体重わずか369グラムで産声 奇跡の超低出生体重児のその後

しらべぇ

(Jacek_Sopotnicki/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)
またひとり、手のひらサイズで赤ちゃんが誕生した。「奇跡」と呼ばれた小さな命は、保育器のなかでも必死に生きようとする姿をみせて人々を感動させていたが…。

■超低出生体重児が奇跡の産声


米国アイオワ州のデモインという町で先月11日、妊娠6ヶ月、まだ妊娠23週という早すぎる時期に誕生した超低出生体重児。自宅での突然の破水に驚いた母体が病院に急行し、緊急で帝王切開が行われたという。

超早産ゆえ身長は大人の手のひらほど、そして体重はわずか13オンス(約369グラム)しかなく、赤ちゃんの命については多くが絶望視していた。しかし、その男の赤ちゃんはしっかりと肺呼吸をし、小さな産声をあげ、人々を感動させた。


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■周囲の祈りもむなしく…


保育器のなかで見せる強い生命力に、今後の成長への大きな期待が寄せられた男の子。だがアオイワ州のメディア『KCCI-TV』が伝えたところによれば、生後25日という今月5日、残念ながら天に召されたという。

母乳を吸おうとする吸啜反射 (きゅうてつはんしゃ)もあり、心肺機能、血圧など、すべてにおいて「素晴らしい」と評価されていただけに、男の子の死は両親ばかりか医療スタッフをもひどく落胆させたもようだ。

■日本で誕生した世界最小の赤ちゃんは…


昨年8月、日本の慶応義塾大学病院で体重268グラムという世界最小の赤ちゃんが誕生していたことをご存じだろうか。体重が3,238グラムまで成長した今年2月、自力でミルクを飲めること、そして合併症の心配もなくなったことから退院となり、その後も元気に成長を続けているという。

同病院の担当医師は当時、日本の超低出生体重児(1,000グラム未満)全体の救命率は約9割だと示したものの、「300グラム未満だと5割程度に下がる」と説明していた。

呼吸器官の成長過程に差があるのか、男の子より女の子の救命率のほうが高い傾向にあるといわれてきたなか、この赤ちゃんが男の子であることも大きな注目を集めている。

■どんなに医学が発展しても…


現代の医学は産科においても驚くほど発展し、今や手のひらサイズで誕生したとしても、新生児期を生き延びることに成功した赤ちゃんのその後は、最新の医療設備と技術に通じた医療スタッフが見守ってくれる。

ただし、超低出生体重児は成長を続けていくうちに健康上の問題が確認されることがあり、長期の入院と観察は絶対に必要となる。家族の心労もただではないはずだ。

やはり大切なのは、母親の子宮のなかで胎児をしっかりと成熟させること。妊娠中期のいわゆる「安定期」に入っても、決して無理をしないよう気を付けたいものだ。

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(文/しらべぇ編集部・浅野ナオミ)

当記事はしらべぇの提供記事です。

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