羽生結弦の「仙台巡り」が高額転売「羽生さんもショックを受けている」 電子版もあるので買わないで

wezzy

2019/7/13 06:05


 フィギュアスケートの羽生結弦選手が登場する宮城県仙台市発行の無料観光ブック「仙台巡り」が、オークションサイトで大量に転売され、問題となっている。

「仙台巡り」には、仙台市出身で観光アンバサダーをつとめる羽生結弦が登場した特集記事が掲載。羽生が市内の観光スポットを紹介。故郷への思いを語ったインタビューも掲載されている。

仙台市は同誌を10万部発行しており、6月末には市内の商店街に特設ブースを設けて整理券を配ったうえで5000部を配布。市内の商業施設などに約1万部を設置し、7月からは市内75カ所の宿泊施設の宿泊客に贈呈していた。

しかし、同誌がさっそくインターネットオークションサイトに大量出品されていることが判明する。フリマアプリ「メルカリ」では、1,500円~4,500円の高額で出品されており、その多くが「SOLD(売り切れ)」となっている(11日正午現在)。羽生ファンの需要を見越して転売している出品者もいるようだが、もちろん羽生ファンからはこうした状況に、怒りを訴える声が多く上がっている。

仙台市は、2016年にも羽生結弦が登場する無料観光ガイドブック「週末仙台」を配布していたが、この時もネットオークションでの転売行為が横行して問題となった。こうした反省から、「仙台巡り」は整理券を用いたり、オークションやフリマサイトを主宰する各社に転売品を扱わないように依頼したりと、転売防止に積極的に取り組んでいたという。しかし、それでも転売を防ぐことはできなかった。

郡和子仙台市長は9日の定例会見で、「仙台巡り」の転売騒動について「羽生さんもショックを受けている」と言及し、転売品を売り買いしないように呼びかけた。また、15日から同誌の電子版を公式サイト上で公開する予定。転売品にわざわざ手を出す必要はないので、注意してほしい。
斎藤工の広島ガイドブックも転売餌食に
 昨今、アイドルのチケットやコンサート限定グッズのネット転売行為が社会問題化しているが、地方自治体が地域活性化のために有名人を起用して作成した無料のフリーペーパーにも転売行為がたびたび見られ、問題となっている。

広島県が発行する無料の観光ガイドブック「カンパイ!広島県」シリーズは、2014年発行のvol.1(「泣ける!広島県 広島県究極のガイドブック」)に、地元アイドルグループを前身にもつPerfumeを起用。また、2015年発行のvol.2では、地元出身の奥田民生が表紙を飾った。いずれも口コミ形式で話題を呼び、地方のフリーペーパーという域を超えて全国的な注目を集めていた。

2016年に発行したvol.3「カンパイ!広島県 広島秘境ツアーズ」は、俳優の斎藤工が表紙を飾り、広島の観光地を旅する斉藤工のインタビューやグラビアで17ページにわたって掲載された。同誌は、県内や全国各地のロフトやPARCOでも配布されたほか、WEBでも予約受付行われたが、当日朝には予定数の3000部が10分で品切れとなるほどの人気ぶりだった。

しかし、「カンパイ!広島県」シリーズも当時、ヤフオクなどネットオークションサイトへの出品が多発していた。とくに斎藤工が登場するvol.3は、数千円以上もの値がつけられて出品されるケースもあり、ファンの間で問題視されていた。

地方自治体が発行する無料のガイドブックは、より多くの人に地元の魅力を伝えて、地元の観光地を盛り上げることを目的としたものが多いはず。今回、羽生結弦を起用した「仙台巡り」もそうで、仙台市は<本市にお越しいただいた方に、市内を回遊していただくことを目的として作成したもの>と説明している。地元を思って登場した羽生結弦にとっても、本来の目的とは無関係な転売問題で注目されることは本意ではなく、悲しんでいることだろう。

当記事はwezzyの提供記事です。

あなたにおすすめ

ランキング

もっとよむ

注目ニュース

もっとよむ

あなたにおすすめ