令和元年のウルトラマンを演じるニューフェースの思いにせまる! 『ウルトラマンタイガ』工藤ヒロユキ役・井上祐貴インタビュー

SPICE

2019/7/6 10:00


昭和・平成、そして令和と三つの時代を超えて愛される国民的ヒーロー番組『ウルトラマン』シリーズ。その令和元年を飾る新時代のウルトラマンとして注目を集めているのが、7月6日よりテレビ東京系にて毎週土曜日・午前9時より放送がスタートする『ウルトラマンタイガ』だ。

「三体のウルトラマンの競演」や「主人公はウルトラマンタロウの息子」といった話題で、あらゆる世代の『ウルトラマン』ファンから注目を集める本作で、三体のウルトラマンとともに戦う主人公・工藤ヒロユキを演じるのが、昨年デビューしたホリプロ期待の新人・井上祐貴だ。新たなウルトラヒーローの一翼に加わるニューフェースはいったいどんな人物なのか、そして気になる『ウルトラマンタイガ』の内容についてなどをたっぷり語ってもらった直撃インタビューをお届けしよう。

役者としても初めて長期で臨む作品です

撮影:大塚正明
撮影:大塚正明

――2018年にブロードウェイミュージカル『ピーターパン』と映画『ニセコイ』でデビューされたということで、連続テレビドラマの主演はこれが初めてということになりますが、その意気込みをお聞かせ下さい。

映像の仕事は映画の『ニセコイ』しかなかったんですが、映画の撮影期間は一ヶ月弱で、僕はほんの数日しか参加していなかったんです。それに比べると2クールの連続ドラマとなる『ウルトラマンタイガ』は、初めから「長い撮影の間よろしくね」と団結している感覚が現場のキャストやスタッフみんなから感じられましたし、「長期間お世話になる方々なので一緒にがんばろう」という気持ちが一層わき上がってきたのが印象強いです。

――井上さんが演じる主人公「工藤ヒロユキ」について、井上さんはどのような思いを乗せて演じられていますか?

ヒロユキは民間警備組織E.G.I.S.の新入社員で、僕も役者を初めて二年目のまだまだ新人なので、ヒロユキは自分自身と重なる部分が多いです。わからないことばかりですが、わからないままに突き進んでいく感じで、そのまま自分の気持ちを乗せて突っこんでいける役を与えていただいたと思っています。

――初めての連続ドラマを共に作りあげていく共演者の方々とは、現場ではどのように接されていますか?

E.G.I.S.でのヒロユキの先輩になる宗谷ホマレ役の諒太郎さんは、ヒロユキとコンビを組んで劇中で一緒に行動することがいちばん多いんで、撮影の日は基本二人一緒なんですよね。ですから作品のことはもちろん、プライベートのことも話す機会がたくさんあります。人としても尊敬できる方なので、撮影の中で日々刺激をもらっています。

E.G.I.S.社長・佐々木カナ役の新山千春さんは、ほぼE.G.I.S.のシーンの撮影でしか一緒にならないのですが、やっぱりいるといないでは現場の雰囲気が全然違うなって感じますね。みんなのお母さん的な存在でいてくれるので、いてくれることですごく安心感があります。

旭川ピリカ役の吉永アユリちゃんも、新山さんと同じでE.G.I.S.のシーンで一緒になることが多いんですが、共演者の中では一番僕と年齢が近くてひとつ違いなんです。世代的にも話しやすいし、よくしゃべる子なので、妹とまではいかないですけど友達感覚で接することができて楽しいですね。

――『ウルトラマンタイガ』では、劇場版『ウルトラマンR/B』に登場した謎のウルトラマン「ウルトラマントレギア」が敵として立ちはだかるのも話題ですが、ウルトラマントレギア=霧崎役の七瀬 公さんとは、やはり劇中でも絡むことは多いのでしょうか?

話の序盤では霧崎とヒロユキと絡むシーンがないので、七瀬さんと現場であまり御一緒したことが無いんです。今撮影しているエピソードあたりから絡み始めたところなんです。『ウルトラマンタイガ』のクランクインは三月辺りだったんですが、やっと最近同じ画面に二人が写るようになりました(笑)。
撮影:大塚正明
撮影:大塚正明

本当に共演者かな?って思ってたくらい現場では入れ違いばかりで、新しい台本が来ても「まだ一緒にならないな」というのが続いてて。やっと最近になって霧崎=トレギアががっつり絡んでヒロユキと対立するようなシーンがだんだん増えてきて。一緒のシーンがないとしゃべる機会も無かったんですが、七瀬さんが関西出身で僕も大学が関西だったので、地元のことで盛り上がったり、話しててふと関西弁が出てきたり、歳も近いので休憩中は話が弾んでいます。

――シリーズ監督を務められている市野龍一監督とは、現場ではどのようなお話をされていますか?

初めてお会いした時に思ったのは、本当に『ウルトラマン』が好きな方なんだなということでした。特に怪獣が可愛くて仕方ないといった熱を持っているなと。市野監督は第1~3話を担当されていて、初変身したタイガと怪獣が意思を交わすようなシーンがあるんですが、その時の演出の熱の入れようが尋常じゃなくて(笑)。だから僕も監督のウルトラマンシリーズ愛を感じながら、演技について「もっとこうするのはどうですか?」と相談しながら撮影に挑めるので、本当に楽しいですね。

ウルトラマンタロウの息子としての意識は?

撮影:大塚正明
撮影:大塚正明

――『ウルトラマンタイガ』は主人公が「ウルトラマンタロウの息子」ということで、昭和からのウルトラマンのファンからも注目されていますが、そういう点でのプレッシャーとかはありますか?

まだ放映がスタートしていないので何とも言えませんが、現時点ではそういう期待が良いプレッシャーや緊張感になって現場を楽しめていると思います。クランクインした頃はガチガチに緊張していて、その頃から一緒に演じることの多い諒太郎さんとかも最近は「だいぶ変わったなあ」って言ってくれるようになりました。自分では分からないのですが、ちょっとずつ成長しているのかなと。スタッフや共演者の皆さんと仲良くしてもらっているので、楽しい雰囲気のある現場で日々がんばらせてもらっています。

――井上さんは『ウルトラマンティガ』で16年ぶりのウルトラマンがテレビシリーズが復活した1996年にお生まれになったとのことですが、ご自身で初めて見たウルトラマンやその思い出などはありますか?

生まれた歳のウルトラマンということもあってか、両親が『ウルトラマンティガ』を録画してくれていて、物心がついた時には『ティガ』や『ダイナ』を観ていた記憶があります。幼少時、様々なヒーロー物に触れさせてもらっていたんですが、いちばん印象強くハマっていたウルトラマンシリーズとなると『ウルトラマンコスモス』(2001年放映・主演:杉浦太陽)ですね。

――タイガの父親である『ウルトラマンタロウ』は改めて映像をご覧になったりしましたか?

もちろん『ウルトラマンタイガ』が決まった時に観ました! その時は『ウルトラマンタロウ』としてしか見ていなかったんですが、クランクインして実際にアクションしているタイガを見たりすると、「あれ? このポーズはタロウと同じ??」というところに感動しました。なので、戦う時の動きや光線を出すポーズもタイガはタロウに通じているんだなという楽しみ方で、僕は『ウルトラマンタロウ』を見ていますね。

――井上さん演じる工藤ヒロユキはシリーズ初となる三体のウルトラマンに変身することになりますが、井上さんから見たそれぞれのウルトラマンの魅力などはどんなところでしょう?

それぞれ全然違ったタイプのウルトラマンなので、見る人の好みはあると思うんですが、それぞれの良さがあるんですよね。例えばウルトラマンタイタスは見た目そのまんまの力持ちタイプなんですが、とても誠実、且つ優しい心の持ち主で言葉遣いも紳士的で。そういうギャップがあるところが人気出たりするのかなぁと。

ウルトラマンフーマは忍者を意識したような素早い動きや仕草が特徴的なのですが、タイタスと比べると口調がちょっと荒いんですよね。ちょっとSっ気が好きな人好みの憎めない感じも出てて、現場だと“腐女子に人気出そうだな”と言われてますね(笑)。

ウルトラマンタイガは本当にド直球な正義のヒーローって感じで、ヒロユキとはバディとしてやっていく中で、心を通じ合わせたり口喧嘩したりといった会話劇も多いので、そこは見所だと思います。

――元号が令和になって初めてのウルトラマンということで、シリーズ的にも新たな区切りとなる作品だと思いますが、井上さんからのオススメしたい見所は?

タロウの息子ということもあって、見ていただける世代によって見所は変わってくるんじゃないかなと思ってます。タロウ世代のファンの方にはタロウを思わせる仕草やアクションが組み込まれているのを見て「やっぱりタロウの息子なんだ!」って燃えてもらえると思いますし、子どもからすると変身アイテムがシンプルにすごく格好いいなと思うし、常にキーホルダーとして身につけているんですよね。僕も子ども達に「こんな風になりたい!」と思ってもらえるようにがんばっているので、変身アイテムも「ヒロユキが付けているなら僕も付けたい!」と思ってもらえたらいいですね。あと霧崎以外のキャストが揃うE.G.I.S.のでのシーンとかもすごく雰囲気がいいので、そういうのを感じとってもらえたらすごく嬉しいです。
撮影:大塚正明
撮影:大塚正明

――『ウルトラマンジード』では父と子、『ウルトラマンR/B』では家族の絆という、大人のファンや子どもと一緒に見る親御さん達も楽しめるドラマにも力が入ってましたが、そういう部分での井上さんが思われる『ウルトラマンタイガ』はどんな作品でしょうか?

ストーリーは一話完結で、毎回色々なゲストの宇宙人とのドラマが描かれていくんですが、そこで「俺達は地球人だ」といって戦ったりするだけじゃなく、宇宙人との絆を深めていく展開のドラマが描かれていくんです。それを子ども達がヒロユキと同じ目線で見てくれるのがひとつの見方としての正解なのかなと、市野監督と話したりしています。

物語の中でヒロユキは、E.G.I.S.の仲間から間違っていることはすぐに「間違ってる」と言われるキャラクターなんです。だから正しいことには熱くグワーっといくし、間違っていることに気づいたらすぐ方向を変えようとする、そうやって成長していくヒロユキの姿を全25話を通して見ていただけると嬉しいですし、その成長は役者としての僕の成長でもあると思うのでぜひ見守っていてください。
撮影:大塚正明
撮影:大塚正明

――まだデビューして間もない井上さんとしては、今回の『ウルトラマンタイガ』全25話を通して、どんな俳優になっていきたいと思っていますか?

この先「こういう風になりたい」と思っている目標はもちろんあります。でも今回の『タイガ』を通しては、全25話をやりきった時に、僕が子どもの頃に見た『ウルトラマンコスモス』の杉浦太陽さんが好きだったと今でも記憶に残っているように、「タイガ、面白かったよね」「井上祐貴、めちゃめちゃ良かったよね」って言われ続けることが目標のひとつですね。ひとつでも見ている人の心に残るようなシーンが残せればなと思っています。今後の役者人生を重ねる中でも、僕は『ウルトラマンタイガ』の工藤ヒロユキというヒーローを演じたんだと思い続けて、地に足を着けた活動をしていきたいと思います。

――最後に『ウルトラマンタイガ』の放映を待ち望んでいるファンの皆様へのメッセージを。

一緒にがんばるE.G.I.S.の仲間や、コンビを組むホマレ先輩やタイガ達。そしてそれぞれの絆が物語を通して深まっていく様子、タイガを通して見えてくるタロウとの繋がりなど、見所はたくさんあるので、ぜひ放映スタートを楽しみにしていてください!

取材・文:斉藤直樹 撮影:大塚正明

当記事はSPICEの提供記事です。

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