根性焼きで彼への愛を証明。体を張った女子大生の恋の結末は…

女子SPA!

2019/7/7 08:47

 いつの世もうまくいかないのが男と女。

はるか昔、女が髪や爪など体の一部を想い人に送ったという歴史があるそうだが、現代にもそんな体を張った愛の証明をする女性がいるらしく…。

◆バイト先で出会った彼氏にゾッコン。気づけばほぼニートに…

恋愛で体を張った経験があるという吉田直美さん(仮名・28歳・事務職)は、元AKB48の大島優子似。明るく染めたロングヘアに、八重歯がチャーミングな女性だ。

「もともとすっごく寂しがり屋で、彼氏ができたら四六時中一緒にいたいタイプなんですよね。それは今もあんまり変わってないけど、学生時代は特にそれが顕著で。あの時、あやうく恋愛で身を滅ぼすところでした」

今からさかのぼること8年前、保育士をめざし都内の大学に通っていた直美さん。学費を稼ぐためにバイトをしていたカフェで当時の彼氏と出会った。

「彼は2個上の大学生で、芸能人でいうと松田龍平似かな。それまで地元のバカな男とばっかりつるんでたから、知的な感じがすごく印象的で。

あっちも私みたいなタイプが初めてで、新鮮だったみたい。話しているうちにすぐ意気投合して付き合うことになりました」

家も近所だったことから、直美さんは毎日彼氏の家に入りびたるように。

「朝は彼の家からお互いの学校に通って、放課後バイト先で会って。

バイト先には付き合っていることを公表してたので、一緒のシフトに入れてもらったりしてました。バイト終わりは手をつなぎながら彼の家に帰って…。人生で一番幸せな時間でした」

ところが半年をすぎたあたりで、幸せな時間に変化が。

◆彼に会いたい一念で大学を休みがちになりバイトを辞めた

「時が経つにつれて学校の課題や実習も増えて、テストに向けての勉強や、朝早い授業を取らないと進級が難しい状態になりました。

彼も大学のサークル活動や、飲み会で家を開けることも多くなって。バイト先の人材不足でバラバラの時間に働くことが増えました」

寂しがりやの直美さんは一緒にいる時間が減ったことが耐えられなかった。。

「だんだんと学校に行かなくなりました。特に朝早い時間の授業。バイトも彼に会えないなら意味がないから違うバイトにしようと思い、どちらも辞めてしまいました…。

別に進級できなくてもいいじゃん、むしろ退学になったらこの際“もう彼の奥さんになっちゃおう!”って」

彼と一緒にいる時間を確保するために学校に行く時間を激減させた直美さん。彼も喜んでくれると思ったが、期待していたものと真逆の反応をしたという。

「“保育士になるために一生懸命な直美が好きだったのに、そんな無気力な直美は愛せない”と言われてしまいましたね…。

その言葉を聞いて“ヤバイ!”と思い、とりあえず生活費だけでも稼ごうと時給のいいスナックでバイトをすることにしました」

彼氏と過ごす時間を作ろうと思って、バイトに行く時間も授業を受ける時間も削減したのに、夜の仕事をすることになり、結果彼と真逆の時間帯で生活をすることになってしまった直美さん。

そこから気持ちはすれ違い始め、ついに直美さんは彼から別れを切り出されてしまったといいます。

◆大好きな彼への最後の悪あがき、“根性焼き”

「彼から“話がある”ってメールが来たのが、スナックでのバイト中で。嫌な予感がしたので“お客さんのタバコを買ってくる”と店を抜け出しました」

夜の公園で待ち合わせをした二人。キャバドレスのまま店を飛び出してきた直美さんを前に、彼は冷静に“他に好きな人ができたから別れたい”と言ったそう。

「その相手が、私も知ってるカフェのバイト仲間の女の子で。私の相談をしてるうちに、相談相手の女の方を好きになっちゃったって言う、まあよくある話ですよね。

でも当時の私は許せなくて、“そんな女より私の方がずっと彼のことが好きだ”と訴えるために体を張る事にしたんです」

その時直美さんがポケットから取り出しのは、客用に購入したタバコ。接客用に持っていたライターで火をつけ、あろうことか自らの腕に押し付け、“これが私の気持ちだから、見ておけ!”と絶叫した。

「今から思うと、なんで根性焼き?って思うんですが…(笑)。あの時は頭が真っ白になって、想いを訴えるための手段がそれくらいしか思い浮かばなかったんですよね。こんなに私が体を張ってるんだから戻ってきてくれるだろう…と思って彼を見たら、今までで一番ドン引いてましたね」

彼は絆創膏(ばんそうこう)を買ってきてくれたそうだが、その後直美さんに連絡をしてくることは二度となかった。

「別れた後“このまま進級すらできなかったら、もう私何もなくなっちゃう”って思って、そこからは真面目に学校に行くようになりました…。スナックのバイトは結構長く続けましたけどね。

今でも彼氏ができると依存してしまいがちで、ついつい仕事に行きたくなくなったりしちゃいます(笑)。気を引き締めないと、恋愛で人生変わっちゃうかもしれないから気をつけないとって思ってます」

タバコを燻(くゆ)らしながら少し寂しそうに語った直美さん。どうかそのタバコを再び腕に押し付けることがないように願うばかりである…。

―シリーズ「恋に狂ったワタシ」―

<文/桜トン吉 イラスト/真船佳奈>

当記事は女子SPA!の提供記事です。

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