滝川クリステルは“契約違反”? ビールCM降板に大バッシング「賠償金請求しろ」

wezzy

2019/8/9 16:25


 7日、自民党の小泉進次郎衆院議員との結婚を発表したフリーアナウンサーの滝川クリステル。彼女は妊娠中ですでに安定期に入っており、年明けに出産予定であることが明かされた。

この吉報に日本中が驚きと祝福ムードに包まれたが、一部では妊娠についてバッシングする声も上がっている。

滝川クリステルは、7月6日からオンエアされているキリンのビール飲料「本麒麟」のCMに出演していたが、キリンは妊娠している滝川に配慮し、同CMの差し替えを決定。同CMには、妊娠・授乳期の飲酒を差し控えるようテロップで提示されていた。現在、公式サイトからは滝川が出演しているCMが削除されており、放映中のテレビCMも速やかに放送を取りやめるとしている。

この滝川のビールCMの差し替えを報じたYahoo!ニュースの記事コメント欄には、以下のような酷いバッシングが相次いだ。

<無計画な妊娠だったってことですね。なんか無責任すぎてガッカリ>
<周りに迷惑かけずしっかりしてそうな人だっただけに、正直残念だったかなぁ>
<今ある仕事相手を大事にするより、総理夫人の座を手に入れることが選んだってのはちょっと無責任では?>
<クライアントからしたら、祝い事じゃなくてただの迷惑だろ。賠償金請求しろ>
小雪、菅野美穂…“ハイボール女優”の交代劇
 石川さゆりの『ウイスキーが、お好きでしょ』のフレーズでお馴染みのサントリーのウイスキー「角瓶」は、2007年から小雪、2011年から菅野美穂、そして2014年からは井川遥がCMキャラクターに起用され、“ハイボール女優”の系譜を受け継いでいる。

これまで、初代“ハイボール女優”の小雪は2011年に第一子の妊娠を発表後に降板、また二代目の菅野美穂は降板後に妊娠を発表している。いずれも、妊娠をきっかけにCMを降りたとみられる。“ハイボール女優”の交代劇は、女優のライフイベントとも密接に関わっているのだ。

妊娠中の飲酒は胎児性アルコール症候群(FAS)を引き起こす可能性があり、妊娠中の女優・タレントがCMやプロモーションから降板することは、商品イメージや社会に与える影響を考慮した結果だろう。一方で、ウイスキーを嗜む“大人の女性像”を演じられる女優は、妊娠の可能性もある年齢ともいえる。

ビールにウイスキー……各社のアルコール飲料のCMには多数の人気女優が出演しているが、その契約面はどうなっているのだろうか。2017年の「週刊女性」(主婦と生活社)によれば、アルコール商品のCM契約期間中の妊娠は“ご法度”という暗黙の了解があり、契約書に明記されている場合もあるという。2011年からアサヒビール「クリアアサヒ」のCMキャラクターを長年つとめた上戸彩も、CM契約が切れるまでは“妊娠してはいけない”と言われていたそうだ。

ちなみに、上戸は2015年4月に第一子の妊娠を発表しているが、一部スポーツ紙がスクープしたことを受け、発表時期を早めざるを得なかったという。そのためか、各媒体の記事は妊娠や出産の時期のバラつきがあった。また、ちょうど同時期にオンエアされた「クリアアサヒ」の新CMにも上戸の姿がなかったことであらゆる憶測を呼び、所属事務所が「契約が満了したので現在は出演していません。妊娠したから降板ではありません」とわざわざコメントを発表した。

CM出演は契約が長期にわたるため、出演者にはプライベートを含む自己管理が不可欠とされている。彼女らへバッシングする層が“理想”とするのは、契約中は妊娠の可能性がある行動を取らないこと、もしくはもともと出演しないこと、なのかもしれないが、そうした制限を他者に課すよう働きかけることは、結果的に自分の自由を狭め自らの首を絞めることになるのだと気づいてほしい。そもそも妊娠・出産は個人が(医療が介入したとしても)完全にコントロールできることではなく、それを書面上の契約で禁止するのは、難しいことではないか。

元東京五輪招致委のアンバサダーとして活躍した滝川クリステルは、2013年には東京五輪招致メンバーに抜擢され、その最終プレゼンでかの有名な「お・も・て・な・し」を披露して五輪招致に貢献した。そのためなのか、一部では彼女の妊娠に対して「東京オリンピック招致したんだから、責任もっておもてなししてほしい」「オリンピックでいろんな人が働いている中、自分だけ育児休暇中とか言うなよ」などと意味不明なバッシングまで沸いている。妊娠、または産休が“リスク”と捉えられ、あまつさえバッシングの火ダネになっているような状況は、残念でならない。

ちなみに小泉進次郎議員は身重の滝川を「全力でお守りする」とコメントしているほか、友人である社会学者の古市憲寿が「今は祝福されているけれど、いずれ手のひらを返してバッシングされる可能性もあるのでは」と危惧すると、「確かにそうかもね」と冷静だったという。

8日放送の『とくダネ』(フジテレビ系)で古市憲寿は、小泉議員と電話で話したといい、滝川クリステルのことを「そういうふうに手のひら返しとかバッシングがあっても、一緒にいたいと思える人」だと言っていた、と明かしていた。当人たちはこの程度のバッシングは織り込み済みなのだろう。

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