角川春樹、生涯最後の監督作『みをつくし料理帖』製作決定 主演に松本穂香

 映画プロデューサーとして数多くの名作を世に送り出してきた角川春樹が、自らメガホンをとる8本目にして生涯最後の監督作品となる映画『みをつくし料理帖』が製作されることが決定。主演を女優の松本穂香が務めることが発表された。

【写真】『みをつくし料理帖』原作書影

原作は、高田郁による同名時代小説。シリーズ累計400万部を超えるベストセラーの刊行10周年を記念して映画化が決定した。『犬神家の一族』(1976)、『セーラー服と機関銃』(1981)、『時をかける少女』(1983)など数々の大ヒット作を生んだ角川が、生涯最後の監督作として自らメガホンをとる。8月にクランクイン予定。

製作決定に伴い、メインキャスト3名も発表。主演に抜擢され主人公・澪を演じるのは、昨年ドラマ『この世界の片隅に』(TBS)で約3000人の応募者の中から5回にわたるオーディションを経て主人公・すず役に選ばれ一躍脚光を浴びた松本。澪の幼馴染・野江役には、NHK連続テレビ小説『半分、青い。』で注目を集めた奈緒が扮する。さらに、江戸の吉原で頂点を極めるあさひ太夫を守る男・又次役を中村獅童が演じる。

角川は「(原作が)が発刊されて十年、何度も映画化の話が持ち上がっては流れてきた。今になって振り返ってみると、全てが眼に視(み)えない世界によって、私が製作・監督をすることが決定されていたと思われる。過日、松本穂香の衣装合わせに同席した私の秘書は、無意識に、『澪ちゃんが此処(ここ)に立っている』と呟いた。松本穂香も運命によってスクリーンに登場する。私はこの映画に身を尽くす」とコメント。

松本は「初めは驚きましたが、いまは澪を演じられる幸せな気持ちでいっぱいです」と語り、「澪という人は、芯の強さ、周りを包み込むような優しさをいっぱいに持っている人だと思っています。そんな澪を演じることで、物語の中に流れるあたたかさを、観てくださる皆さんにも感じて頂けるように、精一杯頑張りたいと思います!」と意気込んでいる。

享和二年。大坂。幼馴染の澪と野江は「何があってもずっと一緒や」と約束を交わすが、大坂を大洪水が襲い、澪は両親を亡くし、野江とも離れ離れになってしまう。時が流れ、江戸の蕎麦処「つる家」に料理人として働く澪の姿があった。店主に助けられた澪は料理の才を見出され、女でありながら料理人として働いていた。その料理が評判になっていくある日、吉原で料理番をしている又次という男がやってきて、吉原で頂点を極めるあさひ太夫のために看板料理を作ってくれと頼む。この日を境に運命の歯車が動き出す。

映画『みをつくし料理帖』は2020年秋全国公開。

当記事はクランクイン!の提供記事です。

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