親の遺品整理、悪徳業者に騙されるな。高値で売れる意外なモノは?

日刊SPA!

2019/7/6 15:54

 必死に働いて築いた親世代の資産。総務省データによれば70歳以上の人の平均貯蓄額は2249万円に上り、その多くはいずれ子供や孫に相続されることになるだろう。親が亡くなってから行う重要な作業のひとつが遺品整理だ。価値を知らずに処分したり、悪徳整理業者に買い叩かれたりすることを防ぐためにも、最低限の知識は持っておきたい。

◆思わぬお宝が潜む! 遺品整理はココを見ろ

遺品整理士認定協会理事長の木村榮治氏に、見極めるコツを聞いた。

「食器棚や箪笥、ベッドといった家財道具は、あまり値段がつかないうえ、処分するのにもお金がかかります。パソコンも次々に新機種が出るので、部品にバラしてジャンク品扱いにできる程度。また、農家や家庭菜園をやっている場合は、業務用の農薬にも特別な処理費用がかかるので注意が必要です」

では、気になる価値の高い遺品はというと……。

「最近ではお酒ですね。製造が終了した国産ウイスキーは3万円ほどになります。外国人の間での人気が高く、海外ではさらに高値で売れるので、一本数十万円になる可能性もあります。オークションサイトなどに出品してみるのもいいかも」

家電のなかでは、液晶テレビは製造5年以内のものであれば5万円ほどの値段になるそう。

「洗濯機も価値が落ちにくいです。時期によって値段が変動するのは、エアコンや扇風機。売るならハイシーズンまで待ってみるのもいいかもしれません。意外なところでは、ガラケーも高齢者からのニーズが高く、中古でも値段がつきやすいです」

また、趣味に関するアイテムも見極めるのは難しいが、高額になりえるのだとか。

「例えば釣り竿です。一見すると、ボロボロに見えるものが、実は貴重な竹を使っていて、5万~6万円で売れることもあります。オーディオ機器は基本的には新しいほうがいいのですが、レコードプレーヤーとスピーカーは同年代のものを組み合わせたほうが音質的にいいので、古いものを探すマニアもいます」

では、最後に一番高値で売れる可能性のある遺品は?

「刀剣です。黙って持っていると銃刀法違反になるので注意が必要ですが、証明紙がついていて、作者の名前が彫られたものは価値が高く、一本100万円になることもあります」

親が亡くなってからの無駄な作業を減らすためにも、大まかな価値を把握しておこう。

<新しいほうが高く売れるもの>

液晶テレビ……相場最高額約5万円

製造5年以内であれば大きく価値が落ちることはない

ブランド財布……相場最高額約10万円

新しい製品は流通が早いので高額になりやすい

貴金属……相場最高額約10万円

古くても高額になりやすいのは18金や24金だけ

携帯電話……相場最高額約3万円

スマホはSIMフリーのもの。ガラケーは高齢者に人気

<意外と高く売れるもの>

国産ウイスキー……相場最高額約3万円

完全終売のものは海外でさらに高く売れるケースも

レコードプレーヤー……相場最高額約3万円

アナログ人気が沸騰しているので今後はテープにも注目

限定ブランド衣服……相場最高額約5万円

傷んでしまうので限定品や製造期間が短いものに限る

日本刀……相場最高額約100万円

証明紙があり、製造者の名前が彫ってあると高値に

【木村榮治氏】

遺品整理士。一般社団法人遺品整理士認定協会理事長。同協会設立後、現在までに約2万8000人の遺品整理士を誕生させてきた。著書に『遺品整理士という仕事』(平凡社)

― 老親のお金を守れ! ―

当記事は日刊SPA!の提供記事です。

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