「ジャニーズ残留か否か」恩師逝去で苦悩する中居正広……電撃決断の可能性

※画像は、StreetVJ / Shutterstock.com より

 

巨星堕つ――。ジャニーズ事務所の社長・ジャニー喜多川さんが9日、解離性脳動脈瘤破裂によるくも膜下出血で死去した。87歳だった。先月18日に都内の病院に救急搬送され、入院中も所属タレントが連日のように見舞いに訪れる中、病室で闘病生活を送りながら早期復帰にも強い意欲を見せていたが、その思いは届かなかった。

 

ジャニーズの関係者は誰もが深い悲しみに包まれているが、その一方で今後のことに気を揉む所属タレントたちも少なくない。”巨星不在”となったことでジャニーズに残留するべきか否かについて腐心しているからだ。特に中居正広はかなり悩んでいるという。

 

元マネージャーが中居にラブコールも……

 

周知の事実であるように元SMAPのメンバーである中居には水面下で現時点も移籍オファーが舞い込んでいるとささやかれている。その筆頭候補と目されているのが、元SMAP稲垣吾郎、草彅剛、香取慎吾が所属する株式会社CULENだ。ご存知のようにSMAPの元マネジャー・飯島三智氏が代表者として籍を置く会社で水面下では中居に根強いラブコールを送り続けているとの怪情報もウワサされている。

 

「ただCULENはまだまだ”大手”とは言えず、ブッキング能力は低いと言わざるを得ない」(芸能関係者)ことから、まだまだバリバリでテレビ番組に出ながら芸能活動を続けたい中居にとっては魅力薄かもしれない。そのスキを突くように他の大手芸能事務所も中居に触手を伸ばしつつあるというから、本人が移籍を決意すれば争奪戦となることは確実だろう。

 

ただ、肝心の中居本人の心情はどうなのか。元SMAPのメンバーたちの現状をよく知る民放局プロデューサーは、こう明かす。

 

「あのSMAP分裂騒動の際、中居がジャニーズに残留した理由は諸説いろいろある。ただ、その中の大きな理由の1つとしてジャニー社長に対する義理が会ったのは間違いない。元SMAPのメンバーにとって飯島氏が”母”のような存在ならば、ジャニー社長は厳格な”父”。中居もブレイクするまで手厳しく育てられ、社会に出ても恥ずかしくないような礼儀作法などをジャニー社長から事細かに叩き込まれた。だから、もちろん今も強い恩義を感じている。とはいえ、そのジャニー社長の”威光”が差さなくなってしまったら……。中居がジャニーズ事務所に残留する大きな理由も当然なくなるということです」

 

中居の契約更新は来年6月だが……

 

そのコメントを象徴するかのように、ここ最近の中居には「かなりのノイローゼになっているのではないか」との指摘も飛び交う。芸能評論家兼スポーツライターの後藤茂喜氏が「これは私が仕事をしている某スポーツ紙の編集内部に寄せられたばかりの極秘情報ですが……」と前置きし、こう続ける。

 

「一年契約の中居は一部メディアでも報じられたように今年早々と契約更新の意思を表明したとみられている。ジャニーズの所属タレントは基本的に毎年9月、契約更新の時期を迎えるが、暗黙の了解で遅くともその3か月前までの6月中に意思表明をしなければいけない。ただ、それはあくまでも『暗黙の了解』であって予期せぬ”不測の事態”等が発生すれば、それも一旦白紙に戻されるケースがあるというのです。今回のジャニー社長死去は、まさにその”不測の事態”。業界内での多くの見立てとして中居の次の契約更新は自らの意思表明の時期となる来年6月だが、一部の有力な芸能関係者たちが『いや、最大の恩師・ジャニーさんの逝去によって今年の契約更新も事実上リセットされ、分からなくなった。彼の去就は現時点でかなり不透明になったといえるのではないか』と声をそろえているように『今後1~2か月がヤマ』と見る向きも少なくない。中居がジャニーズからの退所を決意すれば、それこそ引く手数多だろうが、そうなれば古巣のジャニーズと”絶縁”することになる。しかし、それも彼にとってはやむなしなのかもしれない。ジャニー社長の後釜となって事務所の経営のバトンを引き継ぐのは、中居とは何かと”犬猿の仲”と目されている藤島ジュリー景子氏。中居の本音は『ジュリーさんだけはどうか勘弁してほしい』でしょう。そう考えると、契約更新で『NO』を突きつけるのではと思われるが、そうスンナリいきそうもない。実は意外にもジュリー氏が中居を懐柔しようとしているからだ。中居まで退所するとなれば、タダでさえゴタゴタ続きのジャニーズのイメージはさらにダウンするのは必至。次のトップとなるジュリー氏としてもそれだけは避けたいという思いがあって、中居を干すどころか今まで以上のVIP待遇……、つまりは幹部候補クラスのポジションを用意すると今年初めあたりから本人に示唆していたと聞く。とはいえ、その甘い言葉もどこまでが本当かは不透明だ。それもあって中居は以前から自身の去就について悩みに悩んで疲れ切っていたが……。そういうタイミングでジャニー社長逝去の悲報が舞い込んで来たことで激しく動揺している。憔悴しきっていることから、激ヤセ疑惑まで浮上しているそうだ」

 

中居は20日に放送されるテレビ東京出川哲朗の充電させてもらえませんか?』のロケに参加。プライベートでも仲のいい出川から直接の出演オファーを快諾した背景には電動バイクでツーリングの旅に出ることで、去就について思い悩む心を癒そうと考えたのかもしれない。しかしながら、その後「父親」とも言うべきジャニー社長がこの世を去り、計り知れないショックによって再び深い心労にさいなまれているようだ。中居の動向と決断が注目される。

 

WRITER

  • 四海方正
  •        

  • 芸能、スポーツをメインに取材活動を続けているライター

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