Galaxy Note10ファーストインプレ:少しミニなNote10は正解?

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Image: Sam Rutherford (Gizmodo)

どちらを選べばいいのか、迷いますな。

Galaxy Noteシリーズは、いつも注目を浴びる存在でした。オリジナルのGalaxy Noteは大型スクリーンのトレンドを生み出し、9世代の後にも大型ディスプレイと内蔵スタイラス、先進的なスペック、高価な価格、小ぶりなセカンドモデルなど、やはり特徴的な端末です。

そして、Galaxy Noteは選択を迫られています。Samsung(サムスン)はこれまでどおりにプロダクティビティ用途を含むパワーユーザーにアプローチするのか、あるいは別の方向を目指すのか…に関してです。

ひとまわり小さいNoteが登場


Galaxy Note10を短い時間ですが使った限り、Samsungはその両方を試みているようです。つまり、シリーズ初となる2バリエーションが登場したのです。小さなほうが6.3インチで、大きな方は6.8インチのディスプレイを搭載しています。
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Sam Rutherford (Gizmodo)

Galaxy Noteシリーズのファンにとっては、6.8インチの「Galaxy Note10+」が本来の「Galaxy Note9」の後継機種になります。Galaxy Note10+の寸法はGalaxy Note9とほぼ同じですが、ベゼルが細くなりつつ大きなディスプレイを搭載し、本体は若干軽くなっています。一方、6.3インチのGalaxy Note10はスタイラスと先進的なプロダクティビティ機能を利用したい消費者にとっては魅力的。もちろん、持ち運びやすくなっています。

Samsungは、セルフィーカメラが内蔵されたパンチホールを画面端から中央に移動させています。個人的には、セルフィーカメラが画面上部の中央に位置しているのはすこし気が散るようにも思えます。
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Sam Rutherford (Gizmodo)

Galaxy Note10+はハイエンド端末らしく、3040 x 1440ドット/HDR10+対応の有機ELディスプレイと12GBのRAM、microSDカードスロット、4300mAhのバッテリー、ディスプレイ指紋認証機能、距離をより正確に把握できるToFセンサーを含む4個のリアカメラ(メイン、ワイド、2倍の望遠)を搭載しています。

一方、Galaxy Note10は若干スペックが落とされており、2280 x 1080ドット(フルHD+解像度)ディスプレイを搭載しつつ、microSDスロットやToFセンサーはありません。RAM容量も12GBではなく8GBです。ただしmicroSDスロットがないかわりに、Galaxy Note10とGalaxy Note10+はこれまでの2倍となる256GBの標準内蔵ストレージを用意。Galaxy Note10+では512GBのストレージ容量も選択できます。

イヤホンジャックとBixbyボタン消える


そうそう、Galaxy Note10とGalaxy Note10+には、フラッグシップのGalaxyシリーズとしては初めてですがイヤホンジャックがありません。これは、全部入りのスマートフォンを求めていた人にとっては少し残念かも。
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Sam Rutherford (Gizmodo)

ジャック廃止に関して、Samsungはカメラの性能向上が重要なGalaxy Sシリーズとは異なり、Galaxy Noteユーザーはバッテリー駆動時間をもっとも重視していると表明しています。Samsungはイヤホンジャックを廃止することで、Galaxy Note10のバッテリーをわずかに大きくすることに成功したのです。とはいえ、Galaxy Note10+の4300mAhのバッテリー容量は、Galaxy S10 5Gの4500mAhのバッテリー容量よりも少なくなっています。

また、Bixbyボタンもなくなっています。もちろんAIアシスタントのBixbyはきちんと搭載されており、ロックボタンの長押しで起動できます。また、ロックボタンをカスタマイズしてBixbyの起動だけでなく、カメラアプリの起動も可能です。ただし設定によっては、電源を入れたり切ったりする手順が少し異なることもあります。初期設定では電源を切るには、Note10の通知ドロワーにある新しい電源ボタンを利用する必要があるのです。

PCの大画面でGalaxyを操作できる

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Galaxy Note10で最も注目したいのは、ソフトウェアの新機能です。何年もの間、私はSamsungの「DeX」デスクトップモードは、市場でもっとも価値が認められていない機能の一つだと思っていました。以前のバージョンのDeXは専用のドックが必要で、購入したり持ち運びたくなるようなものではありません。Samsungはその後、USB-C - HDMIケーブルだけでDeXを使えるようにしましたが、それでもこの一般的でないケーブルの持ち運びは面倒です。

そこでGalaxy Note10ではDeXがアップデートされ、標準的なUSB-CケーブルをWindows PCに接続するだけで大画面でのDeX体験が利用できるようになりました。もちろん、端末の中のデータは安全に保管されています。
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Galaxy Note10ではWindowsマシンとの互換性の向上が大きなテーマとなっており、DeXの使いやすさの向上にくわえ、Link to Windowsアプリによりワイヤレスで写真やテキストなどのデータをWindow PCと同期できます。

Sペンにも、手書きのテキスト変換機能におけるWindows関連のアップデートがくわえられています。メモ書きをしている時にその内容をデジタルテキストに変換し、保存したりテキストやメールで他のユーザーに送信したり、あるいはWordのドキュメントとして保存できるのです。
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Sam Rutherford (Gizmodo)

その他にもSペンの機能拡張としては新しい「Air Actions」があり、Sペンを振ることでスマートフォンをコントロールできます。当初はAir Actionsはカメラモードの切り替えやシーンの拡大に利用される予定でしたが、Samsungによれば開発者向けのSDKが提供されることで、これらのジェスチャーが他のアプリでも利用できるようになるそうです。

カメラもモリモリ強化


カメラに関しては、Galaxy S10で初めて搭載された強力なナイトモードに加え、Galaxy Note10では新しいビデオ機能がいくつか追加されています。まず「Live Focus Video」では動画撮影時にポートレートモードのエフェクトが利用でき、またカメラを向けてズームするだけで内蔵ズームインマイクが周囲の雑音をカットしてくれます。さらに強化された「Super Steady 」モードでは、通常動画だけでなくハイパーラプス動画でも手ブレを補正してくれます。
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Sam Rutherford (Gizmodo)

新しい「AR Doodle」も用意されており、SペンとSamsungのAR技術を組み合わせることで、空中で絵を書いたり、それを録画することができます。またこれは顔認識機能も備えているので、誰かの顔に帽子やひげを描くと、カメラを移動させてもその落書きは残り続けます。

また、Galaxy Note10ではゲーム機能も拡張。印象深かったのは「Play Galaxy Link」という機能で、これはPC用アプリを利用し、PCのゲームをWi-Fiや携帯電話回線でGalaxy Note10へとストリームできます。

端末内部にはSamsungいわく世界でもっとも薄いベイパーチャンバー(蒸気を利用した排熱機構)が搭載されており、本体の発熱を抑えてくれます。新しいGalaxy Tab S6と同様に、Galaxy Note10にはAI拡張による「Game Booster」が搭載されており、ゲームの種類によってバッテリー駆動時間を確保したり、あるいはパフォーマンスを向上させることができます。
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Sam Rutherford (Gizmodo)

なお、Galaxy Note10はアメリカではSnapdragon 855 Plusではなく、Snapdragon 855を搭載して出荷されます。匿名筋の情報によれば、Samsungは将来のスマートフォンのパーツを確保するのにあたり非常に長い時間を必要としており、Snapdragon 855 Plusは間に合わなかったんだそう。これにより、Galaxy Note10はゲーミングスマートフォンのROG Phone 2にはパフォーマンスですこし劣るかもしれません。

それでも、Galaxy Note10ではあらゆる面でパフォーマンスが改善されています。ですのでゲーマーであれ、ビジネス用途であれ、Galaxy Note10とGalaxy Note10+はその価格を受け入れることができれば、検討する価値があるスマートフォンなのです。
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Sam Rutherford (Gizmodo)

6.3インチのGalaxy Note10は950ドル(約10万円)から、6.8インチのGalaxy Note10+は1100ドル(約12万円)から販売予定。予約は8月8日の深夜から始まり、発売日は8月23日となります。また予約者はGalaxy Note10なら100ドル、Galaxy Note10+なら150ドルのクレジットを受け取れできます。

最後に、Verizon限定のGalaxy Note10+ 5Gも1300ドル(約14万円)から用意されています。残念ながらGalaxy Note10には5Gモデルはありませんが、Galaxy Note10+ 5GのスペックはGalaxy Note10+と同一となっています。

当記事はギズモード・ジャパンの提供記事です。

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