「いだてん」第2部主演・阿部サダヲが明かす撮影秘話 “そっくり”少年役に喜びも「僕の方が…」

 NHK大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~」(日曜後8・00)の第2部(後半)で主演を務める俳優の阿部サダヲ(49)。水泳の前畑秀子らを見いだした名伯楽で、64年の東京大会招致の立役者となった新聞記者・田畑政治(まさじ)を演じている。第2部初回となった6月30日放送の第25回「時代は変わる」では、嘉納治五郎(役所広司)に「口のいだてん」と言わしめるほどの“マシンガントーク”を展開。阿部に熱演の裏側、今後の見どころを聞いた。

 

 ――第2部が始まりましたが、いきなり「口のいだてん」ぶりを発揮していましたね

 「実際の田畑さんも、何を言っているのか分からないくらいしゃべり続ける人だったそうです。でも、本当に何を言っているのか分からないと視聴者の人に伝わらないので(笑い)。なるべく『口がいだてん』という感じに見えるように、ギリギリのところまで頑張りました。考えるより先に口から言葉が出ているところを出せればと思って演じましたね」

 ――田畑さんを演じる上で参考にした史実は他にありますか?

 「歩くのが早かったり、自分の書いた字も読めないぐらいほどの殴り書きだったり…あと、料亭とかでご飯を食べた後は、必ずと言っていいほど自分の靴と他人の靴を間違えてはいて帰ってしまう人だったそうです。オリンピックのことを常に考えていたんでしょうね」

 ――演じる上で難しさを感じた部分は?

 「カメラを長回しで撮影していることが多いので、タバコに火をつけて、吸って、逆に持って『熱っ!』って言ったりするのはなかなか難しいです。“このタイミングまでに火をつけなきゃいけない”と考えながら演じているので、ある意味アスリートと同じような部分はあるかもしれませんね」

 ――田畑さんの少年時代を演じた原雄弥さんが「そっくり」と話題になっています

 「しゃべり方も含めて似せてきてくれたのかなと思っていました。僕はあまりモノマネをされるタイプではないのでうれしかったです。でも第25回で原さんが海に飛び込んで、浮き上がってくると僕に変わっているシーンがあったじゃないですか。その時に『僕の方が色白だな』って思いましたね(笑い)」

 ――第25回では、高橋是清役の萩原健一さん(今年3月26日に死去)とのシーンも印象的でした

 「初めてお会いさせていただいたのですが、やはり存在感がすごかったです。ご病気だったことは知らず、まさかもうお会いできなくなるなんてその時はまったく思っていませんでした。萩原さんはご自身の動き方などを台本にたくさん書き加えられていて、“どうしてこっちに動くのか”といった意味をすごく考えながら演じられていましたね」

 ――第2部ならではの見どころは?

 「第1部と比べると、日本のオリンピック出場選手が増えたことはかなり違うところだと思います。やっぱり選手がオリンピックを楽しんでいるというのは、すごくいいですよね。そうした第1部の時とは少し違った部分も楽しんでもらえたらいいなと思います」

 ――第1部で主演を務めた中村勘九郎さんからたすきを受け、次は阿部さんが20年の東京五輪へたすきをつなぐ番ですね

 「来年のオリンピックですが、今はまだ“それほど”の盛り上がりじゃないですか。当時(64年)も同じように“それほど”だったみたいですけど、いざオリンピックが始まるとすごく盛り上がったそうです。日本人はお祭りごとが好きだからノッてくるとすごいですし、来年はかなり盛り上がるんじゃないかなと思っています。64年の東京オリンピックのシーンはまだ撮影していませんが、きっと盛り上がると思うので楽しみです。でも、その時に田畑は組織委員会を外されているという…。そこがどう描かれるのか僕自身も期待しています」

当記事はスポニチアネックスの提供記事です。

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