脂を食べて30kg減。逆転の発想で痩せる糖質制限ダイエット

日刊SPA!

2019/8/6 15:51

ダイエットの有効なアプローチとして注目を集める糖質制限。白米との決別や厳格な食事制限を連想してか、なかなか始める気が起きなかったり、挫折する人も多い。そこで、持続可能な糖質制限法について徹底取材を敢行。正しい知識とノウハウを凝縮した。肥満に悩む中年、必読すべし。

◆脂肪をもって脂肪を制する!ケトン体の有効活用がカギ

脂を取って痩せる。そんな逆転の発想で30㎏もの減量に成功したのは、実業家の金森重樹氏だ。

「糖質制限を始めたのはたまたまでした。4年ほど前に歯科医院の経営に携わっていたら、『糖質を取らないと口腔環境にどんな影響を及ぼすのか』という論文を目にし、自分の体で実験してみることに。すると90㎏あった体重がわずか2か月で60㎏にまで激減した。これには驚きました」

このことをきっかけに糖質制限に興味を持った金森氏は、国内外の最新の文献を読み漁り、ツイッターで情報発信を開始。今年6月には糖質制限をテーマにした翻訳本も監修するに至った。

「僕のモットーはすべて理詰めで考え抜き、実行すること。借金1億円から数々の事業を成功に導いて超富裕層に上りつめました。それはダイエットでも同じです」

そんな金森氏が提唱するのは高脂質食をメインとする糖質制限法。

「私たちは通常、食事から摂取した糖質を第一のエネルギー源としています。ところが断糖すると糖質が体内に取り込まれないため、体は糖のエネルギーをメインに扱う解糖系から脂肪酸を使う回路に切り替わる。作用機序としては断糖・高脂質にすることで、ホルモン感受性リパーゼが体の脂肪を分解して、エネルギーとして使います。

このとき分解されてできる遊離脂肪酸が肝臓の中のミトコンドリアでの代謝を経てケトン体に変わります。ケトン体は血液と一緒に全身に運ばれエネルギーとして使われます。つまり、糖ではなく脂肪をエネルギーとして使うことから自然と体脂肪が落ちて痩せる、という仕組みです」

◆糖依存から脱却するには?

現代人の食生活は糖分依存。ここで必要なのは、糖から脂への乗り換えだ。

「糖依存から脱却することが大事。しかし単に糖を抜くだけだとカロリー不足に陥って代謝が落ちてしまう。そこで必要なのが牛脂などの高脂質食なんです」

牛脂を食べるというインパクトとも相まって、ツイッターでは「#金森式」として拡散。ブラックマヨネーズの小杉竜一氏など芸能界からも挑戦者が続出している。

「目的は依存先を糖質から脂質に変えること。脳は甘いものを求めなくなるし、脂には満腹感を生じさせるホルモン『レプチン』を分泌する作用があるので満足感も得られる。牛脂を食べても血糖値は上がりません。目安は一日200g。もちろん牛脂だけでは難しいので、飽和脂肪酸とオレイン酸を含むバターやオリーブ油をステーキ、サラダにたっぷりと使ったり、マルチョウなどホルモンを焼き肉で食べるのもいいですね」

脂肪をもって脂肪を制する。逆転の発想ともいえる金森式のスーパー糖質制限。この夏、ケトン体質になってみては?

【金森重樹氏】

’70年生まれ。東京大学法学部卒業。不動産など年商100億円の企業グループオーナー。高脂質食についての発信も盛ん。『まさか! の高脂質食ダイエット』監修。ツイッター@ShigekiKanamori

※週刊SPA!8月6日発売号「新しい[糖質制限の教科書]」より

当記事は日刊SPA!の提供記事です。

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