩とメッセージが、

次の1歩を踏み出す勇気や確信を与えてくれる不思議なカードです。

あなたの心強い味方になってくれるはず

Amazonはこちらから( https://www.amazon.co.jp/dp/4885035015 )

『ポエタロ いのちの車輪をまわす言葉』

覚 和歌子・著 石川 勇一(相模女子大教授)・監修 大野 舞(Denali)・画 カード47枚 ガイドブック付き 3,780円(税込)/地湧社

当記事はOTONA SALONEの提供記事です。

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