ネガティブな感情を自分でコントロールできるスキルを身につけるには


大人はよく、動揺している子どもを見ると「ちゃんと言葉で説明して」と言います。でも彼らは、言葉の引き出しが少なくて、適切な言葉が見つからないだけかもしれません。

How Emotions are Made: The Secret Life of the Brain」の著者であり、ノースイースタン大学で心理学を教えるLisa Feldman Barrettさんは、感情の粒度(emotional granularity)について研究しています。

感情をうまく調節するために名前を定義する


感情の粒度とは感情を具体的にラベル付けする能力を指します。NPRによると、たとえばうれしくないことがあったとき、その感情に適切な名前を付けられるほど、脳は感情をうまく処理できるそうです。

このようなスキルが後天的なものであるとしたら、習得できるタイミングは幼少期でしょう。

筆者は現在6歳の娘に、ネガティブな感情をうまく調節できるようになってほしいという思いから、感情を定義する方法を教えることにしました。

そのために、イラストを多用した子ども用の辞書を買い、1日に数ページずつ読み進めています。

たとえばその中に、「悪い気持ちをあらわす言葉」というセクションがあります。

落胆:絶望的、がっかりしている。空気の抜けたボールみたいに空っぽな気持ち。

嫉妬:うらやましい、腹立たしい。他人が持っているものをほしい気持ち。

屈辱:恥ずかしい、ばつが悪い。他人から意地悪な悪ふざけをされたときの気持ち。

「怒っている気持ちをあらわす言葉」セクションには、こう書かれています。

苛々:むしゃくしゃする、イライラする。たとえば、うるさい曲を何度も聞かされたときの気持ち。

憤怒:怒り狂う、いら立つ。怒りのあまり暴れまわる牛のような気持ち。

悪意:憎たらしい、意地悪。他人の作品にわざと絵具をこぼして台無しにする気持ち。

これを続けることで、いつか学校から不機嫌で帰った娘が「自分が不安なのか落ち込んでいるのか、あるいは困っているのかただお腹が空いているだけなのか」を私に説明してくれるようになるといいなと思っています。

いえ、少なくとも彼女の心の中で整理ができるようになって、次にどうすべきか判断できるようになるといいな。

ノースイースタン大学のBarret氏はこう言います

脳が反応の準備をするためには、「サイアク」だけでない言葉が必要です。

「サイアク」という言葉には、行動の具体性が伴わないから。
Push
ドラえもん はじめての国語辞典 第2版
ドラえもん はじめての国語辞典 第2版
2,052円

感情を表現できるようになるスキルを伸ばすには?


このようなスキルを伸ばす方法は、ほかにも存在します。
  • 親が明確に区別できる形容詞を使って自分の気持ちを表現する。あなたがシチュエーションによって表現を使い分ける姿を見せることができます。
  • 感情ホイールを作る。下の例では、感情をいくつかの基本カテゴリーに分けたのち、それぞれに具体的な気持ちを書き足しているのが素晴らしいと思います。
  • 感情日記をつけさせる。
  • 登場人物が大きな感情を経験する本を読む。

「Jack's Worry」は、経験したことのない出来事にイライラする気持ちを描いた物語。

「The Snurtch」は、何かをやろうとすると立ちはだかる自分の中の怪物の話。

「Miles Gets Mad」は怒りについて考え、子どもが自らを落ち着かせるためにどうすべきかがわかる本です。

子ども向けのコツを書いてきましたが、感情のコントロールが苦手な大人でも役に立ちそうなアイデアばかりですね。参考にしてみてください。

あわせて読みたい

Source: NPR,Northeastern

Michelle Woo - Lifehacker US[原文

当記事はライフハッカー[日本版]の提供記事です。

あなたにおすすめ

ランキング

ランキングをもっとよむ

注目ニュース

注目記事をもっとよむ

あなたにおすすめ