中澤佑二が語る 「大好きな先輩」楢崎正剛と「天才」中村俊輔

TOKYO FM+

2019/6/13 17:50

藤木直人、伊藤友里がパーソナリティをつとめ、アスリートやスポーツに情熱を注ぐ人たちの挑戦、勝利にかける熱いビートに肉迫するTOKYO FMの番組「TOYOTA Athlete Beat」。6月8日(土)の放送では、サッカー元日本代表・中澤佑二さんをお迎えしました。



(左から)中澤佑二さん、藤木直人、伊藤友里

中澤さんは埼玉県出身の41歳。高校卒業後にブラジルへ留学。1998年、ヴェルディ川崎(現・東京ヴェルディ)に練習生として加入し、翌年にプロ契約。2002年に横浜Fマリノスへ移籍。不動のセンターバックとして、J1歴代3位の593試合に出場し、日本代表では歴代6位の110試合出場。2000年シドニー五輪、2006年ドイツW杯、2010年南アフリカW杯に出場し、今年1月に引退を発表しました。

◆サッカー選手で唯一、連絡先を交換
藤木:プロ生活20年間、本当にお疲れ様でした! 引退発表した1月8日(火)は、中澤さんがサッカー選手で唯一、連絡先を知る盟友で元日本代表 GK楢崎正剛さんと同じ日でした。これは、偶然だったんですか?

中澤:2018年の12月末には、ナラさんと連絡を取っていまして。僕の方はまだ発表する日が決まってなかったんですけど、ナラさんは“1月の8(日)とか9とかぐらいに、ちゃんとやろうかな”っていう話をしていたんです。僕は僕でマリノスの方との関わりがあったので、マリノスと話をしていたら“1月に発表して欲しい”と言われたので“じゃあ8日”で、と言ったんです。

同じ日に引退発表したら面白いんじゃないかなって思ったのと、尊敬している大好きな先輩なので、同じ日に発表するのもいいのかなって思ったんです。

藤木:チームメイトでありながら皆ライバルという思いもあって、連絡先は交換されてないんですか?

中澤:そうですね。僕は基本的には、サッカー選手とはなるべくプライベートで仲良くすることを避けてきてたんです。ただナラさんだけは、代表の時からすごく僕の面倒を見てくれた人で、しかも同じAB型なので、馬が合うというか、僕の考えていることを理解してくれますし、ナラさんの考えてることもわかるんです。

僕のサッカーに対する24時間の使い方も、ナラさんは理解して一緒に付き合ってくれるので、気を使わないでいられる唯一のサッカー選手ですね。なので、ナラさんとならプライベートも一緒にいても大丈夫かなと。

◆ミスターストイック「呼ばれてない(笑)」
藤木:波瀾万丈のサッカー人生を振り返っていきたいのですが、ゴンさん、中山雅史さんに「ミスターストイック」と呼ばれていたんですか?

中澤:呼ばれてないです(笑)。中山さんの方がストイックにやっていると思います。僕はそういうイメージ作りをしただけで、そんなにやってないですよ。ストイックっていうイメージがついているのは、おそらく、お酒を飲まないとか、タバコを吸わないとか、夜の街に繰り出さないとか。そういったことなんじゃないかな、と思いますけどね。

藤木:サッカー選手は人気がありますし、遊びに行かれる方もいるわけじゃないですか。

中澤:いますいます。でもそれは悪いことじゃないですし、自分へのご褒美ってことで、週1回お酒を飲んだりするプレイヤーもいますから。ただ、僕の場合は24時間、1週間、1ヵ月、引退するまでは、サッカーのためにやっておかないと、若手に抜かれてしまうとか、ライバルに勝てないとかっていう“危機感”があったんです。

みんながお酒飲んでる時に、自分は早く寝て体を整えて、ちょっとでも差を埋めるというか(差を)広げるというか。もともとサッカーが下手くそだったので、どうやってたら上手くなるのかをずっと考えていたんです。グラウンドでは、みんな全力でトレーニングするので、グラウンド以外のところの努力というか、サッカーに対して真剣に取り組む時間を増やせば(上手くなれるのでは)と。“塵も積もれば山となる”と言いますし、最終的にはケガをしない体とか、風邪をひかない体になっていくことで、監督に使ってもらえるんじゃないかなって思ったんです。

◆長友、長谷部は「ストイック」
いつでも元気な奴って、監督が好きなんですよ。ケガもしないし風邪もひかないから“常にコイツはこっちのメンバー入れておこう”っていうのも、監督の話としてあったので、僕はそちらで勝負したいとなって思いましたね。

藤木:サッカーって、90分間ずっと走っているわけじゃないですか。コンディションや(選手)生命(にも関わってきます)。そう考えると、24時間サッカーのこと考えて生活をしている中澤さんが代表まで上り詰めたのも、なるほどなって思いますよね。

中澤:今現在も、特にそういう選手たちが選ばれてますよね。

藤木:ストイックさをどこか持っていると。

中澤:そうですね。長友や長谷部なんかもそうですけど、彼らがすごくいい情報を発信していますし、それを若い子たちが見習ってやってるので、今、代表っていうのは、そういうところ(ステージ)になってきていますね。ただ上手いだけじゃなくて、コンディションのことに関しても、しっかり真剣に考えられる奴が集まってるのかなと思いますね。

◆「見ているだけで、ご飯が食べられる」
藤木:中澤さんといえば“ボンバーヘッド”。ヘディングシュートのイメージがありますが、2014年J1 第14節の川崎フロンターレ戦で中村俊輔選手からのコーナーキックで、ペナルティーエリアの外からロングのボレーシュートを決めました。この時、中村選手は「あっヤバい……佑二のところにいっちゃった……」とつぶやいていたそうですが、これは本当ですか?(笑)

中澤:本当です(笑)。

藤木:中澤さんはフリーだったわけじゃないですか。中村選手は狙って出したんじゃないですか?

中澤:狙って蹴ったのは、狙ったらしいです。ただ、僕ってわからなかったらしくて。とりあえず、良いところにフリーがいるな、って蹴った瞬間に「あ、ヤベー」って感じだったらしいです(笑)。僕は基本的には、そういったところでの信頼はゼロだと思います(笑)。

藤木:でも、見事なボレーシュートを決めましたよね

中澤:スタジアムにいる全員がビックリしたと思います(笑) 信用してる人は誰もいなかったと思う。チームメイトですら、僕のシュートが入った瞬間に笑ってましたからね。笑いが起きるゴールってなかなかないですよ(笑)。あそこで正確に蹴れるっていうのが、俊輔のキックの精度の高さというか。

藤木:中村選手には、驚かされることもたくさんあるんじゃないですか?

中澤:試合でもすごいなって思うんですけど、練習はそれ以上にすごいですからね。練習を見た方がいいです。フリーキックもシュート練習もそうなんですけど、シュートが日本で1番上手いです。

ピッチャーでいうと、全部の球種を狙ったところに全部に投げられるみたいな。インサイド、アウトサイド、トゥキック……。ボールの軌道もキレイな弧を描いて(ゴールに)入るんです。右も左も上も下も全部使い分けられるので、見ているだけで本当にご飯が食べられます(笑)。

次回6月15日(土)の放送も、引き続き中澤さんにお話を伺います。お楽しみに!
 
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<番組概要>
番組名:TOYOTA Athlete Beat
放送日時:毎週土曜 10:00~10:50
パーソナリティ:藤木直人、伊藤友里
番組Webサイト:http://www.tfm.co.jp/beat/

当記事はTOKYO FM+の提供記事です。

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