『怪談グランプリ』優勝の三木大雲住職「ライオンのような大きな猫に襲われた!」

日刊大衆

2019/8/7 20:00


 私がまだ幼稚園児だった頃のお話です。生まれ育ったのが古いお寺だったので、トイレが外の庭に面したところにありまして。ちょうど、雨上がりだったと思うんですけど、「トイレ行こう」と思って外出たら、庭にね、ライオンぐらいの大きさの猫がいたんです。

「大きい猫がいる! 怖い、食べられる!」と思ったら、その猫が私の膝のところをバッと引っ掻いてきました。実際、切れたんですよ、膝が。バックリ割れちゃって、「お母さ~ん、助けて!」って叫びながら泣きじゃくりましたね。

うちの母親も「どこで切ったんや~」と驚いて、病院で縫わなきゃいけないってなったら、うちのおばあさんが「あ、その傷は縫わんでも治る」って言うんです。すると、庭の土を膝につけて「これで、しばらくおいときなさい」って言われました。それで、なぜか治ったんですよ。

それからず~っと、子どもの頃、猫が怖くて。猫って尻尾1本なんですけど、私が見た猫は尻尾の数がすごく多い。尻尾の先が何本にも割れてる感じなんですよ。それがワ~ッと揺れる。喜んでるのか、尻尾を振ってるんです。それがね、実際見たら、引くぐらい怖いんですよ。

で、今思うと、狐だったような気もしたり……。「九尾の狐」っていうのが昔からいて、あれがライオンぐらいの大きさなんですよね。

そのときにやられた傷は今でも残っていますが、痛みとかね、本当に鮮明にリアルに思い出せるぐらい記憶に残っているんですよ。

■タピオカみたいな虫が!「怪談和尚」三木大雲の“虫出し術”は!?

 こういった霊獣や妖怪、あるいは魑魅魍魎の類いでいうと、こんな例もあります。

人とお話をしていますと、肩のあたりにシュシュッと虫みたいのが走るんですよ。で、だいたい肩のあたりに虫が走ると、もうその人は完全にイライラしてる人なんです。「あ、この人ちょっと怒ってるな」とかってなると、その虫が走ったり。あと、赤ちゃんとかはけっこう見ますね。口から虫が出てきたりします。

丸いね、タピオカみたいな虫なんですよ。実は人間、「虫唾が走る」っていうじゃないですか。あれ、そんなんですよね。「九虫」という虫がお経の中に出てきたりもするんですが、「虫の居所が悪い」ってなってくると、もうね、明らかに虫が走ってます。

この虫は体内にいて、イライラさせたり、悪さをするんです。追い払っても、また生まれるんで。でも、取りすぎると鬱みたいになっちゃうんですよ。

ウワァ~って、いっぱい出てくるときもありますね。これは、けっこう怖いです。しかし、虫が少ない人はあまり活動的じゃなかったりします。だから、むしろ虫をつけてあげたほうがいいくらい。ただ、これね、虫は取ることはできても、取った虫をつけても居着かないんですよね。

虫を払うには、これは私独自のやり方なんですが、手を見せていただいて、これでだいたい虫が走るコースが分かるんですよ。あとは、手の色とかで判断してその虫を追いやっていく。虫除けのお経を書いて虫出しをするんですね。


 あと、虫といえば、こんなこともありました。私の叔母にあたるんですけど、私が見ると顔がねずみ色なんですよ。「なんでいつもねずみ色してるんやろ」と思って近くに行くと、小さな虫が顔を覆っていました。あれは、「気持ち悪っ!」って感じでしたね。

三木大雲(みきだいうん)日蓮宗光照山蓮久寺(京都)住職。1972年生まれ。京都市の寺院の次男として誕生。立正大学仏教学部卒業。『怪談グランプリ』(関西テレビ)優勝。『奇跡体験!アンビリバボー』(フジテレビ)『お坊さんバラエティぶっちゃけ寺!』(テレビ朝日)などに出演。老若男女を通じて三木住職の法話“怪談説法”が大人気。

●『怪談(ストーリー)テラーズ』#27・8/15(木)午後11:30~深夜0:00他。

当記事は日刊大衆の提供記事です。

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