「結婚式トラブル」で苦悩し続けた夫婦 出席した友人の勇気ある告発の結果

しらべぇ

2019/7/14 06:45

(写真は土屋さんより提供)
結婚式場トラブルが増えている。国民生活センターに寄せられた相談件数が、2016年度1,696件、2017年度1,505件、2018年度1,647件。

中でも解約に関するトラブルが多く、中には午前1時まで嘘の説明を含む長時間の説得が行われ、ボーとしたまま契約させられたというケースもある。そんな中、ある新郎新婦に起きた悲劇について、しらべぇ編集部は総力取材した。

■プランナーが突然変更


まずトラブルに巻き込まれた土屋さんに詳しく話を聞いた。2018年2月に最初にこの式場を訪問。模擬挙式に感動し、この式場での式を決断し、6月に正式契約した。

すると、6月まで担当してきたプランナーAさんが、契約後いきなりKさんに変更になったという。土屋さんは「最後までAさんが担当してくれるものだと思っていた」と話す。

当日の司会との打ち合わせは1回。この打ち合わせの際に土屋さん夫婦は司会に「あるお願い」をした。友人との余興の打ち合わせが、なぜか式場側の都合で実施されないというトラブルも発生。

最後はプランナーK氏と司会へのお願いも含めた最終打ち合わせを実施し、当日を迎える。

■お願いが実行されず…


土屋さんの司会へのお願いは、式で「新婦を旧姓で呼ばない」ということだった。しかし、式開始早々にこのお願いが破られる事態。この件に土屋さん夫婦はショックを受けて控室に戻った。新婦はかなり落ち込んだという。

なんとか気持ちを切り替えて披露宴がスタート。ここでも、司会へのお願いがまた破られた。「披露宴の中で、電報披露は行わない」という約束。土屋さんは事前に会社などに「電報は送らなくて大丈夫です」と告知していたため、当日式場に届いた電報は1通。

この1通のみの披露だったため、会場内がざわつき、フリータイム時に友人から「1通しか来ていなかったな」と土屋さんがからかわれたという。

■料理や飲み物でもトラブル

(写真は土屋さんより提供)
今回の披露宴は飲み放題のプランだった。しかし、メニューも用意されず、列席者がオーダーしたものが拒否される事態に。新郎新婦がコース料理とは別にオーダーした巻き寿司は、最後のコーヒーと一緒に出てくる始末。

またウエディングケーキを取り分けた数が合わずに、一部の子供たちにはケーキが配られなかった。

会場に飾られた花も事前に説明を受けたものとは、程遠いもの。指輪交換の際に使用した新婦のグローブは毛玉だらけ。これは衣装合わせの時に、「当日は新品を用意します」と説明を受けていたという。

披露宴後、一緒に新婦と宿泊した友人によると、「新婦は酷く落ち込んでいた」と話す。新婦から笑顔が消え、このショックから現在病院に通院している。

■友人の勇気ある告発




式後から土屋さんはクレームを入れて、納得できる説明を求めた。しかしその後行われた式場側の数回の説明は、到底納得できるものではなかったという。

そして、この説明に1度同席した友人のねぎさんがツイッター上に、勇気ある告発を行った。「笑顔が消えた新婦を黙って見ていられなかった」と話す。

■告発の結果は…


この告発後、展開が一変する。13日に式場の総支配人含む2名が土屋さんの地元を来県し、謝罪の場が設けられた。土屋さんによると、そこで「今回の費用を請求しないということと、プラスアルファとして海外の挙式や挙式のやり直しなどを提案された」という。

しらべぇ編集部はこの件を受けて、メルパルク仙台に二度取材の申し入れを行った。「土屋さんとは話し合いを行っている最中。これ以上はお答えできない」と回答。

親会社であるワタベウェディングは、「土屋さんに誠心誠意向き合っていく。子会社の足りないところは、しっかりとフォローしていく」と取材に答えた。トラブルが完全に解決されて土屋さん夫婦に笑顔が戻ることを切に願う。

・合わせて読みたい→結婚式の曲『糸』がなぜか『地上の星』に… 経験者が語る式場トラブルの実態

(文/しらべぇ編集部・おのっち

当記事はしらべぇの提供記事です。

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